April 21, 2005

地図からはじめる自転車生活

知らない道も多い少し前のベストセラーに「話を聞かない男、地図が読めない女」という本がありましたが、一般的に言って男性のほうが地図好きのようです。でも女性も含めて、自転車生活のきっかけとして、地図から入るというのはどうでしょう。


駅までの往復などは別として、自転車に乗るきっかけは、とりあえず休日に近所でも走ってみる、なんてのが自然な形かもしれません。ただ、近所にどこか快適に走れる場所のあてでもあればいいんですが、そうでもないと、ああ疲れたで終わってしまいます。

自分の家の周りは、引越し後すぐでもない限り、誰でも詳しいはずです。休日に天気がよければ散歩するようなお気に入りのコースもあるかもしれません。そして、自然と徒歩で出かける圏内は決まってきます。しかし散歩するのと同じ時間で、自転車なら4〜6倍は遠くへ行けます。

広さで言えば、自転車なら16倍から36倍くらいの広さが、圏内となりえます。徒歩が自転車になるだけで、比べものにならないくらい広い地域が行動範囲になってくるわけで、当然その中には、行ったことがない場所もたくさん含まれているはずです。

自宅を中心にして、そういった行ったことのない場所へ少しずつ出かけてみてはいかがでしょう。いろんな発見があると思います。それは、昼寝に最適の公園とか、静かで落ち着く神社とか、チラシでしか知らないスーパーとか。隠れ家的カフェとか、地元の野菜直売所、穴場的な美術館、かもしれません。

走りやすい道路、クルマの少ない道路、歩道の広い道路、木陰で涼しい道路、景色のいい道路なんかもわかってきます。ちょっとしたサイクリングコースも見つかるかもしれません。鉄道沿いや幹線道路沿いは知っていても、一本奥へ入れば、全然見たことのない街並みが広がっています。

そして、それらの発見を地図に書き込むのです。休日ごとのポタリング(自転車散歩)も楽しくなります。私もそうですが、次はどの道を走ろうか地図を見ているだけで楽しくなる人も少なくないと思います。白地図か、地図をコピーした紙の上で、通った道や、探索済みの場所を塗りつぶしていくのもいいでしょう。

慣れれば、だんだん距離が伸びて範囲も広がります。思ったより遠くへ行けるものです。1都3県とか、京阪神とか、濃尾平野といった範囲になるかもしれません。そんな趣味はないな、と言わずに、騙されたと思って(笑)是非一度試してみて下さい。必ず地図に書き込むのがポイントです。

さあ、まず本棚から住んでいる市町村の地図を引っ張り出してください。近場から始めましょう。折りたたみの地図の1枚くらい眠ってませんか。裏が白地図になってたりするヤツです。無ければ道路地図のコピーでも構いません。もしお好きなら、少し大きめの書店にでも出かけて、気に入った地図を探してみてもいいでしょう。

最近は写真のような、衛星画像を使った地図のシリーズなども出ていて、選ぶだけでも面白いかもしれません。自転車に乗せて持ち運ぶならコンパクトなものがいいですし、破れにくい材質のものもあります。大きいけど詳しい道路地図にして、その日の範囲だけコピーして使うのもいいでしょう。いずれにせよ、自転車に乗るのが更に楽しくなること請け合いです。




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