September 09, 2005

どこで出くわすかわからない

日本のお巡りさんごく最近に限った話ではありませんが、悪質商法など詐欺犯罪ばかりでなく、ひったくり、恐喝、傷害、暴行のような粗暴犯や、通り魔のような理不尽な犯罪も増えています。


空き巣、強盗から、強制わいせつやストーカー、自動車盗に車上狙い、不法投棄などの環境犯罪まで、いまや、ほとんどの人が治安の悪化を実感しているところです。少年犯罪や外国人の犯罪も増えています。警察にすれば、ほかの凶悪犯罪も多くて、捜査に手が足りないだろうことも想像できます。

ニューヨーク市の治安を大幅に向上させた、ジュリアーニ前市長は、破れ窓理論に基づくゼロ・トレランス(容赦なし)方式により犯罪の抑止に努めたそうです。破れ窓理論とは、割られたガラスをそのままにしておくと、次々に割られ始めるので、割られたらすぐに修理するというものです。つまり犯罪の小さな目もすぐ摘むわけです。実際に、地下鉄の無賃乗車でも検挙したといいます。

なるほど、これは実感としてわかります。街の落書きを少しでも放置すると、あっという間に落書きだらけになってしまうというのも、同じことでしょう。学校でも、ちょっとした風紀の乱れや非行の兆しを放置すると、あっという間に荒れてしまうと言われます。部屋がちょっと散らかると、あっという間に汚くなるというのも、広い意味では同じでしょうか(ちょっと違うかな、笑)。

日本のお巡りさん

この破れ窓理論は、むしろかつての日本の警察がモデルとも言われています。お巡りさんや巡査というのは、本来、巡回してパトロールする人です。日本の警察は、パトロールによる防犯からスタートし、あらかじめ小さな犯罪でも未然に防止することにより、大きな治安の悪化を阻止して来ました。実際に、かつては、もっとパトロールの警官も多かったような気がします。

別にアメリカ式がいいとは言いません。今はテロ対策もあるのでしょう。でも街角にポリスバイクの警察官がいたり、ファーストフード店で制服のまま食事してたり、スーパーのレジに拳銃をつけて並んでいたりするのも犯罪抑止になっているのでしょうし、ある意味、市民に対して安心感も与えています。

アメリカのポリスマン

今年7月の新聞に、埼玉で女子高生らが自転車の男からスプレーを噴射され、バッグなどを奪われるなどの被害が相次いでいるという記事が出ていました。埼玉県警狭山署はこれに、女性私服警察官の自転車部隊を投入したという、小さなニュースがありました。

「新たな被害発生防止と現行犯逮捕を視野に入れた一石二鳥の作戦で、さすがにセーラー服は着せないが、容疑者逮捕につなげたい」との談話でした。目撃情報で、自転車に乗った男の手口ということから、自転車部隊になったようです。

こういった個々の事件だけでなく、日本の警察も、もっと本格的に自転車によるパトロールを増やしてはいかがでしょうか。検挙目的というより制服を着て抑止効果を狙うものです。今どきパトロールと言ったら、パトカーなのでしょう。自転車に乗っているお巡りさんは少ないです。

しかし自転車だと、細い道でも公園内でも、もっと隅々までパトロールできます。パトカーによる巡回では通れる道も決まってしまいますから、不届き者も予測が出来ます。どうしても死角が出来るでしょう。でも自転車の警官にどこで鉢合わせするかわからないとなれば、より一層の抑止になります。

不審者も早期に発見でき、職務質問もしやすいでしょうし、住民の安心感も高まります。少年の非行や反社会的行為にも効果があるでしょう。結果として小さな犯罪の目をつみます。破れ窓理論的には、とても有効な手段だと思います。

TREK Police Bike

ついでに言えば、自転車的には、今の警ら用の実用車、いわゆる白チャリでなく、欧米で導入されてる、この写真のPolice Bikeのようなモデルを導入した方がいいと思います。いざ追跡するのでも速さが違うでしょう。ちなみに、このモデルは警察が採用している国では買えないけど、日本では個人でも手に入るようです。服装は、日本の警察官も夏は短パンでもいいのではないでしょうか。けっこうイメージが変わるとは思いますが..。

話がそれましたが、形はともかく、真剣にそう思います。実際に犯罪被害者の手記などを読むと、実に悲痛です。誰でも人ごとではなく、明日は我が身かもしれないのです。警察や公安委員会の関係者の方には是非、検討していただき、かつてのような世界に誇れる治安の良さ、とまでは行かないまでも、何とかその回復に努力して欲しいものです。



ランス・アームストロング台風は過ぎ去りましたが、被害を残しました。最近の雨の降り方は半端じゃありません。印象に残るのは、今まで避難した事が無いから、と避難しなかった地区の人が甚大な被害にあっていたことです。今までの常識が通用しなくなってきています。場合によっては実際に避難しないといけませんね。

ところで、引退したランス・アームストロングが、現役復帰を検討というニュース、薬物疑惑報道に反発してということのようですが、どうなるんでしょうか。


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昔、たけしの挑戦状、というゲームが ファミリーコンピュータにありました。 かなり...
ゲーム脳とたけしの挑戦状 2003.6.X 初出【仙台インターネットマガジン ★仙台のフリーネット雑誌】at October 16, 2005 16:40
この記事へのコメント
同感です。最近は殆ど、自転車の警察官を見かけなくなりました。抑止力としての制服警官をもっと要所に増やして欲しいと思います。

まずは、自転車警官の「無灯火」を改めてもらいたいですが…(大阪市内では非常に多いです)
Posted by nori at September 09, 2005 12:49
noriさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ですよね。あまりに警察官がウロウロするのは嫌う人も多いでしょうけど、犯罪抑止のための適度なパトロールは、これだけイヤな犯罪が多い昨今、必要だと思います。
あれ、そうですか。注意する立場なのに..。私が見る範囲では点灯しているような気がしてましたが、言われてみると自信がありません。それだけ自転車警官を、特に夜あまり見なくなってるのかも知れません。
Posted by cycleroad at September 10, 2005 08:23
 
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