ICタグまでつけて何をする

少し前の
記事ですが、東京都三鷹市で自転車にICタグをつける実証実験が行われているようです。と言っても、まだ本当に便利なのかを試す実験段階だから、何で自転車にタグを?とは言いっこなしね、というところでしょう。
ICタグについては、最近よく耳にします。食品などの流通履歴がわかるとか、本の万引き防止とか、いろんな使い道が開発されているようです。しかし、この記事にあるように、携帯電話でわざわざ駐輪場の空き状況を調べるようになるかは疑問です。まず禁止場所に放置させないのが先決でしょう。
今でも防犯登録というアナログなタグはありますが、それに替えて採用されれば、盗難自転車の判別は早くなると思います。
おとといの話ではありませんが、お巡りさんに呼び止められても、本署に無線で照会する待ち時間は短縮されるでしょう。ただ、盗まれても警察官が一台一台、端末で読み取りながら探すわけにはいきません。
街のいろんなポイントに、読取機が設置されるぐらい普及すれば、自分で盗まれた自転車をネットで追跡するぐらいは出来るようになるかも知れません。しかしその場合、ICタグ自体は安いとしても、インフラの方を整備するコストに見合うだけのメリットがあるかどうかが問題です。
何せ、今どき街を行き交う自転車の大多数はママチャリですし、非常に安価に手に入ります。撤去移動されても受け取りに行かない人までいるそうですから、ICタグをつけてまで管理するより、新しいものを買ったほうが早いのが現状でしょう。まあ、それでも、なにか便利な使い方が見つかるといいですね。
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Posted by cycleroad at 21:30│
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個人情報の垂れ流しを嫌い、昔なら当たり前だった住所や名前、電話番号などを自転車本体に記載される方が少なくなっています。
仕事柄、駅頭や商店街におかれた自転車の住所から、生活圏の決め込みを行うことも多かったのですが、最近、この手はあまり効果を発揮しません。
従って、放置自転車も盗難放置自転車も、所有者のもとに戻るケースが極端に少なくなるなどの問題も浮上していますが、それとは別に、持ち主のわからない自転車(匿名自転車?)の増加がさまざまな社会問題を引き起こしかねない状況も生まれています。
ICタグへの情報記載は、そんな風潮を反映したものとして最良の選択と思いますが同でしょう。
patdocjpさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
なるほど。自転車の住所で、利用者の分布みたいなものがつかめていたんですね。持ち主のわからない自転車については、確かにその通りです。ICタグにせよ、従来の防犯登録ステッカーにせよ、おおもとに蓄積される所有者情報のデータベースからの流出がないことを望みたいですね。
あ、それありがたい。欲しい
ママチャリでも無くなると困るので欲しいわ。イタリアの自転車泥棒もそれがいいと言ってたし。
通りすがりさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
最近は、IOTが盛んに言われるようになっていますし、センサー類も安くなっていると言いますので、そういうサービスも出てくるかも知れませんね。
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