December 20, 2005

どんな自転車にも必要なこと

放置自転車最近は、ホームセンターなどでもシティサイクルが売られています。驚くほど安いものもあります。また、タイヤチューブをはじめ部品が売られているところもあります。


ママチャリなどシティサイクルを使っていて、パンクやチェーンのトラブルなど故障があった場合、自分で修理する人はどのくらいいるのでしょうか。もちろん、スポーツサイクルも所有しているなど、修理や調整のノウハウを持っている人は、自分で修理する人もいるでしょう。また、破損した部品の交換や新たなパーツの追加、注油やサビ落しなどのメンテナンスなどならする人もいるでしょう。そうした人にはホームセンターは便利な店でもあります。

しかし、多くの人にとって、自転車の修理は自転車屋さん任せではないでしょうか。パンク修理キットは、大きめのスーパーマーケットなどでも手に入りますが、自分で修理する人は少数派です。なかには注油用のオイルはもちろん、空気を入れるポンプすら持っていない人までいます。パンク修理自体は、慣れれば難しくないのですが、ママチャリの場合は、タイヤを装着したまま修理しなければなりません。やったことのない人には敷居が高いかもしれません。ましてチューブの交換などなら、工具も必要ですし、かなり面倒な作業で時間がかかりますので、普通の人には困難です。

私は、今はママチャリを持っていませんが、過去に自分でママチャリの修理や交換にチャレンジしたことがあります。ママチャリの修理は、スポーツタイプの自転車と比べて大幅に面倒です。経験のない人は、一度ママチャリの構造をじっくり見てもらえればわかると思いますが、タイヤをはずすだけで、非常に手間がかかるのです。ですから自転車屋さんに頼んでも、それなりの工賃がかかるはずです。店によっても違うでしょうが、かなり割高に感じられるかもしれません。私などから見れば、その面倒さに比べて、むしろかなり、リーズナブルに感じてしまいます。それほど面倒なものが多いのです。一番の要因は、タイヤなどが簡単に外せない構造だと思います。

放置自転車ママチャリも、しばらく使わず野ざらしにしていると錆びてしまいます。タイヤやチューブなども劣化します。久しぶりに乗るので、新しい部品に交換して整備しようとすると、工賃込みで結構な金額になってしまうことがあります。そう感じられるほど、安く売られている自転車もあるわけです。自分で交換するにしても、ママチャリの部品単体の需要は低いので、どうしても割高な価格設定です。部品の点数によって、すぐ新品の自転車を買ったほうが安くなってしまうでしょう。

言うまでもなく、こうしたことが、駅前の放置自転車や不法に投棄される自転車を増やしています。駅前に置いておけば、いずれ撤去・廃棄してくれるので、放置して新しいものを買う人もいるはずです。もちろんそれだけではありませんが、自転車が安くなっていることが影響しています。修理するより、新しく買ったほうが良いというのは、家電などでもよくあることでは、ありますが..。しかし大量消費、大量廃棄は地球環境に優しくないことは確かです。ゴミ問題、駅前の放置自転車問題にもマイナスです。なるべくなら、使えるものは修理して使った方がベターです。でも部品交換しながら長く使いたくても、ママチャリの構造が、それを阻んでいる現実もあるわけです。

メーカーにしてみれば、利益と相反することなので、大量の廉価販売の方向転換は難しいかもしれません。だとしたら、他の消費財でもあるように、何らかの規制が必要かもしれません。私は、クイックリリース構造を義務付けるべきではないかと思います。クイックリリースにすれば、タイヤの取り外しがワンタッチです。スポーツサイクルでは当然のように採用されています。ママチャリなどでは割高になるでしょうが、せめてクイックリリースだけは採用するべきではないでしょうか。

そうすれば、修理やタイヤやチューブなどの交換も、比較にならないほど楽になります。自分で交換する人も増えるでしょうし、予備のチューブを用意しておけば、パンクしたとき何より便利です。ママチャリでも高い商品を使っている人も多いわけで、修理したり部品交換しながら使い易くなります。廃棄される自転車の減少にも貢献するでしょう。一部が破損したら、自転車全部買い換えるなんて、今の時代にそぐわない訳で、ユーザーの立場からも、「ママチャリにもクイックリリースを」、是非求めていくべきではないでしょうか。



ママチャリに乗ってる友人にクイックリリースのことを話すとビックリする人も多いです。知らない人も多いのだと思います。もっとクイックリリースのこと自体を知ってもらうべきかもしれません。

ところで、年の瀬で何かと慌しくなっています。更新時間も不規則になっていまして(笑)、定時に見ていただいてる方には、申し訳ないです。外で飲む機会なんかも多いと思います。飲み過ぎも注意ですが(笑)、飲んで帰る時の自転車にも注意したいです。転んで擦りむくくらいならともかく、事故でも起こそうものなら、ただでさえ忙しい年の瀬に、洒落になりませんからね。

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この記事へのコメント
はじめまして、ぐうぜんではありますが、こちらのブログを拝見することになりました、、、
クイックリリースをママチャリに、、すごいな〜
ていうか、クイックリリース、あこがれでしたね〜
中学生のときブリジストンのロードマンにのっていて
一段上のユーラシアに見慣れないものがついていて
妙に興味を持ち、、すぐにタイヤをはずせる、、と
わかってこういうのがついてるから高いのかな〜
などとおもい、いつかは自分もユーラシアを買おう!!
と思いました。
 あれからはや20年近くたち自転車に興味もなくなっていたのですが、むしょうに自転車で旅をしたくなり、ランドなーでも買おうかなとネットで調べていたら、、ランドナー自体衰退していたのですね〜〜〜〜

