March 21, 2005

当たり前のように歩道を走る

歩行者優先自転車が歩道をビュンビュン走っているのは、世界の国の中でも珍しいことなのだそうです。そもそも歩道など整備されていない発展途上国は別ですが、先進国ではあまり例がないと言います。元はと言えば、高度成長期にクルマの台数が急激に伸びて交通事故の死者が急増したので、やむをえず歩道を走らせるようにしたのが始まりです。


あくまでも緊急避難的な措置だったはずなのですが、以来そのままになってしまっています。そのおかげで自転車は、歩行者からもクルマからも邪魔者扱いされるような、どっちつかずの立場になってしまっています。道路交通法からすれば、軽車両ですから車道を走るべきですが、「自転車通行可」の歩道があるのだから歩道を走れと、まことに曖昧で中途半端なことになってます。

車道を走ると、特に都市部や幹線道路では、排気ガスの黒煙を浴び、ギリギリをすり抜けられて怖い思いをし、駐車車両などがあって走りにくいのも確かです。歩道を走れば走ったで、もちろん歩行者優先ですし、放置自転車や障害物なども多いし、段差もあるし、やっぱり走りにくいことが多いです。

その一方で、場所によっては全く無駄な高速道路が平気で造られています。地元の人でさえ意味がないので走らないばかりか、救急車ですら国道のほうが速いので使わないという笑えない道さえあるそうです。そんな金があるなら、つくづく自転車レーンの整備をして欲しいと思ってしまいます。

わざわざ、土地を買収して造れなんて言いません。ちょっとずつ歩道と車道を削って出来ないものでしょうか。それに、こう言ってはなんですが、散々道路を掘り返して工事ばかりしている(ように見える)のですから、そのついでに専用レーンを造るぐらいワケないでしょう。

確かにクルマの走る道路は経済波及効果も大きく、大切な社会基盤です。それに比べ自転車道なんて無くても困らない、というのが一般的な考え方だとは思います。しかし、これだけ日本も豊かになり、社会資本の蓄積も進んできたのですから、人々の生活に密着した部分、生活の質的向上面のインフラの整備をもっと増やしてもいいのではないでしょうか。

つい先日も、新聞の社会面の隅に小さな記事が載っていました。取り立てて珍しくもないのでしょうが、歩道(坂だった)をよそ見しながら下ってきた、自転車の中学生がお年寄りにはねて、死なせてしまったというものです。死亡事故ですら、よそ見という要素がなかったら、載ったかどうかというほど小さな記事でした。ましてや怪我だけなら自転車と歩行者の事故など、ほとんどニュースにはならないでしょう。でも、実際には数多く起きてます。

もっと安全、快適に走れる自転車専用道(又はレーン)があれば..自転車に乗る人なら誰もが一度は考えると思います。もしあればありがたい、という願望でなく、市民として、納税者として、もっと整備を要求しても良いのではないでしょうか。もしかしたら明日にも、あなたやあなたの大切な家族の身に事故が起きてもおかしくないのですから。




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