February 18, 2006

大きくなる程減っていくもの

最近、旅行や出張などで、ふだん馴染みのない場所へ行って、戸惑うことはありませんか。


元々、知らない駅名や地名が多いわけですが、それでも何度か行ったことがあれば、見覚え、聞き覚えのある名前もあります。そんな地名が変わっていたりすると、自分の記憶違いか、見間違いや勘違いか、はたまた道に迷ったのかと戸惑うことがあります。

最近そうしたことがよくあるのは、市町村合併で名前が変わる地域が多いのが原因だと思います。地名の表示や方向案内板、地図など表示の変更が全て済んでいるとは限らないので、余計混乱に拍車をかけるわけです。合併ともなると、いきなり広い範囲が同じ市町村名になったりするので、行きたい場所と違う方向へ向かっていたりします。

GPSやナビゲーションを使っても、緯度経度で割り出すなら関係ありませんが、やはり人間は地名番地で把握、記憶するわけですから、旅行者にとっては、あまり親切な話ではありません。平成の大合併の過渡期なので、ある程度仕方のないことなのだとは思いますが..。

市町村合併ところで、そんな市町村合併の変遷のわかる面白いサイトがあります。「市町村変遷パラパラ地図」です。市町村が合併で変化していく様子がよくわかります。(使い方をよく読まないとパラパラにならないので注意して下さい。)同じページの下のほうにあるGIFアニメ版だと自動で切り替わっていくので、判りやすいでしょう。

私は別に地図オタクという程ではありませんが、わりと地図を見たりするのが好きなほうです。でも、そうでなくてもこのサイト、ちょっと面白いと思います。こまめに更新されているのもすごいです。

自分の住んでいる地域やその周囲の都道府県などを見ていると、新しい発見もあります。そう言えば最近聞かなくなった市町村名や、こんな地名もあったなと改めて気づきます。

東京などは最近でこそ、あまり変化がありません。しかし戦前まで遡っていくと、ずいぶん細かい区割りだったのが判ります。場所によっては、どんどん合併して大きくなって行きますが、逆に、例えば神奈川県でも横浜市などは、分裂して小さな区が増えていくのがわかります。

あちこちの都道府県を見ていますと、どんどん市町村名が少なくなっていく場所も少なくありません。合併ですから当たり前ですが、由緒ある地名が失われていく様子にも見えてしまいます。おそらく市町村名にはならなくても地名として残っている場所も多いとは思いますが、地図上からはだんだん消えていき、忘れられて失われていく地名も多いに違いありません。

少し前に、愛知県の知多半島の南セントレア市が話題になりました。全国からの反響もあって報道までされる騒動になったのも記憶に新しいところです。どれだけ現実味のある話か知りませんが、同じ愛知県の半田市をパンダ市にしようという話もあるそうです。そう、ジャイアントパンダのパンダです。逆に、合併地区同士が合意できず、東西南北などをつけたり、何の変哲もない、どこにでもありそうな地名になっていく例も多いようです。

合併に反対するわけではありません。新しい名前にも町おこしなどの住民の意志があるのでしょう。それぞれに事情があり、外野がとやかく言う問題ではないと思います。ましてや旅行者の不便など、問題にするほどの話ではないかも知れません。

しかし住人以外にも、その地名に特別な記憶や思い入れがある人もいることでしょう。歴史や文化にも結びついていますし、由緒ある地名は一種の文化遺産として、住んでいる人だけのものではない面があるはずです。日本全体の大きさが変わるわけではありませんが、市町村の数が減っていくのは何となく寂しい気もしてしまいます。





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