Brano Meresさんという方の製作による、竹で出来た自転車のフレームです。
他にも、
こちらのサイトなどを見ますと、昔から竹で作られることはあったようです。初めて、この竹のフレームを見た時、ふと香港を思い出しました。香港に旅行されたことがある方はご存知だと思いますが、香港では、建築現場の足場が全て竹で組まれているのです。
最初見た時は驚きました。何せ、どんな高層ビルであろうと竹の足場なのです。街のあちこちで見られます。(参考:
りえさんのブログ)でも考えてみれば、あくまでも足場です。土台になるわけでも柱や軸にするわけでもありません。建物に沿って足場が組まれているだけなので、竹でもなんら問題ないわけです。
見た目は頼りなさげな気がして怖いですが、香港の人にしてみれば当たり前なのでしょう。暑い気候でも熱を持たず、伸縮せず、安価で豊富に手に入り、何よりも軽いなど、メリットも多いわけです。逆に、日本のような鉄パイプの足場の方が、崩れてきたら危ないじゃないかと言われれば、そんな気もしてきます。
まさしく固定観念と言えるでしょう。そんなことを、この竹のフレームの自転車を見て思い出しました。普通、自転車のフレームと言えば、クロモリやハイテン鋼、アルミやカーボンなどが当たり前だと思っていましたが、それも固定観念なのかなと思わないでもありません。
竹なら、断然軽いだろうと思いながらよく見てみると、重量は10.7キロとあります。軽いと言えば軽いのですが、それほどではありません。もっと軽い素材もあります。竹に出来ない部品も多いですし、今の素材加工技術ならば、竹より軽く出来るというわけでしょう。
すると、竹のメリットはと言えば、「しなり」くらいでしょうか。いかにもオリエンタルな雰囲気があって、魅力的ではありますが、やはりディスプレイ用など、アイキャッチになるくらいなのかも知れません。
Posted by cycleroad at 06:30│
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