February 10, 2006

広い世の中には存在する確率

今年のお年玉年賀はがきの1等がなんと2本も当たった夫婦がいたそうです。


今月7日に各紙で報道されていましたが、年賀はがきの一等は五十万通に一通だそうです。この福井県のご夫婦に届いた20通のうち2枚が1等という信じられない確率は、単純に計算しても250億分の1です。一世帯に2本当選というのは、年賀はがき始まって以来のようですが、こういう事も起こるのが面白いところです。例年、年賀はがきの抽選についてあまり意識したことはありませんでしたが、ふと思い立って調べてみました。こちらのページを見ますと賞品の変遷が載っていて、時代の移り変わりを感じます。

サイクルサッカー自転車とうさぎその中で賞品としての自転車に注目しますと、昭和24年に始まった翌年から特等の次の1等が100万分の3の確率で賞品が自転車となっています。その後7年くらいは、ほとんど一等が自転車です。

面白いのは、昭和47年から折りたたみとなって自転車が一等に復活、55年まで何度か一等となり、57年から2年間は2等、平成9年に電動アシスト付きとなってまた1等に返り咲き、2等にも折りたたみ自転車が何度か出てきます。誰が決めるのか知りませんが、かなり自転車好きなのかもしれません(笑)。

ところで、趣味の王様と言ったら、釣りかアマチュア無線か鉄道模型なのか知りませんが、切手を収集する人もやはり多いようです。私の知り合いにもいますが、記念切手の発売日は必ずチェックして買いに行ったりするようです。私は詳しくないので、普通切手に1000円のものがあることや、慶事だけでなく弔事用の切手があることも知りませんでしたが、毎年記念切手以外にもふるさと切手やグリーティング切手など、いろいろなものが発行されているようです。

最近はメールやFAXを使う人が増えているとは言え、「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」だとか、「日本におけるドイツ2005/2006記念」だとか、何か考えて切手を発行すれば、黙ってマニアの人が買ってくれます。しかも何割かは使われることもないというのは、ある意味いい商売です。日本におけるドイツと言っても、ワールドカップとは全く関係ないようですし、何か理由をつければ、いくらでも発行出来そうです。

自転車図柄の切手

以前から不思議に思っていたのですが、ほとんど普通切手とは言え、古い切手も使えるわけで、毎年すごい種類の切手が増えていきますから、流通しうる切手の種類たるや膨大なものになるはずです。そんなに大量の種類の切手を本物かどうか、どうやって見分けているのでしょう。到底覚えきれる数ではないはずです。最近は、プリンターやカラーコピーの発達で簡単に紙幣も偽造されるくらいですから、切手だって偽造されることはないのでしょうか。

いろいろ見てみると、結論としては切手の印刷の質感は独特で、日頃常に切手を扱っている人間なら偽物はすぐに判別できるということのようです。偽造防止の観点から詳細は不明ですが、特殊なインクや技術も使われており、やはり簡単には偽造できないと言います。大量に持ち込んでの換金は無理としても、大量の郵便を出すために偽造するならありえそうですが、証拠も残ります。一枚ずつは額が額ですし、リスクを冒して精巧に偽造するのは割に合わないということなのでしょう。

自転車切手自転車図柄の切手自転車図柄の切手自転車図柄の切手


そんな切手ですが、自転車が図柄になっているのも相当な数に上るようです。日本で自転車切手だけ集めている、なんていう人が果たして存在するのか不明ですが、オランダ人のこの方は、自転車マニアの切手マニアです。この方のサイトには、自転車切手がいろいろ載っています。オランダ語なのと、切手の知識がないので希少性はよくわかりませんが、キューバとかマリ共和国とか珍しそうな世界の切手や、女性とか戦争とかテーマ別に切手をわけています。

私は切手を収集したことはありませんが、よく見ると国ごとの雰囲気や歴史的な自転車もあって興味深いものがあります。自転車の図柄と限れば、集めやすいかも知れません。この方、自転車のミニチュアや自転車の図柄のビールのラベルも集めているようですが、さすが自転車の国オランダの人という感じです。考えてみれば、世の中には切手以外にも、まだまだいろいろな自転車関連グッズ収集家が存在しそうです。



そう言えば、お年玉年賀はがきの当選番号見ていませんでした。せっかく話題にしたのですから、見てみましょうか。どうせ切手シートだけでしょうけど(笑)。

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