July 11, 2006

必要に応じて取り替えて使う

車輪左の写真、格納されて離着陸時に出てくる飛行機の車輪のようにも見えますが、何の車輪だと思いますか。そう言えば、一部のベビーカーも、こんな車輪だったような気もします。


ストリートサーファー実は、ストリートサーファー(StreetSurfer)という自転車の前輪です。正確に言うと五輪車ということになるのでしょうか。以前ダートサーファー(Dirtsurfer)という製品を取り上げたことがありますが、それと同じオーストラリア生まれの自転車です。

オーストラリアと言えばゴールドコーストなどでサーフィンも盛んですが、よほどオージーはサーフィンが好きと見えます。何かとミックスするのも好きなのでしょうか。私などは、普通の自転車でも充分楽しいですが、豪州人は、どうも普通の自転車では飽きたらないようです(笑)。

見た目だけでもかなりの違和感がありますが、どうやら見た目だけではないようです。むしろ、「自転車に見えるけど全く違う乗り物」なのだそうです。ただ真直ぐ走行しただけでは、意味がないと言います。

自転車スタイルのフレームとペダルをもった、ユニークで新しい乗り物というふれ込みなので、果たして自転車と呼んでいいのかわかりませんが、ストリートサーファーは、サーフィンのようにターンを楽しむ乗り物なのだそうです。下の写真のように、かなりの角度まで傾けても倒れることはありません。

4つの小さな前輪を支えるフォークというか、フレームの部分にも独自の機構があって、普通の自転車ではありえないような動きや乗り心地を生んでいるようです。前輪のタイヤが小さいと段差の乗り上げが不安な感じもしますが、フレキシブルに追随するので、意外な走破性を発揮するようです。文章で説明してもわかりにくいので、興味のある方はサイトの動画を見てみてください。

拡大したところかなり倒せる

普通の自転車でも高速でカーブする場合なら、それなりに車体を倒すことも出来ますが、あまり傾けすぎると転倒するか、ペダルが地面に接触してしまいます。しかし、このストリートサーファーの場合、よく見ると、クランクのついているBBの位置も、かなり高くなっています。それで、これだけ傾けてもペダリングできるわけです。傾けてもペダリングするほど、より安定するのだそうです。

ペダルの位置が高い

はじめから、こうした特性を計算してデザインされたのかどうか分かりませんが、前輪をこんな形にしてしまうなんて、よく発想したものです。乗ったことがないので、なんとも言えませんが、見る限りでは面白そうです。実際に乗ってみたいです。昨年発表され、日本でも売り出す計画があるようですが、ある意味特殊な商品でもあるので、普通に見かけるようになるかは未知数です。

ウィリー段差も

さすがに、後輪まで同じような4輪タイプの車輪にするのは難しいのでしょうか。何と言ってもペダルの力をタイヤに伝えなくてはなりません。しかし、理屈というか機械工学的に設計は出来そうです。素材や加工技術も進歩しているので、作ろうと思えば、もしかしたら実現できるのかも知れません。

StreetSurfer海からの帰りもサーファー?

フォールディングバイク、いわゆる折りたたみ自転車や、自転車を分解して持ち運んで列車などに乗る「輪行」を考えたとき、たたんで小さく出来ないのが車輪部分です。この4輪のキャスターのようなタイヤなら、かなりコンパクトです。前後とも、こうした4輪タイプの車輪なら、フレーム部分の工夫によっては、かなり小さくなりそうです。

例えば、ふだんは前後輪とも普通の大きさのタイヤをつけて、ちょうど掃除機の先端部のように(..あまり上手い例えではありませんが)、必要に応じて4輪キャスタータイプのタイヤに付け替えられたら便利かも知れません。前だけ付け替えてストリートサーファーとして使ったり、出先で乗る場合は、前後輪とも4輪タイプにして、折りたたんだり分解したりして運ぶなんて出来たら便利そうです。

いや、ストリートサーファーのフォルムから連想した、単なる思いつきなんですが..(笑)。



1ヶ月に渡ったW杯が、とうとう終わってしまいました。なんだか寂しい感じです。しかし、あの退場劇には驚きましたね。

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この記事へのコメント
いや〜すばらしいマシンですなぁ。
コーナーリング時はきちんと車輪にキャンバーまでついて、スムーズに曲がれるような工夫もされているような…。メカニックだった私には興味深々です。一度乗ってみたいなぁ…。
フロントフォークの長さや、ホイルベースの距離や4輪車の作りから考えて意外と安定した走り、クイックなハンドルレスポンスを体験できそうな感じですね。後輪も4輪にすると、おそらく全く違ったハンドリングになるでしょうね。たぶん…駆動輪が前輪に付いて行こうとしますから、更に粘っこいフィーリングになると思われます。後輪は1輪の方がより軽やかな動きを楽しめるでしょうね。
Posted by Taka at July 13, 2006 12:00
はじめまして。ブログ読ませていただきました。素敵な自転車にあこがれますね。僕は不覚にも電動アシストです・・・。もし良かったら遊びにきてください。
 僕たちのブログ(http://ameblo.jp/gakkou01/)の内容は物々交換で100万円貯めてアジアに給食付の小学校を建設するというものです。元では僕たちが制作したフリスクケースです。こちらを物々交換の品にしています。ご協力よろしくお願いします!
Posted by ヨッシー at July 13, 2006 20:24
Takaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私は、イマイチ乗り心地、特にカーブの時の挙動のイメージが沸かないのですが、専門的な目で見られて感心されるということは、やはり宣伝文句相応の仕組みがあるようですね。
なるほど、ホイールベースやハンドルのレスポンスですか。私もますます乗ってみたくなりました(笑)。
前輪だけでもユニークなのに、8輪だと粘っこいフィーリングですか。その前にパッと見ただけでも、そのフォルムに笑えそうですね(笑)。
Posted by cycleroad at July 14, 2006 07:37
ヨッシーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いえいえ、決して電動アシストは不覚ではないと思いますよ。私も試乗するまでは、そのレスポンスが分かりませんでしたが、乗ってみたら売れている理由がよくわかりました。
100万円ですか。アジアと言っても広いですが、具体的には、どちらの国なんでしょう。後ほど遊びに行きますね。
Posted by cycleroad at July 14, 2006 07:40
オーストラリアは未だ発展登上国で、あらゆる面で工夫など考えなくてもよい資源輸出が多く、工業技術でも劣っていています。なので経済的に余裕が無い。中国に擦り寄ったりしてでも金が欲しい。前の豪首相や環境相が典型。国民はする事がないのでストレス解消などで自然環境について騒いだりします。しかもレジャーが少ないので捕鯨反対運動とかサーフィンが流行るのです。人種差別も根深いです。元々犯罪者の隔離離島だったのに過去への反省なども少なく、他国を罵倒する人も多い。表向きは善人面するひとが多い。
十年も住めば半年でわかります。

Posted by 豪州生活経験者 at May 21, 2013 18:17
豪州生活経験者さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私もオーストラリアには行ったことがありますが、住むとなると、また全然違うでしょうね。
そうですか。ゴールドコーストやグレートバリアリーフなどのイメージからすると、レジャーが豊富にあるように思えてしまいますが、レジャーは少ないのですか。
そのあたりの事情も、こうしたアイテムが開発される背景にあるのかも知れませんね。
Posted by cycleroad at May 21, 2013 23:39
 
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