April 02, 2009

あえて時間をかける事の意味

新年度が始まりました。


この時期は就職や入学、転勤や異動などで引っ越しする人が多い季節です。私も何通か転居を知らせる葉書をもらいました。ふと見ると、その中に一通、とても目立つものがあります。年賀状と同じで、今どき印刷やプリンタで作成されたものがほとんどの中、なんと手書きです。

ただでさえ引っ越しで忙しいのに、しかも相当の数を投函すると思われる転勤の挨拶を、一通一通手書きするなんて大変な労力です。活字の部分もあったので、あえて手書きにしたのでしょう。印刷したものが足りなくなったわけでもなさそうです。見れば達筆で、これだけ字がうまければ手書きにするのも頷けます。

手書きにすることで目にも止まりますし、相手に気持ちが伝わるのは間違いありません。手紙に限らず、身の回りに手作りされたものが少なくなっている昨今、あえて手作りにすることの価値は高まっていると言えるでしょう。手っ取り早く買ってきたり、機械に頼るのではなく、わざわざ時間をかけることの意味と言えるかも知れません。

むろん、そういうことが出来るのも、字が上手かったり、手先が器用だからというのはあるでしょう。不器用な人が真似ると、「何だ、これは!」ということになりかねません(笑)。その意味で、手先が器用な人、センスがいい人はうらやましいなと思います。

Krank-Boom-ClankKrank-Boom-Clank

これまでにも何度か取り上げましたが、中には自転車まで手作りしてしまう器用な人達もいます。この、“Krank-Boom-Clank”のメンバーもそうです。まず巷では売っていないような変わった自転車、乗ってみたくなるような自転車をハンドメイドで作り上げ、自分たちで乗って楽しんでいます。

中には自転車と言うより人力のクルマとでも言うべき、巨大なペダル式の4輪車まであります。一人で動かすのは大変そうですが、みんなでこげば、必要な力も分散します。これなら雨の日だって屋根を取り付けられそうですし、視界も高くて気持ち良さそうです。友達や家族と一緒にのんびり乗ったら最高でしょう。

Krank-Boom-ClankKrank-Boom-Clank

しかし、ここまでくると手先が器用なら誰でも出来るというレベルではありません。彼らも、これを単なる趣味のハンドメイドではなく、動くアート、芸術作品として捉えています。イベントなどに出張して、アトラクションや演出としても使っています。



製作するには、金属加工の技術や溶接などの設備も必要でしょうし、例え加工出来る環境があったとしても、設計力やデザイン力がなければ、単なるガラクタになりかねません。ある程度の頑丈さと走行性能や安全性も確保出来る技術力がなければ、実用として乗れるだけのものは作れません。

材料を入手するだけでも大変ですし、作業場や保管するスペースも必要になります。そもそも、これだけ大きいと日本では走行する場所を確保するのも難しそうです。軽車両ですから、あるいは道路を走行してもいいのかも知れませんが、下手に出かけたら大渋滞を引き起こします。



私も、別に市販の自転車で満足出来ないわけではありませんが、たまには変わった自転車、大勢で乗れる自転車などに乗ってみるのも面白そうだな、とは思います。自分で考えた自転車を作れたら楽しいだろうな、とも考えますが、ここまで行くと、さすがにちょっと一般的とは言えません。

でも自転車に関してハンドメイドを楽しむ方法は、ほかにもあります。フレームからカスタムメイドするような一部のマニアックな人、本格的にオリジナルな自転車を製作してしまうような人でなくても、例えばパーツや自転車用品くらいだったら、普通の人でも手作り出来るものはあるでしょう。

自転車用品と言っても、市販されているようなものをイメージして、プラスチックとか金属などを加工して、センスのいいものを作ろうとすると大変です。自分のニーズにあったものを作れるかも知れませんが、実用的で、実際に使っていて恥ずかしくないレベルのものを作るのは簡単ではないでしょう。

Bicycle Frame Lunch Bagでもこの“Evil Mad Scientist Laboratories”のランチボックスなら頑張れば作れそうです。素人でも加工しやすく、それなりに仕上がる素材、「布」を使ったものなら誰でも気軽に挑戦できます。多少手先が器用でセンスがあれば、かなりいいものが出来るはずです。特に女性で手芸や洋裁が好きな人、得意な人なら朝飯前でしょう。

サドルバッグなども多くは布で出来ていますから、自転車に布素材は必ずしもミスマッチではありません。写真のような、いかにも手作りのバッグが自転車に取り付けられていると、かえっておしゃれな感じもします。好き好きの部分はあると思いますが、案外悪くないと感じる人も多いのではないでしょうか。

エコバッグなどのブームもあり、手作りのカバンを持ち歩く人も増えていると言います。ファッションとして手作りのアイテムを身につけるのも珍しくありません。昭和の時代ならいざ知らず、今どき手作りのバッグは、エコな感じもあって、かえってオシャレかも知れません。

新年度で新しい職場になった夫が、クルマでの出勤から自転車通勤になった、なんて人もいると思います。それでも、こんなバックを作れば、愛妻弁当を持たせるのを諦めなくて済みそうです。ランチバッグでなくても、ちょっとした荷物を運ぶのに、自転車のフレームに取り付けるバッグがあれば便利な場面は少なくないでしょう。

ハンドメイドランチバッグ

自分の自転車に合わせた自転車用エコバッグを作っておけば、ちょっとした買い物をした時など、コンビニで袋をもらわずに済みます。弁当以外でも、通勤通学で持ち歩くアイテムに合わせたバッグを作るのもいいでしょう。手作りなら、自分の欲しいバッグを自分で好きにデザイン出来ます。

自転車用品はショップで買うものとの先入観を捨ててみると、バッグのほかにも、案外作れるものはあるでしょう。欲しくても売っていないアイテムだけでなく、売っていても、あえてハンドメイドにするのもオシャレかも知れません。もちろん、自転車に乗る家族や恋人などへのプレゼントを、あえて手作りにしてみる手もありそうです。



東京はやっと桜が満開です。新年度最初の新入社員の重要な仕事は、やっぱり花見の場所取りかも知れませんね(笑)。

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