October 17, 2009

少しでも余計に目立つのが吉

いつの間にか、すっかり日が短くなってきました。


帰るのが少し遅くなると、あたりは真っ暗なんてこともあると思います。夜道を走行していて気になるのは、やはり無灯火の自転車の存在です。多くのサイクリストは危険回避のため、薄暮の時間帯からライトやテールランプなどを点灯すると思いますが、とっぷりと日が暮れているのに無灯火で走行している人も少なくありません。

郊外の、街灯もない田んぼの中の道なんかだと、ライトなしでは本当に前が見えなくなりますので、無灯火なんて考えられません。でも、都市部や近郊ならば、明るさの程度は別にしても、だいたい街灯がありますので、ライトをつける必要なんて感じない人も多いようです。

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一応、自転車の無灯火は違反だと知ってはいるものの、同じ場所を歩くのに懐中電灯を持って歩くわけではなし、街灯で充分見えるのだから、必要ないじゃないかと考える人もあるようです。歩道を暴走する自転車もそうですが、完全に歩行者感覚なのでしょう。

しかし、当然ながら徒歩と自転車では大きく速度が違います。無灯火でも大丈夫なんて理屈は通りません。見えているつもりでも、例えば黒っぽい服装の歩行者の発見が遅れて衝突するなんてことは日常的に起きています。最近は対歩行者の事故が増えており、歩行者に重篤な傷害を与え、多額の損害賠償を請求される例もあります。

歩行者や他の自転車にとっても危険であり、大変迷惑な行為なわけですが、無灯火の危険は歩行者や障害物の発見が遅れるだけではなく、相手からも発見されにくいのが問題です。もちろん、クルマからの視認性の点でも危険です。無灯火は、事故の加害者か被害者になる大きなリスクを抱えることになるのは間違いありません。

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さて、無灯火は論外としても、夜間走行はどうしてもクルマからの視認性が低下し、相対的に危険性が増すのは避けられないところです。自転車通勤をしている方など、日常的に夜間走行しなければならない人も多いと思います。いかに夜間走行の安全性を高めるか腐心しておられる方も多いでしょう。

前方を照らすライトだけでは、左右や後方からの視認性には貢献しません。最近はLEDやボタン電池の普及でライト類やリアのフラッシャーなども軽くなりましたし、コンパクトで邪魔にならないものも増えています。こうした存在を知らせるためのライト類を装着している方もよく見かけます。

ただ、そうしたライト類は、盗難防止のため駐輪時は外して持って歩く必要があるなど、手間がかかると感じている方も多いかも知れません。街中では、店のネオンやクルマのライトなど、たくさんの光に溢れていますので、目立って存在感をアピールするには、今一つ頼りないのも否めないところです。

Pulse

そこで、この“Pulse”と名付けられた自転車です。青白く光るフレームが斬新で、なんとも印象的です。点ではなく、フレームを光らせることで高い視認性を持たせています。これなら夜間走行の安全性も増します。デザインもスタイリッシュで、夜乗るのが楽しくなるかも知れません。

前から見ると後ろから見ると

都市で快適に移動するための自転車は、これまでにもいろいろな提案がなされてきました。タウンユース向けのお洒落なデザイン、軽快なフットワーク、電車に持ち込めるコンパクトさ、盗難防止性の高さ、荷物を運ぶなどユーティリティの高さ、都市での実用的ビークルとしての走行性能など、そのコンセプトはさまざまです。

光るフレーム

しかし、この“Pulse”のように、夜間の安全性を重視するというのは、今まであまり着目されてこなかった、新しい都市型自転車のコンセプトではないでしょうか。もちろんパーツとしては、いろいろありましたが、自転車本体のデザインを、いわば夜間の視点から考えるというのは新しい気がします。

