December 03, 2005

乗るだけでなく自転車を創る

デザイン中級者以上になってくると、フレームをオーダーしたり、パーツやコンポを組み合わせて、自分にあったオリジナルの自転車を作る方もいるでしょう。しかし、手作りするとなると少ないでしょうね。一部市販車をベースに飾るのが好きな人もいるようですが、フレームから自分で、となるとあまり聞きません。


冒頭の写真は、3次元CADでデザインされた自転車です。よく見ると向こう側にも座席が後ろ向きにあって4人で漕ぐようです。背もたれの間には、荷物も詰めるようなので、一台で家族旅行用にも使えそうです。グラフィックの世界なら、いくらでも自由に発想してデザインできますが、実車となるとそうはいきません。

欧米では、けっこう自転車を自作する人がいます。もちろんプロの職人だけではなく、普通の個人やグループが作っています。既成概念にとらわれず、自由な発想のものから、オーソドックスで実用的なものも多いです。多くは、不用品や廃材を利用しているところもハンドメイド感いっぱいです。

もともと自由度が高い、仰向けで乗るリカンベント型が多い気がします。もちろん中には笑うしかないものも多いです。しかし、その創作意欲は見ていて楽しくなります。昨日も変わった自転車を紹介しましたが、同サイトから個人の作ったユニークなものを取り上げてみました。

3輪

いきなりですが、これなんかは何を意図したのかよくわかりません(笑)。前輪が大きくて、トップチューブが前上がりになっています。前傾姿勢にはならないところが新しいのかも知れませんが..。

ハンドサイクル

こちらは、キックボードに見えて実はハンドサイクルです。立って乗るのか、座って乗るのか微妙なところです。そもそも廃品利用ですから、そんなことをツッこんでも仕方ありませんね。

芝刈り機

こちらは、アメリカの家庭に良くある、乗用芝刈り機をチョッパー型にしたみたいですね。でもちゃんとペダルがついています。これらは、みなガレージから生まれたとなっていますが、とりあえず何でも組み合わせるところから始まるようですね。

大車輪

これは、Unwheeldyと呼ばれているようですが、奇抜です。しかも水陸両用です。人が乗っている部分が、ボートになって浮くそうです。どうやってカーブを曲がるのかは書いてありませんが(笑)、川だろうが池があろうが突き進めます。もし何かに激突したら、乗用部が回転するのでしょうね。

チキン

こちらも水陸両用です。日本でも釧路湿原あたりなら役立ちそうですが、逮捕されます(笑)。もともとは、トリケラトプス(恐竜)だったのが、鶏にしたんだそうです。さらにこの後、白鳥にしたそうです。なんだか、どんどんつまらなくなって行く気がするのは私だけでしょうか。

ウレタン

こちらの乗り物は、名前の語呂合わせで5Kと言うそうですが、要するに万華鏡です。これが出色なのは、自転車のコンポーネントを一切使用していないところです(笑)。作者は、エンジニアでもなく、バイクの修理や溶接の知識もありませんが、ウレタンとアイデアだけでレースに出たそうです。

低車高

これまたユニークです。トップチューブは「またぐもの」という常識を覆してます。トレーラーなどの下でもくぐれそうですが、危険なのでやめましょう(笑)。普通にサドルをつければ、上下で二人乗りという新しい形も出来そうです。

ベンチシート

4台分も幅があったら、日本なら大渋滞が避けられません。工業デザインの学生さんだそうですが、教室のベンチから作ってしまった7輪車です。日本でも、駅のベンチにあるタイプですね。期間は1ヶ月、使った古い自転車は12台です。

カーバイク

名前は「自動車自転車X−4」です。ネーミングはベタですが、グラスファイバーやアラミド、エポキシ樹脂などで出来ている本格派です。中身はバイク・コンポーネントと、くすねてきた子供の椅子だそうです(笑)。石油が枯渇したら、これでもいいですね(一部の人は)。

靴バイク

こちらは、ハリボテっぽいです。何かと思いますが、靴です。自転車は靴だと言いたいのでしょうか。日本ならさしずめ下駄になるのでしょうか。

スイング

これは、サドルの前でトップチューブが折れ曲がる、スイングバイクです。折れ曲がると言っても、乗っている間も固定されていませんので、ゆらゆらスイングするわけです。折れ曲がるので最小回転半径は小さそうですが、普通の折りたたみ自転車でマネすると危ないのでやめましょう(笑)。

家具職人

素材に目を向ければ、木工もありです。溶接が出来なくてもいいわけです。むしろ、いろんな造形が楽しめます。作者は家具職人ですから、完成度の高さも頷けます。ちなみに固い樫の木製です。

木工

ハンドルも木製になっています。次はクランクでしょうか。どんどんウッディになっていきそうです。チェーンまでは行かないと思いますけど。

コンピュータ搭載

これは有名なんだそうですが、BEHEMOTHというそうです。衛星経由のネット接続を備えています。座席は前の方です。このコンピューター化されたリカンベントは、90年代に全米1万7千マイルの講演旅行に使われ、今は引退してカリフォルニアのシリコン・バレーのコンピューター歴史博物館に飾られているそうです。

横向き

サイドウェイバイクです。真直ぐをむいてペダルをこいでいるにもかかわらず、横に進みます。違った種類でのバランス感覚が求められそうですが、向こうに倒れる可能性を考えるとゾッとしません?

