政府の交通政策審議会が、現在道路上に存在する信号機や道路標識を全廃することを答申しました。
クルマや自転車の運転者や歩行者は、信号や標識などで交通ルールが表示されなくなると不安になります。おのずと行動は慎重になり、周囲に注意を払い、目と目を合わせて合図しあい、どちらが優先されるか決まると言います。確かに停電で信号が消えた時なども、意外と事故は起きないもののようです。
この成果を見た他の町や村、オランダ・ドラフテン市などの小都市にまで信号や標識を撤去する動きが広がり、近年はオランダ国内ばかりかドイツやスウェーデンに波及し、イギリスなどでも試験的に導入する街が出ています。明らかに道路交通の近代化・高速化・複雑化の歴史に逆行する流れが広まりつつあるのです。
日本でこの考えが受け入れられるかは分かりません。実際には事故などをきっかけに信号が設置されたり、交通規制が強化される例も多いでしょう。しかし、一方で国内にも逆転の発想で、事故多発地点にセンターラインを引くのをやめたらスピードを落とすようになって事故が半減したという例もあります。
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