January 12, 2006

混沌状態から抜け出すために

自転車に優しい最近、自転車に優しい街とか、自転車通行レーンと言ったことが話題になります。


ただ、ロードバイクなどに乗っている人には、あまり関心を持たれない傾向があるようです。ロードバイクなどのスポーツ系の自転車に乗っている人で、「自転車通行レーンなんて、はっきり言ってオレには関係ない。」という人もいます。

別に、それはそれで構わないと思いますし、無理やり関心を持てというものでもありません。もちろん私だって、自転車通行帯が無いとどうしようもないワケではありません。私も含め、ロードバイクなどのスポーツバイクで、速いスピードで走行する人達にとっては、自転車通行帯なんて、かえって邪魔な存在と言えるかもしれません。

もともと車道を通行している人にとっては、車道でなく自転車通行帯を通らなければならないのは、かえって嫌だという人もいるでしょう。私もそれは認めます。私だってスピードが出せずにイライラするかもしれません。

このブログでは、何度も自転車レーンについて書いています。しかし、ただ単に、違法駐車車輌が邪魔で走行しにくいから自転車通行レーンが必要と主張したいわけではありません。自転車レーンによって、交通の秩序ももたらされると思うのです。自転車レーンを整備し、都市部においては、自転車は自転車道を通るのが当たり前になれば、今の無法状態が改善されると思います。

駐車車輌から人が降りてくるかもしれないし、後方のクルマも気にして走っているのに、前からフラフラ右側通行のママチャリがやって来て、危ない思いをすることはありませんか。わき道から、よく左右も見ずに飛び出してくる自転車に肝を冷やしたことは無いですか。左側に寄って遠慮気味に通行していても、クルマに幅寄せされることはありませんか。横断歩道以外で歩行者が、こちらが見えていても突然横切り始めることは無いですか。

今は歩道走行、しかも、どちら側の歩道でも自由に走れるぶん、左側通行の原則を堅持する意識が希薄になっている人が多いのは間違いありません。もちろん交通法規を知っていても、です。ママチャリで人の間を縫って走るのも当たり前ですし、メール打ちながらの人までいます。

歩行者にとっても危なくて仕方ありません。いくらキャンペーンや、ポスターなどで呼びかけても効果はありません。歩行者天国であろうと、自転車進入禁止の部分であろうと、どこでも通っても、どこでも駐輪する、その意味ではまさに無法状態です。

こうした現状に、一定の秩序を与えるには、もはや自転車に歩道を通行させてはいけないのだと思います。しかし、いきなり車道を通りなさいと言えば、怖くて通れないと言う人は多いでしょう。事故が急増する可能性もあります。それを根拠に警察も認めないに違いありません。

自転車に優しいむしろ警察は、自転車を歩道しか通行出来ないようにすることを狙っていると言われています。暫定的と言いながら、自転車を歩道へ追いやって、何十年もそのままなのです。

すると、やはり普通のママチャリの人でも安全に通行できるように、車道に自転車通行帯を造るしかないように思うのです。そうして自転車と歩行者を完全に分離するべきです。すぐに秩序がもたらされると楽観は出来ませんが、自転車は自転車通行帯を通るのが当たり前になっていけば、今のような無秩序な状態は必ず改善されていくはずです。

道路の両側に通行レーンを設け、左側の一方通行での通行を徹底していけば、自転車同士の事故は減るはずです。今は、歩道走行の延長線上で、歩道からいきなり車道に出て、右側を走行、つまり平気で逆走する人も大勢います。

しかし、自転車レーンを左側走行するようにすれば、そこを逆走するのは骨が折れますし、顰蹙を買うでしょう。最初はともかく、自然と左側走行の秩序が形成されていくに違いありません。自転車同士の事故も減るはずです。自転車同士はケガの程度も比較的軽い場合が多く、まずニュースになりませんが、実はよく起きているようです。

自転車とクルマを分離すれば、両者の事故も減るでしょう。例えクルマに悪意は無くても死角がありますし、よそ見も多いです。自転車レーンと歩道もガードポールなどで区切れば、自転車と歩行者の事故も減り、歩行者が交差点以外で不用意に横断しにくくなって、クルマにはねられる事故も減るかも知れません。

事故は突然やってきます。思いもよらずクルマにはねられたり、飛び出してきた歩行者や、不法な自転車と衝突する悲劇は起こりえます。こちらが死ねばそれまでですが、事故の相手を死亡させ、莫大な賠償責任に生活が崩壊したり、自分が一生不自由な身体で生活を余儀なくされる例は、すぐ身近で起きています。家族を亡くす可能性だってあるわけです。道路交通に今より秩序がもたらされれば、そうした不幸も減らせるはずです。

自転車が通れる所をはっきり定めて、歩道を通ることが不法だという認識が定着してくれば、歩行用通路や商店街の人ごみの中を自転車が通り抜けることも無くなるはずです。また自転車通行レーンでは駅前近くの駐輪場までしか入って行けないようにして、駅前の広場や歩道部分に自転車を持ち込ませないようにすれば、駅前の放置自転車問題だって改善し、莫大な撤去費用も軽減されるでしょう。

もちろん、郊外までレーンを作れというつもりはありません。しかし都市部には自転車通行レーンを整備し、交通の秩序がもたらされることによって得られるものは多いと思います。自転車に乗る人にとっても、乗らない人にとってもメリットがあります。社会全体、あるいは都市交通の問題として、自転車に乗る乗らないにかかわらず、また趣味の自転車とは切り離して考えてみてもいいのではないでしょうか。




◇ ◇ ◇

個人的に呼びかけてみたいことを書いてみました。ロードバイクに乗る人にも、自転車通行の秩序が出来るというのは、大いにメリットではないかと思います。そして、自転車が趣味の人で、こうした認識を持つ人が増えないと、なかなかコンセンサスも形成されないのではないかと思います。

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[自由研究]誰か教えて【趣味の吹き溜り】at January 13, 2006 14:14
 
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