ハンドルバー先端にウィンカーリヤのウィンカー

夜間は、ライダーの合図も伝わりにくくなります。右左折や、右へ寄るといったサインを出しても、ドライバーに気づかれにくい場合があります。これで万全とは言いませんが、ハンドルバーに組み込まれた形でウィンカーがついていますので、合図のアピールという点でもアドバンテージがあります。


配線は内部に上から見ると


自転車は、前後方向に関しては投影面積が非常に小さくなるので視認性的に不利ですが、前後から見た時、上下に動いて見えるペダルにもライトが仕込まない手はないでしょう。実際にペダルをこぐと、残像効果もあるでしょうから、意外と大きな面積で光る形になるかも知れません。

ペダルも前後から見ても

白や赤い光は街に溢れていますが、青白い色は比較的少ないので、少なくとも道路では目を引くでしょう。残念ながらまだコンセプトモデルの段階ですので、販売されてはいません。でも、もし店頭に並ぶようになれば、夜間の視認性という、多くの人が見過ごしがちな点について人々を啓蒙する存在にもなるでしょう。

日本列島は東西にも長いので、地域によって日の入りの時刻は大きく違います。例えば、東京と沖縄だったら1時間くらいは違うでしょう。帰る時間も違うでしょうから一概には言えませんが、自転車通勤をしている人なら、帰りは夜間走行という人も多いはずです。もう少し夜間の安全性について、考えてみるべきかも知れません。


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夜遅くなるつもりがなくても、何かの理由で遅くなってしまうこともありますから、ライト類はお忘れなく。電池切れにも注意ですね。

関連記事

暗い夜道でも楽しくする工夫
同じコンセプトを、後付けのパーツで実現しようという考え方もある。

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夜間の視認性向上だけでなく、ドライバーへの情報伝達も出来る。

もっと自転車を輝かせるべき
なければ自分で作ってしまおうと考える人も、当然ながら存在する。

自転車レーンの正しい作り方
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この記事へのコメント
こんにちは。
本当に、夜は「ちょっとやりすぎかな」と思う位目立つ方がいいですよね。
その方がクルマ側から見ても安心ですし。
私はフロントにライト2つ(一つは点灯、もう一つは点滅)、リアにフラッシャーを3つ付けてます。
加えてリフレクターをあちこちに付けてますが、まだ足りないかなと思ってます・・・
もうデコチャリにするしかないですかね・・・

ところで私のフロントの点滅用ライトは、写真のエイリアンのやつです。
点滅させるとカッコ良く光るんですよ〜。
これを買ってから夜乗るのが楽しくなりました。
信号待ちしてると、横断歩道を渡る方々が物珍しそうに眺めていきます(笑)

"Pulse"コレはいいですね!!ある意味デコチャリ?
Posted by youshookme at October 18, 2009 15:34
9年間ずっとハブダイナモ車に乗っていて、
最近ダイナモのない車に乗り換えました。
昔ハブダイナモを使い初めてから、今まで自分もそうだった無灯火自転車乗りを
「けしからん奴ら」と思うようになりました。
実際明るい灯火で前方を照らしていると、
路面からの反射光に目が慣れて無灯火の自転車は見えにくくなります。
自分が無灯火だとそれほどでもありません。
自動車なんて強烈な前照灯を備えた上にガラス越しですから無灯火の自転車は危なくて仕方ないでしょう。
自分は単四×3の棒状LEDライトとLED一個のknog製品をサドルバッグに備えて夜間は棒状の方を取り付けて点灯していますけど。
点滅するLEDが前後に白赤2個あれば結構間に合うんじゃないかなと思います。
夜に犬の運動のため乗る時は7km/h前後で走るので住宅街に入ると灯火は消しています。
Posted by 前カゴランドナー at October 18, 2009 17:11
はじめまして。いつもチラチラ拝見してます。

ご存じかもしれませんが、こんなものを見つけたので参考までに…
http://www.lightlanebike.com/
商品化はしていないかもしれませんが、光で自転車通行帯を作るという発想。
Posted by ケッタマシン1号 at October 18, 2009 18:57
今日は宇宙人の話題かっ!?と思ったら自転車のライトでしたか。

