January 09, 2006

一目惚れや直感もあるけれど

周囲に自転車に乗っている友人がいたり、最近、自転車が健康にいいと言う話もよく聞くので、新年に当たり、今年は自転車を始めようかな、と考える方も増えているようです。


私の周囲でも、ちょっといい自転車でも買おうかなとか、自転車ってダイエットにもいいらしいわね、などという話を聞くことが多くなってきました。実際、本格的に自転車に乗り始める人も最近増えているようです。しかし、そうした人があまり深い考えもなく、言葉は悪いですが、行き当たりばったりで自転車を選んでしまうことも少なくないようです。イメージだけ先行して選んでしまったものの、実際の使い方には合わなくて困る場合もあります。結果として楽しくなく、乗らなくなってしまう人が多い原因になっています。非常に残念なことです。

私も、友人にどんな自転車を選べばいいか質問を受けることがあります。頼まれて、いっしょに自転車選びに出かけることもあります。ある程度の知識があって車種が決まっている人、どういう自転車の乗り方をするかイメージ出来ている人はいいですが、ただスポーツとして始めたいとか、運動不足解消にと漠然と考えている人もいます。そんな人は普通、自転車に種類や用途があって、向き不向きがあることも、あまりよく理解していません。結果、何を買えばいいか迷うようです。



価格に対しての誤解も多いです。最近、ホームセンターやディスカウントストアなどの新聞折込チラシにも自転車が掲載されています。新春の初売りでなくても、3千円とか5千円という驚くような安さのものも載っています。1万円くらいなら、もはや普通なのかもしれません。すると、ちょっといいスポーツタイプの自転車を買おうと思ったら3万円も出せば充分だと思っている人が少なからずいます。

チラシに載るような自転車があまりに安いために、そうした価格感覚で、安いマウンテンバイク風の自転車などを買う人も多いようです。実際よく売れるため、そうした自転車が巷にあふれています。典型的な悪貨が良貨を駆逐する例と言えるでしょう。初めての人には、「本当のマウンテンバイク」と「マウンテンバイク風のマウンテンバイク」の違いがわからず、よく調べもせずに買ってしまうようです。マウンテンバイク風の場合は、「この自転車で悪路は走行しないで下さい」と言うような注意が書かれているので、すぐわかるはずなのですが、小さく目立たないこともあって気づかないのでしょうか。

初めての人は、5万円くらいの自転車を見て、こんなに高いのは必要ないと感じるようですが、むしろ最安の部類に近いです。私が載っている自転車の値段などを言うと、とても驚きます。スポーツタイプの本格的な自転車と、巷にあふれる安い自転車とは全く別物と思うべきでしょう。有名な自転車メーカーのカタログなどを参考にして、その価格感を把握するといいと思います。



必ずしもいい自転車、高い自転車を買え、と自転車屋さんの味方をするつもりはありません。しかし私の経験からしても、やはりいい自転車を買ったほうが結果として得をすると思います。マニアックな値段のものは別としても、ある程度いい自転車だと乗っていて楽しさも違いますし、それだけの違いはあると思います。ただし予算によって、ロード系モデルにするか、オフロード系モデルにするか、などと自転車のタイプを決めてしまうのはお勧めできません。

最初はなかなかイメージできませんが、どういう場所を走るか、どういう乗り方をするか考えるのも重要だと思います。会社まで自転車通勤をするのか、家の近くのサイクリングロードを主に走るのか、休日に近くの山のオフロードを走るのか、都内をのんびり散歩するように乗るのか、目的やスタイル、またどんな場所をよく通るか、などによって選択すべき自転車は変わってくるはずです。私も、まず友人にはその辺りを確認するのですが、意外と意識していない人も多いです。

欲しいと思った自転車を一目惚れで買うのも否定はしませんが、カッコ良さとか、色とかで決めるのもお勧めできません。オートバイっぽくて格好がいいと、ダウンヒル系の自転車を選んでしまったけど、普通に使うには重いし、サスペンションによってこぐ力のロスは大きいし、取り回しにくいし、疲れるし、なんてこともありえます。ある程度、自転車の種類と用途を把握し、自分の使い方にあったものを選ぶべきでしょう。



自転車メーカーをよく知らないのに、ブランドにこだわる人も多いですね。有名なクルマのメーカーやスポーツ用品メーカー、その他何かの製品で有名なメーカーの名前の入っているものを選びたがります。そうした製品の中には、実際にそのメーカーは自転車の生産をしておらず、無名のメーカーが名前だけ借りている例もあるようです。全てダメとは言いませんが、使っているパーツと価格などを見るとやめた方がいいものもあります。あまり良くないウワサを聞くことも多いです。自転車メーカーとして有名な会社のものを選ぶ方がベターでしょう。

いずれにせよ、自分の使い方に、より合った自転車を選ぶのは当たり前のことですが、出来ていない場合も多いようです。その後の自転車生活にも大きく影響します。継続するかどうかの大きな分かれ目になりえます。ぜひよく研究・検討して、じっくり考えて買って欲しいです。もちろん、なるべくなら最初は実車を見て買うべきですし、自転車屋さんにもよく相談してみるといいでしょう。きっと友人の中にも一人くらいは詳しい人がいるはずです。是非相談してみて下さい。



成人の日ですね。143万人の新成人の方、おめでとうございます。おそらくクルマのほうに目が向く年代でしょうが、中には、これから自転車を始めようという方もいらっしゃるかも知れませんね。年齢は別にしても、このブログに、これから始めようとする方が検索サイトなどを経由していらっしゃる場合もあるようです。是非、自分に合った一台を選んで欲しいものです。ゆくゆくは、一台で終わらない人も多いですけどね(笑)。

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この記事へのコメント
お久しぶりですね〜。個人的にはロードを買うんならジャイアントをお勧めしますね〜、10万ちょっとでリーズナブルな自転車が多々あるし、信用できるメーカーだし。ぼくはジャイアントのTCR AEROに一目ぼれして買いました、スペシャライズドのトライアスロン仕様のやつとかなり迷いましたが、正解だったかと思います。それを買ってからなんか結構売れ行きが好調になっちゃって、俺ってイイ目してるのかな?みたいなwプチ自慢でごめんなさいwwちなみに今日はチャレンジ1000kmというイベントの最終日でやっとおかげさまで達成することができました。お互いにがんばりましょう!!!
Posted by 沖縄の人 at January 09, 2006 21:43
沖縄の人さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ジャイアントは、自転車趣味の人でないと知らない人も多いですが、世界最大の自転車メーカーですからね。バリエーションも豊富ですし、おっしゃるように価格もリーズナブルです。一般の人には、台湾のメーカーと言うと誤解されたり印象が悪いようで、台湾をあまり表面に出していませんが、他の製品と違って自転車で台湾製と言ったら一流ですからね。コンピュータもそうですが、欧米のメーカーの工場やOEMも多いですし、中国とは違います。私もお勧めのブランドだと思います。
へー、この時期に1ヶ月で1000キロですか。達成おめでとうございます。マメに走行しないと達成出来ない距離ですが、この時期、沖縄ならではですね。
Posted by cycleroad at January 10, 2006 12:36
 
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