May 21, 2006

自転車乗ってハワイへ行こう

こちらは埼玉の話題最近、新聞などに自転車の話題が取り上げられることが増えているようです。


純粋に自転車が見直されていることもありますが、事故の多発やマナーの悪さに関する話題も目立ってきています。以前も取り上げたように、全国の警察が悪質な交通ルール違反の自転車に対して赤キップで対応することにした反響もあります。そんな中で、千葉県警が「シグナル作戦」と銘打った新しい対策を打ち出しました。東京新聞の記事から引用します。


自転車事故減へ『シグナル作戦』 / 『逆転の発想も必要』

増加傾向が続く県内の自転車事故を減らそうと、県警は十五日から、交通信号の三色(青、黄、赤)にちなんだ自転車安全利用対策「シグナル作戦」に乗り出す。従来の「イエローカード」(黄)による指導・警告や交通切符(赤)による違反取り締まりに加え、模範的な自転車利用者には「ブルーカード」(青)を交付するという、全国の都道府県警では初めての試みという。十七日までの三日間、県内で一斉取り締まりを行う。

ブルーカードは一万枚を用意。泥よけなどに張れるよう「グッド・マナー・サイクリスト(自転車安全利用模範運転者)」と記した青い反射材を添えている。左側通行や横断歩道での手押しなどを励行している自転車利用者に、現場の警察官の判断で渡すという。県警交通企画課は「取り締まりだけではなく、模範運転者を評価する“逆転の発想”も必要と考えた。県民の交通安全意識を高め、自転車事故の抑止につなげたい」としている。

(中略)県警は、死亡事故件数を減らすには自転車事故への徹底的な取り組みが不可欠と判断した。一斉取り締まり期間中は、イエローカードによる警告や、酒酔い運転や夜間の無灯火など悪質な違反者に対する取り締まりも併せて強化する。


ブルーカード悪質な違反に赤キップを切ったり、イエローカードで警告するだけでなく、ブルカードで表彰するというのは、確かに逆転の発想と言えなくもありません。左の写真の青い部分が反射材のステッカーで、自転車の泥除けなどに貼るようになっています。左側通行の遵守や一時停止からの左右の安全確認、自転車を押しての横断歩道の横断など、検問中や交番勤務の警察官が優れたマナーの人を見つけた際に随時配るのだそうです。たまたまパンクして押していたら、お巡りさんに呼び止められて、グッドマナーサイクリストと言われたりするのでしょうか(笑)。

私も実物を見たことはありませんが、趣旨は理解します。なのに、こんなことを言うのもナンですが、今どきステッカーをもらっても、小学生ですら喜ばないような気がしないでもありません。警告のイエローカードも何ら法的根拠がないそうですが、マナーを褒めてもらっても.ステッカー1枚では..という感じです。

せっかくの千葉県警の発想にケチをつけたくはないのですが、どうせなら、もう少し実効性のある方法を考えて欲しいものです。罰金にしても交通反則金制度にしても、言わば減点システムです。逆転の発想なら、加点したらどうでしょう。お手本は、スーパーマーケットなどで採用されているポイントカードとか、航空会社のマイレージとか、いくらでもあります。

赤キップで罰金をとるなら、ブルーカードで現金をくれてもいいですが(笑)、それはさすがに無理でしょうから、商品やサービスと交換できるポイントを付与するわけです。単なる表彰でなく、モチベーションとなるメリットが必要ということです。カードにポイントを加算するようにして、地元商店街の振興とタイアップする手もあります。航空会社のマイルや他のポイントと交換できるなら、グッドマナーを促す効果も大いに期待できるでしょう。大人から子供まで幅広く、集めたくなるようなポイントが欲しいところです。

こちらは長野の話題そんなのナンセンスだと思われるでしょうか。確かに、実現には多くのハードルがあることは否定しません。ポイント付与の行為の判定方法、公平性の確保、予算の問題、そもそも警察の仕事にそぐわないという批判もあるでしょう。そんなの無理、空想の話と言ってしまえば、それまでです。でも、むしろ逆転の発想と言いながら、子供だましのシール(失礼!)では、あまりにお粗末です。民間の感覚なら、そんな企画はジョークにもなりません。

駐車違反の取締りを民間委託する時代です。民間企業とタイアップするなど、やり方によっては、いくらでも予算の問題はクリア出来るはずです。効果が見込めるなら、そもそも取締りや事故処理の負担も軽減し、まわせる広報予算なども出てくるでしょう。ポイント付与の対象行為の判定については、ICタグなど最近の技術でクリア出来る部分も多いと思います。駐輪場を利用するとポイントが貯まるとか、最初は出来ることから導入する手もあります。

もちろん、こつこつポイントを貯める人ばかりとは限りません。しかし、商品等との交換だけでなく、ポイントによるメリットを工夫すれば、マナーに沿った運転をしないと不利や不便を被る、しない手はない、と考えさせることも出来そうです。しないとかえって面倒になれば、するのが当たり前となって、自然とマナーが向上する可能性があります。さらに発展すれば、放置自転車や自転車盗難対策から、クルマの利用を減らしてCO2を削減する温暖化対策まで連携させることも出来るかもしれません。さすがに、そこまでいくと国の政策レベルの話ですが..。

交通安全や放置自転車問題、地域振興から地球温暖化対策まで視野に入れた自転車マナーの向上。ちょっと大げさですが、その実現のため全国に先駆けて実験を推進するくらいのビジョンがあったら素晴らしいと思います。せっかくの「シグナル作戦」です。「逆転の発想」の千葉県警交通企画課にも頑張って欲しいですが、別に千葉県警でなくても構いません。真に効果のある対策を打ち出すため、従来の枠組みにとらわれない斬新な発想と大胆な決断に踏み切る警察、どこかの都道府県に出てこないものでしょうか。



最近ブルカードと言えば、むしろサッカー・ワールドカップですね。サポーターが熱い応援メッセージを書き込むブルーカード・プロジェクトというイベントをアディダスやテレビ朝日がやっています。
ブルーカードで思い出しましたが、昔はブルーチップやグリーンスタンプなんていう、今で言うポイントカードみたいなものもありましたね。幼い頃、母親にスタンプ帳のような台紙に貼らされた記憶があります。今でもあるようですが、さすがに、あの切手みたいな券をちぎって渡すシステムではないようです(笑)。

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