May 19, 2007

一杯飲みながら自転車通勤を

自転車通勤している人は、帰り際に一杯飲んでしまったら自転車を置いて帰るしかありません。


中には、クルマはダメでも自転車なら許されると考える人もいるようですが、例え自転車であっても飲酒運転は道路交通法違反です。自転車の場合は青切符がありませんから、検挙されれば即、刑事罰です。前科がつきますし、罰金に留まらず懲役刑まであります。

酔っ払って自転車に乗っている人には、降りて押して帰るよう、お巡りさんが諭す場合もあるでしょうが、最近は自転車の交通ルール違反を厳しく取り締まる傾向も強まっています。歩行者との事故につながる場合も多く、悪質な場合には実際に検挙されているようです。

ほろ酔い加減に夜風が気持ち良かったとしても、缶ビールやコップ酒片手に自転車で帰宅なんてもってのほかです。自分では大丈夫な気でいても反応が鈍くなりますし、転んで怪我もありえます。タイトルで、「一杯飲みながら自転車通勤を」と書きましたが、「してはいけない。」と続くのは言うまでもありません。

PedalPubペダルパブ

でも、この自転車だったらどうなるのでしょう。ペダルをこぐ人は、酒酔い運転どころか、まさに酒を飲みながらペダルをこぐことになりますが、ハンドルを握っている人だけは飲んでいないとしたら、果たして飲酒運転になるのでしょうか(笑)。

バーテンが立つスペースも足元はペダル

この自転車、その名も「PedalPub」です。自転車と言うよりペダルのついたパブ、ということなのでしょう。アメリカはミネソタ州のミネアポリスに今年3月にお目見えし、一部の自転車乗りと一部の酒飲み(?)の間で話題になったサービスです。


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サドルと呼べばいいのか、カウンター席と言うべきか、12席がペダル付き、4人掛けの座席があって、ドライバーが1人の17人乗り、カウンター内にはバーテンが何名か立つスペースもあるのでもう少し乗れそうです。前方にビヤ樽、飲料や食材などを積むラックに屋根までついた全天候型です。

行先別に、このパブで一杯やりながらペダルこいでいるうちに家に帰れたら便利そうです。同じ職場で、同じ寮に住む同僚同士なら一台買って通勤に使う手もあるかも知れません(笑)。お酒を飲むそばから運動してカロリーも消費出来て、フィットネスジムに通う手間も省けます。ただアルコールがまわるのも速そうです。

自転車屋台自転車ビアガーデン

考えてみれば、日本でも昔からおでん屋など屋台の飲み屋があります。リヤカーに乗せられていたりするので、似た発想です。リヤカーは店主が牽いて移動させるしかありませんが、このペダルパブなら、営業中にお客さんに協力してもらえそうです。「すいませーん、少し場所変えますんで、よろしく。」なんて..。

クルマで回収花見やビヤガーデン、屋台も含めてオープンエアで飲むのも気持ちいいものです。自分ではこぎませんが、屋形船なんかも似ています。サロンパスやお座敷列車など、景色を楽しみながら飲む人も多いですから、日本に入ってきても洋風屋台として、すんなり受け入れられるかも知れません。

ただ乗っている人たちは楽しくても、周囲の人にしてみれば、酔っ払いが走り回るなんていい迷惑でしょう。日本の法律では想定されていないような気もしますが、走り回りながらパブとして営業するのは無理かも知れません。実はミネソタ州でも、パブとして一般客向けには営業していません。

実際には、この自転車をドライバー込みでレンタルするというスタイルをとっています。イベントや仲間同士でのパーティーなどを想定しているようです。ミネアポリスでも公道上で自転車に乗りながら飲酒するわけにはいかないらしく、飲める場所で飲んで、そのまま移動することになるようです。

mobile pub自転車カフェ

このペダルパブ、生まれはオランダです。「Fietscafe」と呼ばれるmobile pub、自転車カフェが、そのまま海を渡った形です。さすがはオランダ、自転車先進国かつドイツやベルギーにも劣らぬビール王国ですから、生まれるべくして生まれた自転車パブなのかと思えば、そうでもありません。

Fietscafe会話もはずむ

ハイキングにもトレーラーで回収

オランダでも自転車パブとして移動営業しているわけではなく、やはりレンタル方式で貸し出されたり、イベントや、特定の施設の敷地内などで利用されているようです。それでも、向かい合って話をしながら自転車に乗るのは楽しそうですし、日本でも観光用などに導入したら面白いかも知れません。

自転車パブオランダの洋風屋台

ただ、この形だとどうしても何か飲みたくなりそうです(笑)。公道での秩序を考えると、せいぜいコーヒーとかソフトドリンクまでになりそうですが、クルマやバスなら公道上でも運転手以外は飲めることを考えれば、案外認められる可能性もありそうです。一度、警察関係者か法律家に訊いてみたい気がします。



また銃撃事件が起きました。銃を隠し持つその筋の人たちも、日本の場合はその場で射殺されることがないのを分かっていて、使用に対する歯止めがかかっていないのも問題な気がします。

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