December 26, 2005

やり始めると終わらぬ大掃除

大掃除いよいよ、年の瀬もおし詰まって来ました。


まだ大掃除をしていないという方も多いかもしれません。一年の汚れを落とす、ということで様々な場所を大掃除されると思いますが、自転車も1年に一度くらいは大掃除してもいいかもしれません。買った当初は磨いていても、だんだんそのままになっている人もいるでしょう。

水洗いするには季節的に向いていませんが、雑巾や専用のクリーナーなどて拭くだけでも見違えるほど綺麗になります。ディレイラーとかスプロケットなど、ふだんあまり掃除しない場所も泥や汚れを落としてやると、走りが見違えて快適になる場合があります。



掃除以外にも、ふだん出来ない手入れをするチャンスかもしれません。時々聞く話ですが、手足や関節などが痛くなることがあります。体の故障の原因はいろいろありますが、中には自転車にその原因がある場合もあります。例えば、知り合いで手首や手の痺れを訴える人がいました。女性なので、手根管症候群なども疑ったのですが、どうやらブレーキにも原因があったらしいという話です。

その友人はフラットハンドルのクロスバイクに乗っていましたが、長年使っているうちに、いつの間にかブレーキの取り付け角度が動いてしまっていたそうです。少しずつだったので、全く気づかなかったそうですが、ある日ハタと気づいたそうです。ブレーキの取れ付けがずれて、不自然な角度になっていました。それで、手首に無理な力がかかって、手の痺れにつながったのかも知れないと話していました。



またある人は、それまで一度もヒザを痛めたことがなかったのに、急にヒザが痛くなり始めたそうです。結局、原因としては、サドルが微妙に下がってしまったことに気づかず、そのまま乗っていたのが原因だったそうです。1センチにも満たない差だったそうですが、いつの間にかヒザに負担がかかっていたのだろうと語っていました。徐々にではなく、駐輪時など知らないうちに、何かの拍子でずれたようだとも言っていました。慣れた高さより低いと、ヒザが痛くなるという現象は、なんとなく感覚としてわかります。

似たような話は、結構あるようです。サドルの前後のずれなどもあります。サドルを前上がりとか後ろ上がりとか、角度調整できるのを知らずに乗っていた人もいました。ある時、股間が痛いと言うので、見てみるとサドルが微妙に前上がりでした。聞くと自分で動かしたことはないと言うので、調整してあげると、その後は痛みがおさまったということもありました。



ホイールのフレが微妙に大きくなってきたり、ブレーキパットが磨耗しすぎていたり、チェーンが伸びてトラブルが増えていたり、タイヤの磨耗や劣化が進んで寿命が来ていたり、ディレイラーの調整がずれて変速しづらい、異音がするなど、普段気づかないこと、トラブルのタネも多く隠れているかもしれません。もちろん、もっと頻繁に調整されてる方が多いとは思いますが、ふだん怠り気味の方は、いい機会かもしれません。

ついでに家族の自転車も点検整備してあげるといいでしょう。突然のトラブルを未然に防げますし、安全にもつながります。ただ、家族の自転車の調整をするフリをして、家の大掃除をさぼっていると言われないよう、くれぐれも気をつけてください(笑)。




◇ ◇ ◇

今年も今週いっぱいとなりましたね。私も今日で忘年会もおしまいになので、そろそろ掃除をしないと、とは思っています。大掃除って、始めるまでは億劫ですが、やり始めると、細かいところが気になり始めて、なかなか終わらないんですよね。

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この記事へのコメント
 サンタさんの自転車ギフト、画像が楽しくってすっかり良いモノもらった気分でした。ありがとう。と浮かれてるのもつかの間。クリスマス終わったら一気に年の瀬、お正月が押し寄せてきますね。主婦の仕事には毎度終わりがありません。だから「はい、ここまで。」って適当に終わらせるプロになっちゃいました(笑)
Posted by キルワニ at December 27, 2005 09:13
キルワニさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
どういたしまして。
おっしゃるように、一気に年の瀬気分ですね。ただでさえ慌しいのに大掃除は大変です。少しずつやっとけばいいようなものですが、それなら普段の掃除だけでも良いことになりますし、まあいいかな、ってのも多いですね、私も(笑)。
Posted by cycleroad at December 27, 2005 12:38
 
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