October 06, 2006

写真と字だけでは伝わらない

YouTube近ごろは、インターネット上でちょっとした動画などを手軽に視聴出来るようになってきました。


地域によってバラツキはあるもののブロードバンドの普及と、パソコンの性能アップも理由だと思います。でもサービスの面で急速に浸透してきた動画共有サイトで、ネット上に動画を公開し手軽に閲覧出来るようになったことが影響していることも間違いありません。

中でも、既に4500万本以上の動画がストックされ、一日に3万5千本もアップロードされているアメリカの動画共有サイトYouTubeが他の類似サービスを圧倒しています。ただ同社は2005年に設立され、アメリカで話題になり始めたのは同年12月頃、日本でも今年の初め頃であることを思えば、驚異的なペースです。

日本からのアクセスも多いそうですが、著作権や収益モデルなどの懸案も抱えており、今後の展開が注目されるところです。しかし、企業のプロモーションへの利用など新しい模索も始まっているようですし、確かに便利です。今後も動画コンテンツは拡大し、動画の利用環境を提供するサービスも続いていくでしょう。

もちろん個人的な動画で、特定の人と共有するだけのものも多く、他人が見ても全く面白くない映像も少なくありません。しかし、以前にも自転車関連の面白映像を取り上げましたが、一部はコンテンツとして視聴しても面白いものがあります。そして、それ以外、残る映像の中にも意外に有効なものがありそうです。

すなわち、何らかの資料となるような映像です。普通の人が見て、あまり意味のない映像でも、その件に興味がある人にとっては貴重な資料だったり、映像によって理解がすすんだり、参考になることも充分あります。今回は、そんな映像の一部をピックアップしてみました。

面白映像ではないので、笑えるわけではありません。もし興味をひくものがあれば、画像中央のスタートマークをクリックしてみて下さい。再生しない場合、もう一度クリックするか、ブラウザの再読込を試して下さい。それでも再生しない場合は、横のリンクをクリックして下さい。(リンクのみのものもあります。)
※以下の映像リンクは、全て音が出ますのでボリュームに注意してください。

過去に、ニューヨークの駐輪事情について書きました。この映像、ニューヨークでの自転車窃盗の手口を見れば、あれだけ頑丈に施錠するのも納得がいきます。

 Bike Thief

先日は上海の自転車レーンに原付バイクや電動自転車などが混在して走っている様子についても書きました。画像も掲載しましたが、動画なら更に臨場感があります。

 爆走!電動自転車@上海

ジェットエンジンを搭載した自転車について取り上げたこともありますが、世界には、こんな自転車もあるようです。

 Rocket Bike

こちらは、ちょっと笑えます。

 Rocket Bike

サイクルフィギュアの話題を取り上げたのは今年の1月でした。前後の車輪間が短く、ドロップハンドルが逆に取り付けてあるように見える専用の自転車と、ワザの数々が一目瞭然です。

 Crazy Bike

2005年の愛・地球博でのベロタクシーの記事も書きました。何の変哲もないカットですが、会場で撮影されたものが投稿されていたりします。決められたコースをゆっくり進む様子が見てとれます。

 愛・地球博 - 自転車タクシー

アップロードされている動画の中にはテレビ番組や公演などの録画もあって、著作権の問題も起きています。利用者にとっては、自分が録画した番組の一部を他人に見せる感覚なのかも知れませんが、権利者が削除依頼しても、それを上回るペースでアップロードされ、削除が追いつかない場合もあると言います。

しかし、YouTubeの急速な成長の理由は、こうした違法コンテンツによるところが大きいことは間違いなく、なくなると多くの視聴者にとってもメリットがなくなり、結局は経営の破綻にもつながるため、YouTube側も対応が難しいようです。

他の同種のサイトでは、さほど視聴者が多くないこともあって、事実上の野放し状態だそうですが、権利者にとって違法な動画の削除要求は当然の権利行使と言えます。でも、テレビ番組の中で使われた映像などが有料化されても、必ずしも視聴されるとは限らず、むしろ無料で公開したほうが権利者の利益に適う場合もあるに違いありません。

過去のテレビ番組のコンテンツ化は、権利関係の調整が難しいと言われていますが、そのあたりの仕組みが整うことにより、過去のテレビ番組で使われた映像などであっても、必要に応じて自由に視聴出来るようになれば便利になりそうです。

最近は個人が、例えば東京の業者に録画機材を預ける形で設置し、どこにいても通信回線で転送して、自分が録画した東京のテレビ番組が楽しめるサービスもあるようです。地方のテレビ局にとっては脅威となっており、確かに問題もあるでしょう。しかし、好むと好まざるとに関わらず、通信と放送の融合は既に確実に進んでいると言えそうです。

インターネットによって、自分の住んでいる地域以外のローカルニュースも簡単に知ることは出来るようになりましたが、テレビのニュースまでは、通常は視聴出来ません。でもYouTubeなどで、例えば他の地域の気になるイベントを過去のニュースでチェック出来たりすると便利そうです。

 自転車で泥田を疾る

ちなみに、下の尾道のニュース、異例の措置と言えますが、映像を見ると更にインパクトがあります。

Bicycle destroy 放置自転車を強制プレス

もちろん、新商品の紹介とか、行かれなかった展示会の様子などを見たい場合も便利でしょう。

 Bicycle Training Machine

全国ニュースでもやっていたようだが見落とした、なんてこともあります。

 bicycle robot(2)

自分の居住地域以外で流れるCMも、通常は見ることが出来ません。好きなタレントが出演しているなど、他の地域のCMを見たい人がいれば、見せても良さそうです。

 自転車マナーアップ 藤岡弘出演CM〜静岡

こちらは、ちょっと笑えるCMです。

カネボウ ナイーブCM ローラー台もどき

何らかの理由で見られなかった映像を後から見たい時もあるでしょう。例えば、芸能人がテレビで一度使ったネタは、もう二度と見られないかも知れません。ファンなら気になります。DVDでも発売されるならともかく、当人も一度放映された番組ならば、より多くの人に見てもらったほうが好都合なこともあるかも知れません。

 次長課長 自転車泥棒

 稲川淳二 自転車旅行(1of2)

ほかにも、必ずしも面白いとは限りませんが、場合によっては参考になる動画もありそうです。

 警察2

自動のフレ取り装置なんていうのもあるんですね。

Making of Bicycle 自転車が出来るまで

Making of Bicycle Tire 自転車タイヤが出来るまで


最後に、最近注目された面白映像も一本載せておきます。ご覧になった方もあるかと思いますが、あちこちから面白映像を集めた作品です。自転車ネタは最初のほうに出てくる4つだけですが、そのうちの一つに、このサイクルロードで以前紹介した画像も含まれています。

ちなみに、「最強ロックの意外な落とし穴」の最後に説明のため掲載した画像です。もう一つの画像の出典も知っていますが、動画の中ではわかりにくいかも知れないので、老婆心ながら参考までにリンクを載せておきます。→チャリンコ専用

 言葉にできない

言葉で説明するとわかりづらい内容も、映像を見れば一発で理解できることもあり、映像を利用する利点でもあります。また、映像を言葉で説明したのでは伝わらない雰囲気などもあるわけで、まさに「言葉にできない」ことも少なくなさそうです。



政府のインターネットテレビもスタートするそうですし、身の回りにも監視カメラなどが増えています。地球上のどこでも人工衛星の捉える画像で確認できる時代ですが、さすがに地下の施設は見えないわけで、核実験の予兆を掴むのも難しいのでしょうね。

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