私の友人の知り合いの話です。
その日はそれだけでしたが、A男さんがその出来事を全く忘れた頃、突然掲示板にある通達が貼り出されました。マンションの管理組合の理事会で、そのマンションのエレベーターに自転車を載せるのは自粛するよう求めることが決まったと言うのです。A男さんは、他に自転車をエレベーターに載せている人を見たことはありません。
「君にとってはそうだろうが、興味のない者にとって、百万円の自転車も五千円の自転車も変わりはない。外を走るものを室内に入れるなんて、到底一般的とは言えないんだよ。」
「君はママチャリとは違うと言うだろうが、その境界は曖昧だ。ロードバイクは許してママチャリはダメと言うのも不公平だ。私のママチャリだって大切だし、いたずらされたくないと言われれば同じことだろう。みんなが持ち込み始めたらエレベーターに傷もつくだろうし、収拾がつかなくなることは間違いない。」
「確かに、現時点では苦情を受けての、我々役員をしているもの達の決定だ。形としては住民への要請、お願いでしかない。しかし、我々は選挙で選ばれ、苦情処理もある程度委任されている。この問題も最終的には住民総会で決めるしかないが、多数決をとれば賛成多数で禁止になるだろう。君の要望が通るとは到底思えないね。」
この話は後日談があり、A男さんは他の人にも相談したそうです。エレベーターは共用ですが、逆に言えば誰でも使う権利があり、自転車を禁止には出来ないのではないか、などの意見もあったそうです。ただ、例え法的にはそうでも、やはり住民の多くを敵に回すのも得策ではないし、そんなパワーもないということで諦めたそうです。
自転車ユーザーのためのデザイナーズマンションを開発/マツヤハウジング
マツヤハウジング(株)(東京都品川区、社長:久保棟男氏)はこのほど、「自転車に乗ろう」というコンセプトを掲げたデザイナーズ賃貸マンション「MITEZZAC6」(東京都板橋区、総戸数124戸)のモデルルームをオープンした。
同物件は、都営三田線「板橋区役所」駅徒歩3分、東武東上線「大山」駅徒歩9分に立地する、鉄筋コンクリート造地上14階建て、住居120戸、事務所4戸で構成するマンション。
都心圏内へ自転車で通勤する人をターゲットにしており、共用廊下には、各住戸専用の駐車場を設置。エレベーターは自転車の出し入れがしやすいものになっているなど、自転車ユーザーへの配慮を行き届かせた。1階のエントランスホール内には、自分で自転車のメンテナンスができるフリースペース「サイクルピット」も備えている。
住居は、見晴らしのよい高層階と、60平方メートルの広さの住戸やルーフバルコニー付の住戸がある低層階とに分かれており、間取りは1R、1LDKの全12タイプ。専有面積は23〜65平方メートル。



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