バイキング

これまた、ユニークです。サビ入りマグロの手巻き寿司チームというチーム名はともかく、21台のバイクが使われています。私も最初見て連想したのは、横でオールをこぐ海賊船ですが、その通り。海賊のバイキングとバイクを乗るをかけているワケです。スペルはVとBですが、要するにダジャレです(笑)。でも、スクールバスにしてもいいくらいですね。

高車高

竹馬なんかと一緒で、高さを目指す人は絶対いますね(笑)。眺めは最高でしょう。意外と重心が高い方がバランスはとりやすいものですが、乗り降りが大変そうです。

チョッパー

アメリカ人は、このチョッパースタイルが好きですね。だからと言って、もう少し細いタイヤはなかったのでしょうか。

アメリカン

こちらも、典型的なチョッパー型です。オートバイなんかだと、アメリカンホースバックライディングと呼ばれるスタイルです。つまり、馬の背中に乗る姿勢になるわけです。ハンドルが手綱です。西部開拓時代からの伝統なんですね、アメリカ人がこういう形が好きなのは。

バイク型

これは、先ほどのものに、タンクなどのダミーをつけて、オートバイに似せています。アメリカ独特のビーチクルーザーとかに共通するテイストですが、かなり似せています。日本でノーヘルで乗っていようものなら、一発で警察に停められそうです。えっ、音がないですって?口で言うに決まってるじゃないですか(笑)。



クルマやバイクなどでもカスタムの世界がありますが、日本ではあまり自転車をこんな風に改造している人は見ないですね。中学生の趣味に思われてしまうのかも知れません。文化の違いと言えばそうなんでしょうけど..。でも大の大人が、こういう自転車を一生懸命作って乗ってるのって、なんかいいと思いませんか。自転車好きって言うのが伝わってきますよね。

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この記事へのコメント
 コメントありがとうございます。いつも珍しい情報、家族で楽しんで拝見しております。日本じゃ見かけないスゴイ自転車(中には自転車?と思うのもありますが)中には乗ってみたいのもあり、絶対乗れないよ〜というのもあったり。木の自転車は本当に美しいですね。どんな感じかな?乗ってみたいです。前向きにこいで横に進むやつ、あれ、絶対後ろにはこけないんでしょうか?(こわっ!)
Posted by キルワニ at December 03, 2005 18:03
キルワニさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
家族でご覧とは嬉しいです。ホント、世界にはいろんな人、いろんな自転車があるものですよね。
木の自転車は、日本でも作ってくれる職人さんがいるそうです。私もどんなものか乗ったことはありませんが、意外といいのかもしれないですね。
Posted by cycleroad at December 04, 2005 12:06
こんにちは。
木製の自転車なら、昨年、我が町で行われたトランジットモールの社会実験で実物を見たことがあります。なんせ日本の北京と呼ばれる街ですから。
Unwheeldyは2人乗りに見えるので、多分、左右で回転数を変えれば曲がる事も容易かと思います。
Posted by maksim727 at December 05, 2005 10:53
maksim727さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですか。私は聞いたことはありますが、実物は見たことがありません。木の自転車って何かメリットがあるんでしょうかね。けっこう重そうな気もしますし。
Unwheeldyの回転数の差というと、左右の人がそれぞれ独立して回していると言うことですよね。私もそれは考えたのですが、だとすると一人では乗れませんね。曲がるときも、声を掛け合ってうまくスピードを調整しないと、曲がり具合の調整も難しそうですね(笑)。
Posted by cycleroad at December 06, 2005 07:12
すばらしいですねえ!! 面白い。。。
特に、木製の上の方の自転車、本当に欲しく成ります。のってみたい!!デザインも美しい。

私のブログにも紹介させて頂きます。。宜しいですか、、
(って、取りあえず記事にさせて頂きますが、、)
Posted by unclemac at December 06, 2005 16:31
unclemacさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いろんなことを考える人がいるものですよね。見ていて楽しくなります。確かに乗ってみたいものも、いくつもありますね。木の自転車は、使い込むと味が出そうです。
もちろん、どうぞ。私が作った自転車ではありませんが..(笑)。あまり自転車に興味のない人でも、笑えるかもしれませんね。
Posted by cycleroad at December 07, 2005 09:52
 
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