せっかく自転車に興味をもったので、、ママチャリから再スタートです。



Posted by at December 20, 2005 16:37
大さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
懐かしい商品名です(笑)。一世を風靡した自転車ですね。それを思えば、クイックリリースこそついていませんが、重さが10キロをきるものまであるなど、ママチャリもずいぶん高性能になりましたよね。まあ一方で1万円以下のものもあるわけですが..。
自転車趣味を復活させる方、多いみたいですね。おっしゃるようにランドナーというカテゴリーは見なくなりましたが、どの自転車をとっても当時と比べれば、その変化に驚かれるのではないでしょうか。シフトもダウンチューブでなくなりましたし(笑)。ママチャリもいいですが、スポーツタイプの自転車に乗られたら、ディレイラーなどの部品の精度の向上とか、さらに驚かれると思いますよ。
何はともあれ、再スタート、おめでとうございます(笑)。
Posted by cycleroad at December 21, 2005 12:25
初めまして。九州大分で自転車店に勤めているものです。
時々のぞかせて頂いていますが、楽しくも味わいある
ブログでとても好きですよ。

ところでこの記事に載っている上の商店街の写真は
わが大分市ま中央町商店街にそっくりなのですが
違いますでしょうか?ちょっとびっくりしたもんで。
Posted by チャリ坊 at December 25, 2005 12:17
チャリ坊さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
お褒めいただき嬉しいです。
写真は、おそらくそうなのではないでしょうか。と、言うのも写真をクリックしていただくとわかりますが、大分合同新聞の記事を参考までにリンクしたんです。その記事の写真ですので、サティ前としか書いてありませんが、たぶんご存知の場所なのではないでしょうか。
また何か不審の点がありましたら、遠慮なくツッコミを入れてやって下さい(笑)。
Posted by cycleroad at December 26, 2005 12:36
ママチャリにクイックリリースを考えていますが、
取り付けは可能なのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
Posted by Tom at August 08, 2006 00:03
Tomさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
残念ながら、恐らく現在売られているほとんどのママチャリには、取り付けできません。これはネジ止めになっているからではなく、フレームのハブを受ける場所の構造が違うからです。
ただママチャリと呼ぶ範囲は曖昧で非常に幅も広いので、見た目は全く普通のママチャリなのですが、主に外国製の一部のコンフォートタイプのシティサイクルは最初からクイックリリースになっているものもあります。
グレードによっては、装着可能なフレームに直付けのハブという可能性もありうるので一概には言えません。実物を見ればすぐ判るので、自転車店で聞けば教えてくれると思います。
私の記事の書き方が悪かったのかも知れませんが、ママチャリも最初からクイックリリースを採用して、部品交換や修理をしやすくすべきだと言いたかったのです。変に誤解させてしまったとしたら申し訳ありません。
Posted by cycleroad at August 08, 2006 01:31
ユーラシア懐かしい 中学から高校時代通学に又ツーリング九州一週に使用していました当時キャンプ用品も無くテントは普通のデカイテント、フライパンは家庭用で重くつらいツーリングでした今は、TREK4.5、TERK6700GTと変えておりますがツーリングしたい小豆島には3回程行きました次は何処かな
Posted by マーボー at February 10, 2008 18:34
マーボーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ここ何十年かの間に、自転車もテントもキャンプ用品も飛躍的に進化しましたよね。道具がコンパクトで軽くなったことで、泊まりがけで長距離のツーリングへも行きやすくなったと思います。
小豆島ですか。私は行ったことありませんが、島へ渡るのもも面白そうですね。大島とか佐渡なども行きたいと思っているのですが、なかなか実現できないでいます。なんて考えていると、出かけたくなりますね。
(重複を一つ削除させていただきました。)
Posted by cycleroad at February 11, 2008 20:30
私も全く同じ意見です。
クイックリリースはママチャリにもぜひとも必要な機能です。
職場でシティサイクルを買い換えようとした時、クイックリリースの装着されたシティ車を探しましたが、なかなか見つからず、ようやく見つけたラレーのシティ車は5万円以上してしまいました。しかし、パンクした時のチューブ交換はあっという間に終わってしまいました。すごく便利です。
シティ車の後輪ハブ軸のナットでバンドブレーキ、泥よけ、スタンド等の部品が共締めになっているのも、メンテ性を悪くしている一因だと思います。シティ車が登場してから半世紀以上経過するのにまったく改善されませんねえ。
全車がクイックリリースを採用すると部品の単価も下がり、生産性も向上して、コストが上昇する懸念はないと思われるのですが。
Posted by 北康雄 at October 15, 2011 10:17
北康雄さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
これだけ格安の輸入ママチャリが氾濫し、安売りが常態化する中で、パンクしたら買い換える人もいるのが実際のようです。
家電製品などもそうですが、買い替えに比べて修理が割高になってしまっているのも、それに拍車をかけています。
粗悪な製品は、パンクする頃には他の部分も錆びたり劣化しているというのもあるかも知れません。
そうした流れからすれば、クイックリリースは、むしろ使われない機能として省略化するのが妥当ということなのでしょう。
結局、粗悪で格安な輸入ママチャリが氾濫するのが問題ということなのだろうと思います。安全性の問題もあるので、EUなどでは関税をかけたりしているようです。
自転車も車両なわけですし、その整備不良は、時に事故の原因となって、本人ばかりか周囲の人に怪我を負わせます。
安全面の観点からも、一定以上の品質を課すような基準を設け、資源を無駄にしないためにもクィックリリースを義務付けてもいいような気がしますね。
Posted by cycleroad at October 15, 2011 23:52
 
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