July 24, 2005

あえて究極のアナログにする

筆まめ暑中お見舞い申し上げます。皆様いかがお過ごしでしょうか。


ここのところ、東日本や北日本では涼しい日が続いて過ごしやすいですが、西日本はとても暑くなっているようです。ところで、暑中見舞いはもう出されましたか。年賀状と違って、うっかり出し忘れてしまうことも多いのではないでしょうか。

暑中見舞いを出す時期は、今年の日にちで言うと、7月7日の小暑から8月7日の立秋の前日までだそうです。ただ実際には、7月上旬は梅雨も明けていないところが多いですし、まだ暑いというには早いので、土用の期間、今月20日頃から立秋までに出すのが一般的だそうです。

ちなみに、出し遅れた場合の残暑見舞いは、8月中までのようです。今どきはメールで送られる方も多いかもしれませんが、きちんと葉書で出すと喜ばれることも多いと思います。特に暑中見舞いは、年賀状より出す人が少ないですし、まとめて届くわけではないので、そのぶん目立って印象に残るというのもあるかもしれません。

印刷やプリンターでなく、手書きだとさらに目立ちます。別に、目立たせたからどうということではないのですが、このご時世に筆文字ならもっと目を引きます。もちろん中にはいらっしゃるでしょうが、筆ペンでなく筆と墨なら、さらにスゴイです。そこまで見てわかるかどうかは別として、墨汁でなく硯ですった墨なら究極でしょうか。

自動墨すり機ただ、機械ですったか否かまでは、さすがにわからないでしょう。写真の機械は、自動墨すり機です。実際に、偶然お店で実物を初めて見た時は、思わず笑ってしまいました。自分ですらないなら、普通は墨汁でもいいはずです。

ただ、それは私が筆や硯をふだん使わないからで、ちゃんと筆で文字を書く人にとっては、墨汁とは書き味も何も違うようです。大量に墨で文字を書く方などが、使うもののようです。ですから、冗談のような機械かと思えば、そうではありません。

私は知りませんでしたが、例のテレビ番組「トリビアの泉」でも取り上げられたようなので、普通は見たことがないものだと思います。字が下手なこともありますが、そう言えば私も、絶えて久しく墨などすっていません。でも無心に墨をすっていると、不思議と心が落ち着くものです。そんな経験をしたことがあるのを、ふと思い出しました。

手書きで字を書く機会も減りましたが、筆で丁寧に文字など書いていると、意外にストレス解消になることがあります。なんだか懐かしい感じもします。全部でなくても、何人か選んで、あえて時間をとり、暑中見舞いを手書きで、しかも筆で書いてみるのもいいかも知れません。




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