June 26, 2006

地域をスポーツで活性化する

ジョイアスロン昨日、沖縄で「東御廻い国際ジョイアスロン」というイベントが開催されました。


東御廻い国際ジョイアスロン沖縄県は南城市で開かれた「東御廻い(あがりうまーい)国際ジョイアスロン」は、新しいタイプのスポーツイベントです。「ジョイアスロン」とは聞き慣れない言葉ですが、何となく想像もつきます。トライアスロンとジョイから来ているようですが、トライアスロンが「スイム」「ロードバイク」「マラソン」の3種を連続して行う過酷な競技であるのに対し、より短い距離の「スイムウォーク」「サイクリング」「ウォーキング」を断続して行うものです。

トライアスロンと違って誰でも参加でき、タイムや距離を競わず自分のペースで、3種目を1〜2日間かけて楽しみながら健康増進を図るスポーツだそうです。過酷なトライアスロンのハードルを大幅に下げたような種目で、ある意味で新しい発想と言えるかもしれません。「スイムウォーク」と「ウォーキング」が重なるような気がしないでもないですが、距離を大幅に縮めた上に、水泳を言わば「水際歩き」に、「マラソン」を「ウォーキング」にすれば、かなり参加しやすくなることは間違いありません。

ガイドがついてウォーキングタイムや距離を競わないというスタイルも、イベントとして参加しやすくする一つの方向性ではありますが、あまりに競技としての達成感や充実感が奪われると、スポーツとしての魅力は半減です。そもそも大会に参加するモチベーション的にも疑問が残ります。しかし、「東御廻い」と組み合わせることによって、その辺りをカバーしているのは上手いやり方です。ちなみに、一般的には「東御廻い」のほうがもっと聞き慣れない言葉ですが、琉球諸島に古くから伝わる聖地巡拝の行事のことだそうです。

水際を歩くジョイアスロン自体は、まだまだマイナーですし、大会数も僅かです。他の地域の大会は殆ど知られていませんし、決して盛り上がっているとも言えないようです。しかし、「地域活性化スポーツ」としてジョイアスロンと地域の観光や遺跡めぐりなどと組み合わせるやり方は面白いかもしれません。全国にお参りや巡礼、例えば七福神めぐりやお遍路など、昔からの行事やスポットが残る地域は少なくないでしょう。

ウォーキングを楽しむ地域イベントも多いですが、自転車が加われば、何倍も広範囲な観光スポットを組み合わせることが出来ます。観光資源それぞれ単独よりもアピールしますし、参加型イベントとしての話題性や、スポーツとしての集客も見込めるでしょう。考えてみれば、日本は海岸線も長く、湖沼や河川もたくさんあります。更にプールなどの施設も全国にあるわけで、それらを上手く組みあわせれば、各地で個性的なジョイアスロンが出来そうです。是非、他の地域でも誕生することを期待したいです。

美濃サイクルフェスタ最近、ジョイアスロンに限らず、全国各地でいろいろな自転車イベントが増えています。もちろん本格的なロードレースやトライアスロンなどの大会も開催されていますし、幅広く一般の人が参加できるようなイベントもあります。例えば岐阜では、一昨日「美濃サイクルフェスタ」がアテネ五輪自転車競技代表の大菅小百合選手や元競輪選手の中野浩一さんらを迎えて開かれました。一般市民のタイムトライアルや、美濃市の歴史のある町並みを走るサイクリングで汗を流し、パネルディスカッションなども行われたようです。

長野では昨日、松本市街から美ケ原まで、標高差1270メートルを駆け上がる「ツール・ド・美ケ原」が開催され、全国から2200人余りを集めたそうです。車種や年齢、性別でクラス分けされた参加者が全長21・6キロの北アルプスを望む美しいコースでタイムを競いました。青森県弘前市でも来月、「チャレンジヒルクライム岩木山」が復活するそうですし、ヒルクライム系のレースは各地で人気のようです。

ヒルクライムばかりではありません。新潟県の佐渡では、「佐渡ロングライド210」が先月初開催にこぎつけました。日本一大きい島である佐渡島の一周210キロを走破する、いわゆるロングライド系のレースイベントです。初心者向け36キロから一周210キロまで、初めての開催にもかかわらず、北海道から九州、沖縄まで、全国から約1000人もの参加者を集めたそうです。

ツール・ド・美ケ原そのほかにも、耐久レースから時間を競わないライドイベントまで、またロードだけでなくダートや、ダウンヒル、トライアル系の大会なども開かれています。全国で実に様々な自転車イベントが開かれているわけです。世界的にも自転車が見直されている昨今、ある種のブーム的な傾向もあるのかも知れません。

何らかの経験によって、一度本当の自転車の楽しさを味わった人は、自転車に対する認識が大きく変わる場合も多いようです。単なる「アシ」から、本格的スポーツとしての自転車に目覚める人も少なくありません。しかし日本では、ママチャリとスポーツ系の自転車の、あまりの違いに驚いた体験を持つ人は、まだまだ少ないのが現状です。

例え一時的なブームにせよ、こうした自転車イベントが増えて身近になれば、自転車に目覚める人も増えるでしょう。日本は、単純に自転車に乗る人は多いですが、スポーツとしての面は欧米より遅れています。サイクルスポーツに親しむ人が増えれば競技人口も拡大し、イベントもブームから定着へと進むはずです。同時に自転車に対する理解や活用も進み、自転車を楽しむ人が多数派になっていけば、暮らしの中で自転車に乗る環境も改善していくでしょう。様々な面からも、自転車イベントの発展を期待したいところです。



今年で93回目のツール・ド・フランスが、もう少し7月1日に開幕します。日本での注目度も少しずつ高まっているようですが、もちろんサッカーなどには比べるべくもありません。日本人選手が活躍するようになると違ってくるのでしょうけど..。

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この記事へのコメント
ツールドフランスのTV、前はやっていたと思うのですが
最近は放映されたいないようですが・・・
見ることはできないのでしょうか?
Posted by kazupon at June 27, 2006 07:45
kazuponさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
現在は、スポーツ専門チャンネルのJスポーツが日本での独占放映権を持って全戦中継しているので、残念ながら地上波では見られません。
昔は、NHKが主に衛星放送で中継していましたが、その後放映権をCX系列(東京ではフジテレビ)が取得して、放映してた時期もありましたね。今は衛星放送のスカイパーフェクTVか、各地のケーブルテレビ経由などで見るしかありません。地上波ではあまり視聴率が取れなかったのでしょうね。
去年までの大会ならDVDなどになっていますので、一挙に見る手もありますけど..(笑)。
Posted by cycleroad at June 27, 2006 16:18
ありがとうございます。
私の環境はCATVなのですが限定にしてありますので
今は見ることができませんが
検討してみま〜す。
Posted by kazupon at June 28, 2006 08:09
kazuponさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
どういたしまして。やはり、地上波で放映されるようにならないと、メジャーにはなりませんね。でもモーターレースのF−1のように、日本人が常時出場するようにでもならないと、視聴率をとるのは難しそうです。
Posted by cycleroad at June 29, 2006 00:57
 
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