April 13, 2005

ずっと放置され続けてきた事

公園の脇も駐車の列来年、道路交通法が改正され、駐車違反の取り締まり方法が変わるようです。取り締まりが民間へ委託されること、そして禁止場所に駐車したら即違反になることがポイントでしょうか。今までも即違反なのですが、取締りの公平性などの配慮から、運用上、チョークで線を引く方式だったみたいです。


これについては、賛否両論ありそうです。違反は違反ですし、事故を誘発したり本当に迷惑な違法駐車も多いです。ドライバーにとっても、違法駐車が減り渋滞がなくなるのは歓迎ですが、逆に困る場合も出てきそうです。そんなに単純ではありません。クルマに乗っている時と、自転車に乗っている時でも印象は違ってきます。

駐車場不足から駐車料金の高騰とか、物流コストの上昇が生じるかもしれません。業務上、死活問題の会社もあるはずです。また、もみ消しが横行したり、怖い人(笑)を取り締まれるのかなど、民間取締会社に対する不安もあります。単純に民間に取り締まられることへの感情的な反発もあり、様々なトラブルがおこるなど、紆余曲折も予想されます。

純粋に自転車の立場からすれば、特に車道を走行する人には、基本的に歓迎すべき改正でしょう。場所によっては走りやすくなりそうです。無駄なクルマの利用も減り、自転車を利用する人も増えるかもしれません。しかし、平行して駐車違反の場所の見直しも行われるようですので、これによって交通量の少ない道が、かえって駐車場状態になったりするかもしれません。むしろ、走りにくくなる道路が増える可能性もあります。

自分勝手な迷惑駐車は困り者です。一台の影響は小さくても、渋滞や事故など、合わされば社会に大きなロスを与えていることも確かです。しかし、それらを厳密に取り締まろうとすると、駐車場が物理的に足りないための歪みも現れてくるでしょう。必要な駐車場も整備出来ないのに、取り締まりだけ強化する行政や警察に対する反発も起こりえます。

それでも、制度改革に踏み切り、現状の曖昧な状況を問い直すことには意味がありそうです。歪みや問題もさらけ出し、単に駐車違反の取締問題にとどまらず、都市全体の交通システムを考え直すキッカケになるかも知れません。いずれにせよ、どうなるか今後に注目です。




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駐車違反の取締りが、2006年の6月までに民間に委託されるようです。   普段から車に乗ることが多い私は、この委託が是非、 有効なシフトとなることを期待したいです。   だって、今までの駐禁の取り締まりといったら、警察内の点数稼ぎ (ノルマ達成)に思え
民間に出来るものは民間に?【幸せな小金持ちになるためのサラリーマン奮闘日記】at April 17, 2005 21:00
 
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