June 27, 2005

ありえないものに遭遇する時

外来種ハンドブック自転車で走行中に、何かをタイヤで踏んでしまうことは時々あります。


踏まないまでも、何かを踏みそうになってアセることもあるでしょう。私が過去に踏みそうになって、心底驚いたのはヘビです。自転車で東京近郊を走行中に2度も遭遇したことがあります。特に爬虫類が苦手なわけではありませんが、何しろ、そのヘビがかなり大きかったのです。

緑の多い郊外や水辺などを走行していれば、小さなヘビなら見かけてもそう不思議なことではありません。特に驚きもしないでしょう。しかしその2回だけは、突然だったことと、思いもよらない場所だったこと、しかも長くて太かったかったので、本当にビックリしました。

一度目は、少なくとも直径7〜8センチはあったと思います。長さも全体は確認出来ませんでしたが2mは下らなかったはずです。にわかには信じてもらえないかも知れませんが、場所は東京近郊のニュータウン、その最寄の私鉄の駅近くの国道沿いです。

私も驚きましたが、向こうも驚いたらしく(笑)、間一髪引っ込んでくれたので轢かずにすみました。本当に避けるのが精一杯で、轢いていたら転倒していたかもしれません。もちろん、噛まれた可能性もあります。急いで引き返して探しましたが、側溝に逃げ込んだらしくて見つかりませんでした。

あまりに大きかったのと、人通りが多く、特に子供も多く通るような場所だったので、どう考えても危ないと思い、一応警察に通報しました。警察もさすがに半信半疑のようでした。今にして思えば、熱帯地方にいるようなヘビで、誰かが飼育していたのが逃げ出したのではないかと思っています。



草深い自然の中ならいざ知らず、こんなことは普通ありえないだろうなと思っていたら、何と、もう一度経験してしまいました。全く別の場所ですが、これも市街地を流れる川の近くの普通の道です。多少は植え込みなどもありましたが、住宅街や商業地域も近く、どう考えても自然に生息しているとは思えないような場所でした。

その時は少し前方を横切っただけで、幸い距離があったので、特に危なくはありませんでした。でも、やはりビックリするほど大きかったのは確かです。残念ながらヘビには詳しくないので、何のヘビだったかはわかりません。やはりペットが逃げ出して野生化していたのではと想像しますが、確信はありません。

アオダイショウなどの大型のヘビが本州にいてもおかしくないのかも知れませんが、そもそも東京や近県の市街地に、どのくらい生息している可能性があるのでしょうか。(もし、詳しい方がいらっしゃったら教えてください。)

「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」、いわゆる外来生物法が今月1日に施行されました。どのようなヘビが指定されているのか調べてみましたが、沖縄以外に定着した例はまだないようです。ただ実態が明らかになっていないだけの可能性もありそうです。

最近では、ペットとしてかなり大型のヘビを飼っている方もいるようです。マウスを冷凍で買ってきて、餌として与えるそうです。ペットの好みは、人それぞれですから文句を言うつもりはないのですが、どんなヘビが逃げ出していても、ありえない話ではないわけです。

そう考えると、ヘビに限らず、いつ、どんな生物に遭遇するかわかりません。日本に今までいなかった生物、見たこともない生物に遭うこともありえます。その中には危険な生物もあるでしょう。例えば、危険な生物の一つ、カミツキガメが逃げ出し、千葉などで繁殖していて捕獲されたというニュースも聞きます。

鋭い歯を持っていて、体も相当大きくなると言いますし、子どもでなくても噛まれたら大怪我は免れません。そう言えば、先日はサルが東京に出没しましたし、もともと東京都下でもクマが出ます。さすがに韓国のニュースにあったように、象はないとしても(笑)、なんでもアリだと思っていた方がいいのかも知れません。




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蛇と自転車【自転車と猫】at July 03, 2005 00:15
身近にある侵略的外来生物のお話です。
知っておこう!外来生物法【もけもけアイランドblog】at August 30, 2007 17:49
この記事へのコメント
いや、2mくらいのサイズならアオダイショウとしてはよくあります。
東京近郊でも、郊外ならば十分可能性がありますね。
生活の都市化のため生き物との接触がなくなり、自然分布としては身近にいてもおかしくない生き物を見てびっくりするケースも増えているようです。

でもまあ、普段目にしない生き物を見るのはそれなりにわくわくするものですから、いい体験をしましたね。
Posted by Shin Tanaka at June 27, 2005 11:31

 きのう私も走っていたら蛇に遭遇しました。

私の場合は初めてでしたが、すでに道を渡り終える所だったのでホッとしました。

 ちょっと出会うとびっくりしますね。夏は出ますね。
Posted by コージー at June 27, 2005 19:15
Shin Tanakaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
なるほど、アオダイショウの可能性があるわけですね。私のイメージでは熱帯系だったんですが(笑)。ただ調べて見ると、色的にも違うような気もするんですが、瞬間だったのでなんとも言えません。郊外と言っても、かなり人の多い街中で、あんなでかいアオダイショウが野生でいるとは思えない場所だったんですよね。分布的にはいてもおかしくないんですね。情報ありがとうございました。
Posted by cycleroad at June 29, 2005 07:14
コージーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
おー、遭遇しましたか(笑)。デカかったですか?場所によっては藪から出てきても、そんなには驚きませんが、ふだん考えもしない場所だと、あせりますよね。踏んでもイヤですし、噛まれてパンクしたら、これがホントのスネークバイトですね(笑)。
Posted by cycleroad at June 29, 2005 07:16
生活の都市化のため生き物との接触がなくなり、自然分布としては身近にいてもおかしくない生き物を見てびっくりするケースも増えているようです。
Posted by best beach at August 16, 2007 22:10
best beachさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに、いないと思い込んでいるだけで、分布的にはヘビだって珍しくないのは、おっしゃる通りなのでしょうね。あまりに大きかったので、ペットが逃げだした線も捨てがたいですが..。
Posted by cycleroad at August 17, 2007 22:26
 
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