自転車自体が光るのは面白いですねこれなら横からでも目立ちます。

一時期テレビで「無灯火は車からは見えない」って事を放送したおかげか前よりはライト点けてる人が増えましたね。
左側通行の大切さもテレビで取り上げてくれればいいな〜と思います。
Posted by 職人気取り at October 19, 2009 08:56
youshookmeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですね、極端に言えば生死を分けるかも知れないわけですから、遠慮したり躊躇したりするのはナンセンス、どんどん目立とうというところでしょうか。
デコチャリですか(笑)。あのくらい目立つといいと思いますが、大きなバッテリーが必要になって重くなったり、風の抵抗が大きくなってしまうのが難点です。
私もユニークなライトがあるなと思って載せたのですが、エイリアンライト、使ってらっしゃいますか。
確かに、遊び心のあるアクセサリーは、自転車に乗るのを楽しくさせる効果がありますね。ニヤリと笑えるようなユーモアのあるものは、見る人も楽しくさせるかも知れません。
"Pulse"にもデコチャリに通じる部分がありますが、デザインがすっきりしているところが私は好感が持てますね。
Posted by cycleroad at October 19, 2009 21:52
前カゴランドナーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
やはり、実際問題として危ないですからね。街灯で明るいぶんには気にならないとしても、暗闇から飛び出して来られてヒヤッとしたり、暗い道を歩いていて、すれ違いざまに急に避けられたりするなど、危険を感じる人は多いと思います。
最近は、シティサイクルなどにも、ハブダイナモを搭載するものが増えているようですね。ガード下などですれ違うと、暗さを感知して自動点灯するものまであるみたいです。こうしたシステムの普及が進んで、無灯火が減るといいなと思います。
最近はLEDなどで明るいですし、確かにライトによってかえって見えにくくなる現象もあるでしょうね。
厳密には、前照灯は点滅ではいけないらしいですが、おっしゃるように点滅LEDが前後2個あれば、少なくとも視認性的には大きく向上し、安全性も高まるでしょう。
ベルなんかと同じように、市販車には最初から全てに搭載してしまってもいいような気がしますね。
Posted by cycleroad at October 19, 2009 22:17
ケッタマシン1号さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
情報をお寄せいただき感謝します。“Light Lane”ですね。
これについては、私もたまたま知ったので、過去に記事として取り上げたことがあります。本文下の関連記事にある、「自転車レーンの正しい作り方」という記事がそれです。この発想も面白いですよね。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
Posted by cycleroad at October 19, 2009 22:25
職人気取りさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
インパクトというか、目をひくデザインですよね、このエイリアンライト。それも、れっきとした自転車パーツのメーカー、トピークが出しているというから驚きます。
そうですね、パーツでなく、本体のフレームを光らせるというのは盲点だったと言えるかも知れません。
無灯火は歩行者でも危険が理解できますが、逆走はなかなか歩行者には理解されにくいと思います。歩道上をいくらでも走っていますし..。
つまり、テレビのディレクターとかも、なかなかその重要性を理解する人が少ないんじゅんいかと思いますね。残念ながら。
Posted by cycleroad at October 19, 2009 22:34
はじめまして、自転車って奥深いんですね(°Д°)
いつも駅に急ぐときしか使ってませんでした...次からは違った目線から見てみようとおもいます
Posted by ゆめ at October 20, 2009 20:24
ゆめさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
奥が深いと感じられましたか。でも、ここでは、メカニカルな部分とか、自転車雑誌に載っているようなことを取り上げてもつまらないので、マニアックな部分は、あまり載せていません。
ですから、おそらく感じられたより、まだはるかに深いと思いますよ(笑)。
Posted by cycleroad at October 21, 2009 23:49
 
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