March 11, 2008

自転車遊びにみんなが集まる

ここのところ、だいぶ気温も上がって、春の陽気となっている地域も多いようです。


近づく春の行楽シーズンに向けて、家族でレジャーの予定を立てている方も多いかもしれません。子供に人気の行楽地と言えば遊園地やテーマパークでしょうか。ただ最近は、せっかく行楽地などに来ているのに、座り込んで携帯型ゲームをやっている子供を見かけたりします。

今どきの子供は、遊園地の乗り物やゲームセンターなどはともかく、何もない広場や、ブランコや滑り台といった素朴な遊具では、あまり遊ばなくなっていると言います。そもそも外で遊ぶ機会も減って、自分たちでルールを決めたり、工夫をして遊びを創造するような経験もしなくなっているそうです。

その背景には、塾通いで友達と遊ぶ時間が減り、公園では球技が禁止され、遊具は事故の責任を恐れて撤去され、親は連れ去り事件などを警戒して屋外で遊ばせることを躊躇するなど、さまざまな環境の変化があるのも確かでしょう。ゲーム機やケータイなど、子供の遊びも大きく変化しています。

そんな今どきの子供にすれば、遊ぶなら動力で動くハイテクな遊具が当たり前です。例えば、大人にとっては何となく懐かしい感じのする、写真のような自分でペダルをこいで動かす、ローテクでアナログで「疲れる」乗り物には見向きもしないのかも知れません。

自分でこぐメリーゴーランドHeavy Pedal Cyclecide Bike Rodeo



Heavy Pedal Cyclecide Bike Rodeo”というロデオ、言ってみれば移動式の野外遊園地です。常設ではないので、お祭り、イベントと言ったほうが近そうです。Heavy Pedalというのは、Heavy Metal(ヘビーメタル)の語呂合わせから来ているのでしょう。

ロデオは、北米発祥の牛や馬を使った伝統的なスポーツです。西部開拓時代にカウボーイが、自らの腕や力を披露したり競い合った遊びが起源と言われています。もともとは度胸だめし・腕だめしでしたが、やがて厳密なルールが定められ、現在ではれっきとしたプロスポーツとなっています。

バイクロデオロデオに皆が集まる



もちろん、アマチュアが、町のお祭りやイベントなどで開かれる大会に出たり、趣味として興じたりもします。暴れ牛や暴れ馬に乗ったりするので、それなりの腕力や技量が必要です。このCyclecide Bike Rodeoは、そんなアメリカの伝統的なロデオを、自転車を使った遊びやパフォーマンスにしたものです。

同時にロデオは、カウボーイが仕事を終えた後に集まる「場」でもありました。腕だめしをする人だけでなく、それを見て楽しむ人も集まります。今でも北米で盛んなロデオは、動物虐待の非難を浴びる面もありますが、自転車ならその心配もありません。

子供も大喜び移動式遊園地



ロデオの影響を受けつつ、アートや音楽、寸劇や道化もあります。スタントショーやコンテストなども絡めながら、ペダルで動く乗り物を設置した移動遊園地、また自転車をテーマにした移動するお祭り、カーニバルとして、子供から大人までが楽しめる場を提供しています。

“Heavy Pedal Cyclecide Bike Rodeo”はロデオであると共に、改造自転車のクラブでもあり、マリアッチというメキシコ伝統の街頭音楽団でもあり、パンクミュージシャンでもあって、ビールと自転車をこよなく愛する、自称いかれたお調子者たちの集団でもあります。

Cyclecide道化集団



写真や動画を見ると、大人も子供も楽しそうです。電動や油圧で動くテーマパークの大仕掛けのアトラクションや乗り物もいいですが、たまには自分の足を使って楽しむ遊具もいいでしょう。子供は夢中になって遊び、大人も童心に帰って楽しめそうです。今どきの子でも、もの珍しさから興味を示すかも知れません。

ちょっと日本にはないノリでしょうか。メリーゴーランドやシーソーは大人にはノスタルジックでも、ハイテク遊具やバーチャルなゲームが全盛の日本には馴染まないと言えばそうでしょう。でも個人的には、こんなのが日本にあっても面白いのではないかと思います。

サイクルサイド・バイクロデオ大人も楽しい

最近、日本の子供の運動能力の低下が言われています。ボールを前に投げられないとか、転んでも手をつけずに顔面を怪我するとか、信じられないほどのレベルです。あまりの状態に運動を教える家庭教師を雇う親も出ていますが、日常生活でも困るような、人間としての身体能力が驚くほど欠如している場合も多いと言います。

間違いなく屋外で遊ばなくなったせいですが、運動だけでなくケガや病気をし易く、幼くして生活習慣病が疑われる子供も増えています。子供同士の遊びの中で培われる社会性や協調性の欠如など、心の発達にも影響があると言われています。由々しき事態です。

音楽や寸劇もローテクなアトラクション

ただ、外で遊ばせようにも、子供にとっては経験も少なく、外で遊んで面白いと思えることも少ないのでしょう。必ずしもペダル式でなくてもいいわけですが、バイクロデオのような、自分の身体を実際に使って遊ばせる場、楽しませる機会は増やしたほうがいいのかも知れません。



大人も家の中で、電動の乗馬やロデオを模した器具に乗っているより、太陽の下へ出た方が気持ちいいですよね(笑)。

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映像を通してでは伝わらない
ちょっと似ている感じだが、こちらは自転車によるサーカス集団。

自転車くらいがちょうどいい
自転車、つまり人力で動かすメリーゴーランドは実は他にもある。

やってみなけりゃわからない
能力の低下もあるが、相応しい種目が分かっていない可能性も。

自転車で魅せるワザと芸術性
自転車を使ったショウという意味では、サイクルフィギュアもある。


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