September 27, 2005

未然に最悪の事態を回避する

看板少し前のことです。私は徒歩でしたが、横断歩道の前で信号待ちをしていました。歩道上を自転車で走ってきた中年の女性が、「あっ!」と声を出したので、そちらを見た瞬間、歩いていた二人連れの小学生にぶつかりました。


脇見をしていたのか、何かに気をとられたのかわかりません。あっという間の出来事でした。そんなにスピードは出ていなかったと思います。小学生も普通に歩いていただけでした。そんなに珍しいシーンではありません。ところが何と、その中年の女性は、ぶつかった小学生の方を見向きもせず、スピードを上げて、そのまま逃げ出したのです。

私も虚をつかれましたが、小学生もあっけにとられていました。まさか、いい大人が子供にぶつかっておいて、逃げるとは思いませんでした。その中年の女性も声を出したくらいですから、予想外の出来事だったと思います。ずうずうしくも逃げたというより、動転して思わず逃げたようでした。

そんなにスピードが出てないにせよ、相手は小学生ですし、それなりの衝撃だったと思います。打ち所が悪かったり、転倒して頭でも打てば、重大な結果を招く場合もありえます。結果として、目立ったケガはしていませんでしたが、それを確かめもせず、振り返りもしませんでした。徒歩でなかったら、どうしてたかと思いますが、さすがに走ってでは追いつけません。

若い男性などならいざ知らず、小学生の母親くらいの年齢の女性がそうした行為をしないだろうという先入観があったことも事実ですが、最初はとにかく驚きました。少し経って、ようやくひどいなあと感じました。荷物を積んでいて、買い物帰りか何かのようで地元の人だろうと思いますが、おそらく、しばらくその場所は通らないかもしれません。

話はかわりますが、今年7月の13日に起きた、一つの事件の小さな記事が印象に残っています。東京の中野区で82歳の女性が路上で転倒し、病院に運ばれたものの、3時間後死亡したという事件です。82歳のおばあさんは、転倒したときは意識もはっきりしており、周りの人に「自転車にやられた」と話していたそうです。

警視庁は目撃者捜しに全力を挙げていると書かれていましたが、私の知る限り、その後どうなったかの報道はないようです。本人は、さぞ無念だったことでしょうし、ご遺族のやり場のない怒りも大きいと思います。この犯人を憎む気持ちは、誰もが持つでしょう。

でも、いざ事故を起こした時、思わず逃げてしまわずに、どれだけの割合の人が、その場に留まれるでしょうか。今回の小さな事故を見て思いました。聞かれれば、ほとんどの人が逃げないと答えるでしょう。しかし、ふだんそんな状況は想定もしていないでしょうから、動転して、とっさに逃げてしまう人は、それなりの割合でいるはずです。事実クルマの事故では、しょっちゅうひき逃げ事件は起きています。

珍しいですが、自転車のひき逃げで逮捕された例もあります。埼玉県警川口署が8月10日、道交法違反(酒酔い運転・ひき逃げ)の疑いで46歳の容疑者を逮捕しました。この容疑者はその前日、市内の歩道で酒を飲んで自転車を運転し、前から来た51歳の男性の自転車と正面衝突。男性に軽傷を負わせながらそのまま逃げた疑いです。事故を目撃した20歳の男性が容疑者を約300メートル追いかけて取り押さえ、駆け付けた同署員に引き渡しました。調べに対し「相手がけがをしたのが分かったので逃げた」と供述したそうです。

中野の事件で逃げている犯人は、間違いなく、一人の命を奪ったことを知っているはずです。捜査の手が迫ることに、どれだけおびえているか、良心の呵責にさいなまれているかは想像しきれない部分がありますが、少なくともそういう状況に陥りたくないものです。ひき逃げでなくても、一人の人間を死に追いやったという事実は重いでしょう。

毎日自転車で、歩行者の間をすり抜けている人も多いことでしょう。もし、その中の一人がよろけて、自分とぶつかったらどうなるか、考えたことがありますか。その場に留まれるでしょうか。打ち所が悪ければ、大事に至ることもありえます。あまり考えたことのない話かもしれません。考えたくもない話だとは思いますが、大切なことです。

ひき逃げをせずに、その場に留まろうと決意する前に、歩行者にぶつかる可能性のある歩道などの場所では、スピードを出さないように決意すべきでしょう。特に坂など注意です。もし歩道などを通る場合は、スピードを出さない習慣をつけておけば、顔が真っ青、頭の中真っ白という状況に陥る可能性は、限りなく小さくなるはずです。



なんだか説教じみた話になってしまいました。面白い話題ではありませんが、事故を起こしてから後悔しても遅いので、自戒もこめて書きました。自転車に乗ると、どうしても速く走りたくなる時がありますが、歩行者には注意ですよね。特に子供やお年寄り。車道を通っていても、自転車だと、気軽に突然横切る人もいますし..。
別に、新聞のスクラップとかしてるわけではないんですが、なぜか小さなものでも、目にとまるんですよね、自転車の記事だと..。


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