December 15, 2005

ヘルメットは自らかぶらせる

おもしろヘルメット少年がきちんとヘルメットをかぶって自転車に乗っています。


おもしろヘルメットでもよく見ると、ちょっと日本では見たことのないタイプのようです。メロンパンのようにも見えますが、実はこれ、脳みそです(笑)。しかも夜になれば光ります。サイボーグの脳にも見えるかも知れません。いずれにせよ、子供は喜びそうです。

いかにもアメリカ人のセンスです。冒頭の写真の少年には、ちょっと脳のサイズが大きすぎるので、かわいらしくなっていますが、大人がかぶったら、ちょっとグロテスクになりそうです。中には眉をひそめる人もいるかもしれません。私は、ジョークとしては面白いと思うのですが..。

おもしろヘルメット

他にも種類があります。下の女の子がかぶっているのは、レディバグと名づけられた種類です。日本の少女にウケるかどうかは定かでありませんが、既存のヘルメットより楽しい気分で乗れそうです。

おもしろヘルメットおもしろヘルメット

少し年長の子供なら、こちらです。角の先が光るものも用意されています。

おもしろヘルメットおもしろヘルメット
おもしろヘルメット

子供に人気と言えば、今も昔も恐竜という定番があります。Tレックスです。デザイン的に、下あごがなくて噛み付かれているように見えるのもユニークです。

おもしろヘルメット

あごヒモに少し工夫があって、下あごのようになっていれば、絵的にはもっと面白くなるかも知れません(笑)。こちらも光るところが少年の心をくすぐるでしょう。もちろん薄暮の時間帯など、安全対策になります。

おもしろヘルメット

私には、アンコウに見えるのですが、向こうの感覚では違って、「おたまじゃくし」だそうです。ここに、おたまじゃくしが来るとは思いませんでしたが、人気のあるキャラクターなのかもしれません。

おもしろヘルメット

こちらも面白いタイプです。釘が刺さったところから血まで出ています(笑)。スキンヘッドじゃないとさすがにヘルメットに見えないのかも知れません。

おもしろヘルメット

ところで、これは子供用に限ったものではありません。大人でも、ユーモアのセンスを持つ人なら普通のヘルメットより、こちらをかぶりたくなるかもしれません。

おもしろヘルメット

こんなヘルメットなら、街を走っても注目を集められます。ジョークではなく、スタイルとして、こんなヘルメットが似合う人もいるかも知れません。

おもしろヘルメット

日本でも、どこか扱うところが出ると面白いですが、日本人のセンスと微妙に異なるような気もします。ジョークとしてでなく、こういう遊び心があってもいいのではないでしょうか。日本のメーカーや販売元も、どこか出してみる気はないでしょうか。今どき何がヒットするかわかりませんし..。

なんなら、着せ替え式にしてもいいでしょう。普通のヘルメットにかぶせるタイプです。これなら、ヘルメットメーカーでなくても開発できるでしょう。何種類も集める人も出てきそうです。飽きないようにローテーションして使う人もいるかも知れません。真面目な話、ヘルメットの装着率が上がる可能性もありそうです。

私は、基本的にヘルメットをかぶるか、かぶらないかは、本人の判断だと思っています。かぶった方がいいとは思いますが、安全面から言って、かぶった方がいいのは誰でもわかっていることでしょう。初心者で、自転車でもヘルメットをかぶるものだなんて知らない人には、そういうものですよ、と言うかも知れませんが、わかっている人に、あえて「かぶりましょう」と言うつもりもありません。

ロードバイクなど、スピードが出るタイプの自転車に乗るようになったり、マウンテンバイクに乗り、林道などで転倒したり木などにぶつかる可能性があると、自然とかぶりたくなるものだとも思います。いろいろわかってくると、かぶらないと格好がつかないとか、周囲を見て、こういう場所ではかぶるべきだとか考える人も出てくるでしょう。それでいいのではないかとも思います。

要するに、自己責任です。欧米の一部の国や地域のように、法律で義務化するのが必ずしもいいとは思いません。自由度を損なう気もします。でも一方で、欧米などスポーツとして自転車がある国と比べて、日本の場合は、ママチャリの普及という独自の文化があって、ヘルメットをかぶるのが当たり前という意識がないのも事実です。

なんとなく格好か悪いとか、みんなかぶっていないとかの理由でかぶらない人も多いでしょう。似合う似合わないもあります。その意味で、こうした自由な発想のヘルメットが出てくると、少しは意識が変わってくるかもしれません。かぶって楽しくなるようなヘルメット、思わずかぶりたくなるようなヘルメットが出てくるのを期待したいです。




◇ ◇ ◇

なんだか、サーバーの調子がおかしいようです。表示が変になってませんか。日にちが出ないとか。設定を変えたわけではないのですが、原因がよくわからなくて..。

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この記事へのコメント
白人が被ってるスポーティーなメットじゃなくって、中学生が被ってるデザイン無視の、工事現場の人みたいな安全メットをイメージするから普通の人は被らないんじゃないかなぁと思いました。
ところで、おたまじゃくしが舌を噛んでいる様なのですが、あれを引っ張るとなんか出るんですかね?
Posted by maksim727 at December 15, 2005 10:59
 キャ〜、欲しい欲しい。脳みそヘル!最高に楽しいですね。企画してる人も楽しいでしょうね。売れるかどうかなんて考えてないっぽいですよね。私もはじめヘルメットってすごく抵抗ありました。けど、まだ時々そんなにとばさないのにコケたりしますので、安全面からかぶるようにしてます。最近ママチャリに乗ってる小さい子供がカラフルなのをかぶってるのをよく見かけます。「このお母さん、ちゃんと考えてるなぁ。」って思いますね。
Posted by キルワニ at December 15, 2005 23:22
maksim727さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
最近、メッセンジャーの人がかぶっていたり、街で見かけることも多くなった気はしますが、一般的にはあまり知られていないかも知れませんね、自転車用ヘルメット。
小中学校で、思春期に、あの無神経なデザインのヘルメットをかぶらされて、トラウマになっている人もいるかも知れません(笑)。
私も気になったんですが、引っぱると目がライトになっていて点灯する、なんてことはないようです。たぶんキャラクターなんだと思います。
Posted by cycleroad at December 16, 2005 12:57
キルワニさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
このセンス、いいですよね。おっしゃるように、いろんなパターンを考えると楽しそうです。
意外にもこの脳みそ(笑)、夜間光るので、安全面では優れているかもしれません。
停止時に子供が落下してケガをする事故が相次いだので、幼児のヘルメット着用は、浸透してきましたね。民主党が義務化する法案を提出したりしましたし..。
ただ、親は見ませんね。もっともママチャリにヘルメットは、あまり必要性を感じてないでしょうけど。
Posted by cycleroad at December 16, 2005 13:01
こういうのってどこで買えますか??
Posted by twista at January 19, 2010 01:05
twistaさん、こんにちは。
残念ながら、日本で購入できる場所は私も知りません。リンク先でも今は購入できないようですが、直接問い合わせてみてはいかがでしょうか。
Posted by cycleroad at January 20, 2010 22:46
 
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