December 30, 2008

自転車を取巻く状況この一年

2008年も暮れようとしています。


ここのところ街では、赤く塗られた郵便配達用の自転車に乗る高校生を見かけます。言うまでもなく、お正月の年賀状配達を応援するアルバイトですが、元旦にいきなり、ぶっつけ本番で配達するわけではなく、今から練習も兼ねて配達をしているのでしょう。年の瀬の風景です。

郵便配達用の赤い自転車今年もいろいろなことがありました。原油価格は大きく乱高下し、食料品の高騰が生活を直撃、100年に1度という世界的な金融危機、それに伴う急激な景気後退で、株価は今日の大納会で過去最大の下げ幅を記録しました。円高も急激に進み、派遣切りなど雇用不安も高まりました。

オリンピック、四川大地震、ノーベル賞、グルジア紛争、毒入り餃子に食品偽装、汚染米、インドのテロ、ミャンマーのサイクロン、通り魔事件、アメリカ大統領選、日本でもまた政権の投げ出しがありました。挙げるとキリがありませんが、本当にいろいろな出来事があったものです。

この時期になると、テレビなどでも今年1年を振り返るような番組が見られます。あちこちでそんな企画があると思いますが、年末ですので、ここでは自転車を取り巻く状況や自転車に関連する話題を、この1年の記事を通して振り返ってみたいと思います。

今年は1月早々、自転車道建設に国が本腰を入れるというニュースが報じられました。各地で自治体が自転車道を整備する動きも本格化しています。今まで、歩道でも車道でも邪魔に見られがちだった自転車ですが、その走行空間を整備するべきと考え方が、ようやく認知されるようになってきたと思えるニュースでした。

自転車専用道のネットワーク

完成させなければ効果は薄い

市民参加がもたらす街の将来

2月のファッションウィークには、ニューヨークでユニークな広告が登場、日本の国会では、道路特定財源が大きな争点となりました。今年前半は原油高が進み、電動アシストサイクルもずいぶん売れました。年間を通じて、相変わらず自転車の関係する事故のニュースは絶えることがありませんでした。

電子メールと自転車の使い方

まだ足りないとは言うけれど

無駄に肥大化するスパイラル

万一事故に遭った時のために

3月、昨今の自転車ブームを反映する部分もあるのでしょう、メーカーからは新しい自転車アイテムの発売などもありました。道路交通法の改正にあわせた子供乗せ3人乗り自転車の是非については、世間一般を巻き込んで大きな話題になりました。

ネット時代の自転車の乗り方

誰のために禁止しているのか

3人乗り自転車が生む副産物

4月は、新年度のスタートに合わせて、いろいろなことが話題になります。地方自治体にとっては、相変わらず放置自転車は頭が痛い問題です。クルマメーカーの業界団体、「日本自動車工業会」が自転車との共存を打ち出したというニュースもありました。

手段そのものが目的となる時

新しい道路秩序を生みだす力

5月には、ワシントンで始まった、自転車を多くの人でシェアする新しい都市交通システムのニュースが報じられました。昨年始まったパリのヴェリブと似た方式です。北京五輪を控えたこの時期、自転車競技も含め、自転車ブームを象徴するような話題も増えました。

年末警戒渋滞と環境対策としての帰結

眠れる資産をいかに活かすか

自転車新時代が到来する前提

自転車を取り巻く状況の変化

6月には道路交通法が改正され、自転車に関連した部分もいろいろと強化されました。またガソリンの暫定税率が復活し、おりからの原油高とあいまって、庶民の懐を直撃する事態となりました。日本だけでなく海外でも自転車が見直される傾向に拍車をかけました。

習慣やスタイルを見直す契機

原油価格高騰に策はないのか

自転車ブームの向かうところ

自転車のマイナス面を減らす

7月に入って、さらに食料品の値上げなども加速しました。クルマをやめて自転車にする人の増加は、もはや社会現象と言えるほどになりました。自治体の自転車活用策は、急に出てきたわけではありませんが、こうした情勢を受け、あらためて注目が集まりました。

今こそ新たな一歩を踏み出せ

街の自転車屋さんの活かし方

自転車に対する見方を変える

8月は、なんと言っても北京オリンピック一色となりました。自転車競技は、あまり大きな注目を浴びることはありませんでしたが、各競技で熱い戦いが繰り広げられました。福田改造内閣が発足し、一般には注目されませんでしたが、国土交通省から自転車専用道を集中整備する方針が発表されました。

色や数にこだわるのではなく

少しずつでも前進することで

9月に限ったことではありませんが、地球環境への負荷を高めないようにしようという意識は、多くの人へと広がっています。温度差はありますが、政府や自治体、企業、そして市民レベルで、さまざまな取り組みが広がっています。クルマや都市の形についても人々の考え方が変わりつつあると思います。

日本のカタチを考えるべき時

10月だけではありませんが、スポーツの秋ということで、各地で自転車関連のイベントが開かれました。趣味の自転車を始める人も増えています。一方で、自転車のルール違反やマナーの悪化も指摘されて久しいわけですが、新たに取締りも強化されています。

 自転車という切り口を活かす

単なる自転車ブームにしない

そもそも根本的な背景は何か

11月のアメリカ大統領選は、世界中の注目を集めました。アメリカの政治は世界に影響を与えるので、その結果が注視されるのは当然ですが、その選挙戦についても注目が集まりました。個人的にも、自転車に関連して、いろいろと興味深い点がありました。恒例のサイクルモードも開かれました。

例えに自転車が使われる理由

サイクリストに支持を広げる

あきらめの境地か熱狂するか

サイクルモードで試せるもの

サイクルモードをきっかけに

12月に入って、自転車をシェアする都市交通システムは日本にも広がる可能性があることがわかりました。国土交通省の進める、全国で98箇所を自転車通行環境整備のモデル地区に指定する事業の進捗も報道されています。もちろん、これらは長期的な課題であり、今後の展開が注目されます。

本当に必要とされるのは何か

こんな少しでは評価できない

年末の風景こうして見てくると、自転車を取り巻く環境についても、徐々に変化が起こりつつある気がします。自転車ブームもあって、自転車に関心を持つ人が増えているばかりでなく、環境対策としても理解され、地域差はあるでしょうが、国や自治体も取り組みを始めています。

もちろん、一方で事故やマナーの低下や危険な行為、放置自転車、盗難など問題も相変わらずあることは否めません。ただ、どちらも一朝一夕に変わるものではありません。来年もそうした社会環境を含めて注目していきたいと思います。いずれにしても、来年が良い年であるよう祈りたいものです。



と言うわけで、年内の更新は今日で終わりです。ニュースや社会環境以外の記事については振り返りませんでしたが、よろしければ過去ログをご覧ください。今年も最後までアクセスしていただき、ありがとうございました。
それでは皆さん、よいお年を。来年もよろしく。

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