
突然ですが、「ぬいぐるみ」と言うと、なぜクマが多いのでしょうか。
たぶん、昨年からクマが多数出没していると報じられているのが意識の底にあって、自転車に乗りながら、ふと疑問がわきました。人間にとっては危険な動物で、毎年遭遇して死傷する方もいます。世界中でクマは猛獣だと思いますが、なぜぬいぐるみとして、こんなにも人気があるのでしょうか。

昔から身近に存在する動物として馴染みが深いのかも知れませんが、なぜ狸や狐は少ないのでしょう。鹿とかネズミでもいいようなものです。形の問題もあるでしょうが、身近と言えば、牛とか豚はさらに身近です。
亀とかリスの方が、子供が親近感を持っても危なくないと思います。(最近のカミツキガメは危ないらしいですが..。)馬とかヤギとか候補は多いのに、よりによって猛獣であるクマが圧倒的に多いのは、何か理由があるのでしょうか。
アニメキャラクターの問題だとすると、確かに、「くまのプ〜さん」などは、根強い人気があります。でも、それ以前から縫いぐるみと言えばクマだったようです。最初は何がきっかけだったのだろう、などと、しょうもないことをツラツラと考えながら、ターミナル駅近くに着いたので、本屋に入りました。
そんな、どうでもいいことを考えていたので、ふと思いついたのでしょう。最近でも、「くまのプーさん」などは売っているのだろうか、と思って、目的の本を探す前に、絵本のコーナーに行ってみました。絵本を手に取ったのは、何十年ぶりかもしれません。

最近、そう言えば新聞で読んだ記憶がありますが、「ちびくろサンボ」が復刊していました。アマゾンなどのオンライン書店で見ると、どこも絵本の売上げ第一位のようです。しかし絵本って、やたら息の長い商品です。見ると、私が子供の頃に読んでいた絵本も、装丁もそのままに売られています。もちろん古本ではありません。
ストーリーはおぼろげにしか覚えていませんが、絵や題名を見ると、見覚えがあります。幼い頃の懐かしい記憶と共によみがえってきます。目的の書物はそっちのけで、ずいぶん長いこと絵本を見てしまいました。なんだか、懐かしさに包まれて、すごく癒された感じがしました。
もし梅雨の中休みで、雨が降っていなかったら、絵本のコーナーがあるような、少し大きめの書店まで自転車で出かけてみてはいかがでしょう。もちろん歩きでも構いませんが、騙されたと思って、絵本のコーナーに行ってみてください。
子育て中でなくても、女性は絵本が好きな人は少なくないようなので、ふだんから、よく絵本を見たり買ったりする方もいらっしゃるでしょう。でも特に男性、絵本なんて何十年も見ていない、なんていう方にはお勧めです。絵本コーナーだって、プレゼントで買う人もいます。大の大人が立ち読みしていても、恥ずかしいことはありません。

ただ、あまりの懐かしさに子供の頃を思い出したり、その素朴なストーリーにあらためて感動して、涙を流してしまうかも知れません。その場合は恥ずかしい思いをしても責任はとれませんので、あしからず..(笑)。
少し足を伸ばしても、大きめの本屋のほうがいいかも知れません。懐かしい一冊がきっとあると思います。そんな一冊を手にとるもよし、もし見かけたら、左の一冊を読んでみてください。たまには、そんな休日、そんなポタリングもいいものです。
でも、ぬいぐるみに、なんでクマが多いのかの謎は解けませんでした(笑)。

↑(ちなみに懐かしかった絵本の一部)
Posted by cycleroad at 07:30│
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