
今年はトリノオリンピックだけでなく、6月にはサッカーワールドカップもドイツで行われます。組み合わせも決まり、緒戦のオーストラリア戦に向けて、ジーコJAPANの動向から目が離せないところです。
半年後のワールドカップも楽しみですが、その話題はひとまず置きまして、サイクルサッカーというスポーツがあるのはご存知でしょうか。
昨日取り上げた、サイクルフィギュアと兄弟関係にもあるスポーツで、共通のコートを使います。1チームは2人で独自のルールはあるものの、要は自転車に乗ってやるサッカーです。
ちょっと独特の形の自転車を使いますが、器用に車輪のリムを使ってボールをコントロールし、シュートします。これも私はビデオなどでしか見たことがありませんが、
昨日のサイクルフィギュアよりは、出来そうに思えます。最初はシュートもままならないでしょうが、機会があれば、ちょっと挑戦してみたい気にさせます。
コートは長さ14m×幅11mの広さで、周りは低いフェンスに囲まれ、ゴールは幅2m×高さ2mの大きさ、ペナルティーエリアは半径2mの半円です。どうせなら、普通のサッカーと同じ大きさのピッチでやっても良さそうにも思えます。なんと言っても自転車のほうが、広いピッチを動き回るには楽でしょう。しかしやはり無理があるようです。一部屋外で1チーム6人制のルールもあるようですが..。

サイクルサッカーも、ヨーロッパを中心に世界で行われているスポーツです。1930年から世界大会も開催され、2001年には鹿児島にも来ました。もともとはサイクルポロという、やはり馬のかわりに自転車を使ったポロが起源だそうです。馬を飼うのが大変だったので自転車でポロをするようになったらしく、それが進化して今の形になりました。
自転車でサッカーをしようと始まったのではなく、ボールを車輪で扱うのがサッカーに似ているから、日本で独自にサイクルサッカーという名前をつけたそうです。ですから、正式にはサイクルボール(Cycleball)と言います。日本でも大学などにチームがあり、メジャーではないものの競技人口があります。
日本室内自転車競技連盟というのもあります。

(↑上の画像をクリックすると、短くゲームの様子が見られます。「
東工大サイクルボール班のHP」を見ると、もっといろいろなシーンが見られます。)
昨日のサイクルフィギュアもそうですが、室内でやる自転車競技です。もちろん、屋外を疾走する爽快さは得られないものの、雨や風とも無縁です。天気に左右されずに自転車に乗って汗が流せるという点は魅力です。競技が出来る場所が身近に存在し、専用の自転車が用意されていれば、雨が降ったらサイクルサッカー、という人も増えるかも知れません。しかし、なかなか難しそうです。

正直やった事が無いので、どれほど面白いのかピンと来ないのもありますが、普及のためには、専用の自転車を必要とするのもネックになりそうです。普通のMTBやBMXなどの手に入りやすい自転車で出来るといいのにと思っていたら、偶然見つけたサイトの写真が左の写真です。詳しいルールなどはわかりませんが、新しい自転車ボールゲームと書かれています。
普通のMTBなどを使って、しかもこのくらい大きなボールで、足で蹴ってもいいのなら誰でも容易に出来そうです。ヘディングやドリブルも簡単でしょう。もちろん自転車は、やはり道を走行するのがいいとも思いますが、たまにはこうしたゲームに興じるのも楽しいかもしれません。よくBMXの練習をする人が集まるような場所がありますが、そういった場所に、ハンドボールか何かのゴールとゴムのボールさえあれば、簡単にトライ出来そうです。どんな自転車でも出来るというのであれば、サッカー人気が高い昨今、意外にウケる可能性もありそうです。
余談ですが、サイクルボールと言うとこんなイメージがあるかも知れません。ないかな(笑)。
昨日のサイクルフィギュアとアーティスティックサイクリングの関係もそうですが、やはりサイクルサッカーの方がイメージ沸きますね。
テニスコートくらいの大きさで、一般の人がフットサルとかミニゲームのようなサッカーが出来る施設も、最近出来てきているようです。広いグランドを走り回ると疲れますし、手軽だからか人気もあるようです。そういう施設でも、自転車でやらせてくれたら、やってみるのも面白いかもしれませんね。昔サッカーをやっていた友達には技術的にかなわず悔しい場合でも(笑)、同じレベルで対戦出来るかもしれません。
Posted by cycleroad at 08:00│
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