July 17, 2005

自転車で趣味をはこぶ人たち

街では実にいろんな人が自転車に乗っています。


当然のことながら、自転車で出かけると多くの人とすれ違うことになります。もちろん家に帰れば、その日どんな人と行き違ったかなんて覚えていませんが、たまに日にちが経っても印象に残っている人がいるものです。先日すれ違って、特に覚えている人が二人います。

一人目は初老の男性。普通のママチャリに乗っていたのですが、なんと乗りながら本を読んでいるのです。危ないなと思いながら減速して見ていると、信じられないことに一度も本から目を離さずにすれ違っていきました。活字中毒、まさにそんな感じです。

自転車に乗るなら、さっさと家に帰ってからか、涼しげな木陰にでも停まって、ゆっくり読めばいいのに、とにかく夢中で読んでいるのです。多少は周りも目に入っているのでしょうが、慣れた道なのか、私が見ている間は一度も顔をあげませんでした。

うまく雰囲気を表現できないのですが、本を夢中で読んでいるうちに、奥さんか誰かに頼まれ事でもして、ナマ返事をしながら、そのまま出てきたんじゃないかという感じなのです。もしかしたら、自分が自転車に乗っているのも自覚してないかも知れません。まさにそんな雰囲気なのです。

とにかく本に集中している様子でした。携帯でメールを打ちながら走る人と同じで、とても危ないのですが、そんなことも感じさせないくらい、不思議な感じの人でした。周りの人もよけていたのかも知れませんが、よく無事でいられるものです。信じられないかも知れませんが本当の話です。

私も読書はとても好きなので、人一倍本を読みます。ですが、その日は特に、早く帰って読書をしたくなりました。読書の幸せ感が伝染したような感じです。本屋や図書館ならともかく、街中で自転車に乗っていてそうなるとは思いもよりませんでしたが..。

たまたま同じ日に見かけた、もう一人も年配の男の人で、やはり普通のママチャリに乗っていました。ただ、前のカゴに、大きな水槽を載せているのです。水槽が大きくて、カゴに入りきれていません。8箇所の角のうち、1箇所だけをかろうじてカゴの中に入れて、ヒモを掛けるでもなく、そのまま運んでいます。

危なっかしいこと、この上ありません。スピードも出せないので、かえってフラフラしています。ああ、こういう人がいるから、思いもよらぬ場所でガラスの破片が落ちていたりするのだろうな、と瞬間思いましたが、よく考えれば、こんな人滅多にいないでしょう。

そして、よっぽど嬉しいのか、ニコニコしているのです。危なっかしい状況が可笑しかったというより、水槽が買えて嬉しくて仕方ないように見えました。こんな大きな水槽を自転車で運んでいる人なんて見たことがありません。今にも落して割りそうに見えます。

最近の調査では、飼っているペットの不動の1位は犬ですが、僅差で猫を交わして、金魚や熱帯魚などの魚が2位になったそうです。この3種類で45%くらいを占め、以下の割合はずっと低く、小鳥や小動物や爬虫類などが続いています。

水槽で魚を飼うのは、癒しの効果もあると言われますし、ブームなのでしょうか。私も、子供の頃に熱帯魚を飼っていたのを思い出しました。水槽に、砂や水草を入れたり、ポンプで酸素を送ったり、毎日世話をしていました。こちらも伝染したわけではないでしょうが、ちょっとまた飼ってみたくなりました。

なぜか、この日は不思議な人に続けて会いました。その乗り方にも驚きましたが、どちらも印象に残っているのは、そけだけではないかも知れません。すれ違った私に、何か趣味の幸せ感のようなものを感じさせていたということもありそうです。




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