
サイクリングロードを数十キロ走行した帰り際のことでした。ちょうど軽い上り坂を登りきる手前くらいで、前方から来たママチャリの若い女性と行き会いました。すると、その女性が突然ペダルをこぐ足を止め、サドルから腰をあげて、こちらをにらんだような気がしました。


向こうからすれば下り坂ですから、おかしくはありませんが、ちょっと動作と目つきが不自然でした。そのまますれ違って、しばらく走行したときハタと気づきました。その女性はジーンズのヒザ上くらいのミニスカートをはいていたのです。つまり、私がスカートの中を覗いたと思ったようです。も、もちろん誤解です。ちょっと待ってくれよ、パンツなんか見えてないよって感じでしたが、今さら戻って弁解するわけにもいきません。って言うか、かえって不審です(笑)。
私はサングラスをしていたのですが、そう思ったみたいです。していなかったとしても、普通、すれ違う自転車には目が行きますよね。中にはよそ見をして、こちらへ寄ってくる人とか、普通にハンドルを握っているように見えて、手に携帯電話を持ってメールを読んでいる人だっています。すれ違う人がちゃんと、こちらを認識してすれ違っているか注意していないと、接触しそうになってヒヤリとすることもあります。

そんなつもりがなくても、元々こういう自転車は前傾姿勢なんだよ、と言い訳したくても、そういうわけにはいきません。後から考えれば、坂ですし、肘も曲がっていたかも知れません(笑)。それでも見えていませんし、普通、そうは見えないものです。むしろ見えるとしたら、それはサドルが低すぎるのが原因でしょう。って、ここでムキになっても仕方ないのですが(笑)。
そう言えば、駅で上りのエスカレーターに乗ると、ふと前に女子中高生がいて、お尻をカバンで隠していたりすることありませんか。おいおい、誰が見るってんだい、べらんめぇと江戸っ子になりそうですが、女子中高生にしてみれば、習慣なのでしょう。かと言って、こちらも後ろを向くのも変ですし、うつむくか、あらぬ方向を見るしかありません(笑)。

そんなに隠すなら、最初からもっと長いスカートをはけよって思いますが、彼女らにすれば、それは出来ない相談でしょう、きっと。一人だけ他の生徒と違うスカート丈だったら、下手すりゃいじめられたり、仲間はずれにされかねません。冬でもやせ我慢して、丈の短いスカートをはいていますね。本来の制服は長いのでしょうが、実際は圧倒的に少数派なのでしょう。本音では寒いでしょうに、タイツもはかなかったり、彼女らも大変ですね。
話はそれましたが、スカートと自転車です。当然スカートは向きません。でもサイクリングが目的ならともかく、交通手段として自転車に乗る場合はスカートで乗らざるを得ないこともあるでしょう。そんなスカート向けの自転車として開発されたのが、
先日も載せましたが、ルイガノの新コンセプトバイクLGS-SK1なのでしょう。


TOKYO CYCLE SHOW 2005では、サイクルショーアワードを受賞したそうです。超低床フレームは、フレームを「またぐ」というよりむしろただ「座る」といった感覚ですからスカートでも違和感なく乗車可能、だそうです。でも、似た形のスクーターと違って、足を揃えて乗るわけでなく漕がなければならないわけですが、果たしてまたがずに安定するのでしょうか。そもそもスカートで自転車に乗ったこともないのでよくわかりませんが(笑)。
ちなみにスカート用ということではないですが、写真のようなカタチのサドルもあります。これなら、タイトなスカートでも漕ぎやすそうですが、やはり左右に安定するのかな、という気もします。バンドを組んで音楽をやっている人はピンと来るものがあるかもしれませんが、ドラム用の椅子でも似た形のものがあります。こちらは足を素早く動かすための物のようですから、このサドルも案外漕ぎやすいのかもしれません。
もちろん、平気でスカートで乗っている女の人もいます。が、こうした自転車などによって、もっと自転車に乗る女性が増えるのかも知れません。荷物などで隠すとか、エプロンをして乗るとか、ほかにもいろいろ対策はありそうです。そうした対策を採るか否かは自由ですが、少なくともあらぬ疑いをかけて、前傾姿勢のサイクリストを非難の目で見るのはやめてくださいね(笑)。
一時期、流行語や社会現象のようになったNHKの人気番組「プロジェクトX」の最終回にテーマ曲を歌う歌手の中島みゆきが出演して歌うそうです。と言う前に12月で終了するってご存知でした?日本の高度経済成長の時代を描いて人気でしたが、一時、過剰演出のようなことも問題になってたようです。それが原因でしょうか。後継の番組はどんな番組なのでしょうね。
Posted by cycleroad at 08:00│
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