March 28, 2005

クルマ側のリスクとメリット

歩道も通りにくい歩道もないような狭い道路では、自転車も車道を走らざるを得ませんが、クルマに乗っている人からすれば、邪魔に思えるでしょう。遅い自転車は特にです。速くても信号待ちのたびに追いつかれて何度も追い抜かなければならず、イライラしている人も見ます。広い道路ならともかく、自転車をよけるにも気を使う幅の狭い道路なら、その気持ちもわからないではありません。


狭い片側一車線の道路などで、反対車線も混んでいたりすると自転車の後をクルマが数珠つなぎになってしまうこともあります。軽車両にも道路を通る権利はあるわけですが、あまりに速度が違えば、腹立たしく思う気持ちもわかります。自転車に乗る人でも、立場が変わればイライラすることもあるでしょう。

しかし、乱暴にすり抜けて引っ掛けでもしたら大変なことになります。都市部を走っていると、見ていてヒヤリとするぐらい自転車のすぐ脇をクルマが通り抜ける場面は、よく目にします。自転車は、普通後方をほとんど見ていません。でも路肩部分にゴミや石でも落ちていれば、とっさに避けざるを得ません。

歩行者や障害物を避けることもあるでしょう。速度が遅くなれば、まっすぐ走れず、フラフラするかもしれません。ビル風などの不規則な横風にあおられることもあります。他の自転車を追い越そうとするかもしれません。ドライバーならヒヤリとした経験がある人は少なくないでしょう。

運とタイミングが悪ければ即、人身事故です。相手の死亡までありえます。逮捕、留置、裁判、治療費、損害賠償、後遺症、慰謝料、行政処分、業務上過失致死、交通刑務所への服役、失職、遺族への謝罪、社会的な制裁、考えるだけで怖ろしいものがあります。

文字通り生活は一変し、一瞬にして違う人生です。私も家庭の事情などから自転車と公共交通だけというわけにもいかず、クルマにも乗ります。普段はあまり意識していませんが、紙一重の差で交通事故の加害者です。このことに改めて思いが至ると、背筋が寒くなる時があります。

交通事故は、何も相手が自転車だけとは限りませんが、速度の大幅に違う自転車とクルマが車道に共存せざるを得ない状況というのは、やはりリスクが高いと言わざるを得ません。そこで、やはり自転車道や自転車レーンの充実を、というお決まりの結論になってしまうわけです(笑)。

クルマしか乗らない人にとっては、自転車道なんて関係ないと考える人も多いでしょう。しかし、自転車レーンのおかげで自転車とセパレートされれば、事故のリスクが減るわけです。クルマのドライバーにも、その意味では大きなメリットがあることにも注目すべきです。

なんだか今日は、運転免許の更新の時に見せられるビデオのような話になってしまいました(笑)。でもせっかくですから、普段忘れがちな交通事故のリスク、加害者になる可能性も少し考えてみて下さい。事故の被害者もですが、出来れば加害者にもなりたくないですからね。




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