January 17, 2008

ウィンタースポーツに自転車

各地でまとまった雪が降り、関東でも初雪になりました。


ここのところ全国的に冬型の気圧配置が強まり、この冬一番の厳しい冷え込みになっています。ただ、それでも平年並みの気温だったり、いつもの年より積雪量が少なかったりする地域も多く、特に今年が寒いわけではないようです。関東などでは、その前までの暖かさとの対比で寒く感じている部分もあるのでしょう。

一時的には寒い時もありますが、やはり長い期間でみれば、日本は暖かくなりつつあるようです。昔と比べて雪の積もる量が減ったとか、以前は見られなかったような亜熱帯の魚が越冬しているとか、流氷の接岸が遅くなった、湖に氷が張らなくなったといった、それを裏付けるような話もあちこちで聞かれます。

ウィンタースポーツ本番の季節ですが、スキー人口は最盛期に比べて半分以下に激減しています。アイススケート人口も大幅に減っていて、身近では冬のレジャーとしてあまり話題に上らなくなったような気がします。実際、各地でスケート場の閉鎖が相次いでおり、オリンピックを目指すような選手でも練習場所に困る状況だと言います。

ところで、オリンピックと言えば、今年の夏の五輪が開かれる北京ですが、大陸性の気候ということもあって、冬は平均気温が氷点下になるという寒さです。年間を通して降水量は多くないので、どちらかと言うと雪より氷、レジャーとしては、スケートが市民には身近なようです。

黄砂などのイメージから、乾いた感じがする北京ですが、市内には大小30もの小さな湖、もしくは大きな池があります。これらが凍結し、天然のスケートリンクが出現するのです。北京の中心部、天安門広場のすぐ近くにも南海、中海、北海と、ちょっとした湖のような大きな池があって、その北にも、前海、后海、西海と続いています。

北京・前海の天然スケート場

“座って”スケートの人が多い

例えば、前海の周辺は飲み屋街などもあって観光客にも人気の地区ですが、冬は、そのすぐ前で市民がスケートを楽しんでいます。東京で言えば、さしずめ不忍池でスケートをしているようなものでしょうか。天然のスケートリンクが街の中心部にあるという、スケート好きには恵まれた環境です。ただ、日本とは少し様子が違います。

最近、日本の屋内スケート場でも、座ったまま押してもらって滑るスケートチェアを貸し出すところがあるようですが、ほとんどの人はスケート靴をはいて滑走すると思います。ところが、北京ではスケートチェアに座ってストックをついて滑る人や、スケートサイクルとでも言うべき氷上自転車に乗って楽しむ人が少なくありません。

チェア・スケート

自転車オンアイス

普通の靴で、おっかなびっくり歩いている人もいますし、もちろんスケート靴を履いて滑走する人もいますが、チェアスケートやスケート自転車に乗って、言わば座ってスケートを楽しんでいる人のほうが、むしろ多いくらいに見えます。外国人観光客の姿も写っています。

スケートサイクル

外国人観光客も楽しそう

スケートチェアは、いわばスケート版のそり遊びなので、滑走面に直接座ったほうが重心が低くて安定しそうですが、どれも椅子に腰掛けるようになっているのが普通のようです。押してもらわずとも自ら推進力の得られる氷上自転車も人気です。北京市民にとって、数少ない冬の娯楽なのだそうです。

スケート自転車

下の写真にあるように、さらに寒さの厳しい新疆ウィグル自治区のウルムチの子供たちも、氷上自転車を駆って遊んでいます。見る限り、凍結した川や道路を使った交通手段としても使えそうです。日本のような積雪の多い地域には向きませんが、降雪量が少なく寒い地域なら格好の冬用自転車となるでしょう。

ウルムチの子供たち

私もスケートは、もう長いこと滑っていませんが、子供の頃に凝っていた時期があるので滑れます。でも、滑れない人にとってみれば、スケートはなかなか敷居の高いスポーツかも知れません。最初は、手すりにつかまって立っているのがやっとですし、転んでばかりでは、ちっとも面白くないでしょう。

そう考えると、座って楽しむスケートは手軽で最初から楽しめますし、老若男女、誰でも親しみやすい点で優れています。スケートへの入り口としても悪くありません。スケートチェアもそうですが、氷上自転車も、三点でブレードに支えられているので、自転車に乗れない人でも乗れますし、転ぶ心配もありません。

転ぶ心配はない

氷上自転車

凍結する湖沼や河川、または凍結する期間が少なくなりつつある日本では、なかなか活躍の場所はないかも知れません。北京の氷上では、当たり前のように見かける「アイスサイクル」も、北海道などの一部を除けば、日本で普及する余地は多くないかも知れません。

しかし、誰でもスケートに親しめるアイテムとして考えると、氷上自転車、案外面白いかも知れません。スケート場の新しい呼び物として、氷の張る湖沼のある地域の観光用として、凍結河川でのレースなども考えられます。スケート関係者や冬の観光振興の担当の方なら、検討してみる価値があるのではないでしょうか。



この寒い季節でも、「そんなの関係ねぇ」とパンツ一丁なのが、昨年突如ブレイクした「小島よしお」ですが、あの引き締まったボディは自転車によるものなのだそうです。さすがに自転車に乗ってるときまでパンツ一丁ではないでしょうけど..(笑)。

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