August 26, 2005

自転車が通信インフラを担う

最近は、050から始まるIP電話の番号を持っている方もあるでしょう。


VoIPという仕組みによってつながれた、インターネット回線を利用した電話で、同じプロバイダ同士の会話は無料です。この写真の青年は、そのVoIPとWiFi、Linuxによるシステムで電話をするための電力を得るために自転車を漕いでいます。

15分こぐと1時間

従来の固定電話の場合は、電柱や電話線り敷設から交換機など、膨大なインフラ整備を必要としました。携帯電話にしても、基地局を張り巡らせるため、固定ほどではないにせよ、やはりインフラ整備が必要です。ところが、このVoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)による電話は、インターネットに接続しさえすれば、電話としてのインフラは必要ありません。

アンテナ木にアンテナを電気も水道も道路もなく、従来型電話のインフラを整備するのは到底無理な地域でも、電話が出来る可能性が出てきたわけです。もちろんインターネットも使えます。そこで、InveneoというNPOが、OSとしてLinuxを用いたシステムと、WiFiによる無線でのインターネット接続を使い、電話やメール、WWWなどを使えるよう、ウガンダで活動しています。

なんと言っても電気も通っていない地域です。基本的には太陽電池による発電で、自転車は補助ですが、15分漕ぐと、1時間電話が出来るそうです。無線によるインターネット接続といっても、そんなに近くに接続ポイントがあるわけではないので、160キロも指向性アンテナでリレーする必要があります。

自転車は電力の補助ですので、さほど重要な役割ではありません。しかし、デジタル技術とアナログのギャップが好対照です。電気も水道もない地域で、一生懸命自転車を漕ぎながらインターネットに接続しているという、絵に描いたような図として、世界では、かなり話題になりました。

ウガンダの村で現地の人達が、アボガドの木をアンテナにしたり、自分達でケーブルをつなげるなど作業する光景も載っています。まわりは起伏もあって、もちろん舗装路などない地域ですから、もしかしたら自転車が走るのを見るのも稀れかもしれません。

そんな彼らが自転車を漕ぐのは、もちろん趣味や友達の声を聴くためではありません。医療や物資の調達、産物の出荷調整など、生きるためのの環境を少しでも改善するための切実な手段なのです。

私たちは、ふだん、あまねく世界中にインターネットが広がっているようなイメージを持っています。しかし、インターネットどころか、電気が全く使えない生活をしている人々が世界中にいます。それは、今現在でも16億人以上にのぼるという事実は、押さえておくべきではないでしょうか。



いろいろ、バタバタしてます。休みの前は、なんだかんだで忙しくなっちゃいますね。


このエントリーをはてなブックマークに追加




Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。

にほんブログ村自転車ブログへ
 自転車・サイクリングの人気ブログが見られます。













この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/cycleroad/50020351
 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)