December 16, 2009

多様性に富んだ自転車の祭典

前回の記事に、もう少し補足をしておこうと思います。


CYCLE MODE international 2009”について、前回は新設された電動アシスト自転車ゾーンとか、ヘルメットといった、どちらかと言うと他であまり取り上げられていないと思われる部分を中心に写真を載せました。しかし、このイベントのメインは、もちろんスポーツバイクを中心に2千台以上も展示された自転車です。

なんと言っても、日本最大級の自転車イベントですので、その内容は盛り沢山で、挙げだすとキリがありません。もちろんその全部は取り上げられませんが、次回、行ってみようかと検討している方もいらっしゃると思うので、参考までに、今回撮って来た写真からもう少し載せておこうと思います。

タイムトライアルやトライアスロン系も数十万円のバイクはザラ

大手メーカーで出展しなかったブランドがあると書きましたが、変わらず出展しているブランドも多いわけで、今年も試乗コーナーも含め会場は大賑わいでした。メジャーなブランド以外に、日本での馴染みは薄いが本場ヨーロッパでは人気のあるブランドなんかも多数出展しているのが見本市ならではの部分です。

人気ブランドもニューモデルも

ヨーロッパではロードレースで活躍しているような人気ブランドでも、必ずしも日本の自転車専門店にあるとは限りません。大メーカー以外の、そんな通好みのブランドの実物を確認出来るのが、マニアや上級者にも人気の部分でしょう。(興味のある方は、パーツを含め500以上という出展ブランドをサイトで確認してみてください。)

別府史之選手実走モデルサポートカーを再現

日本人として初めて、今年ツールドフランスを完走した別府史之選手や新城幸也選手が使用したバイクが飾ってあったり、サポートカーを再現したブースなど、ロードレースファンが楽しめる内容もありました。両選手のトークショーが行われたり、ほかにも今年国内のプロツアーで活躍した選手などが大勢来場していたようです。

観光地のブースもメンテなどのデモも

各ブースでは、さまざまな趣向を凝らしたデモが行われていましたので、レースに出場するような人から、パンクを自分で直したことのない初心者まで、いろいろと参考になる部分は多かったと思います。国内のレースの情報や、しまなみ海道や琵琶湖、沖縄といったサイクリストの集客に力を入れる観光地のブースも出ていました。

BD−1ブロンプトン

もちろん、小径車や折りたたみ自転車も多数出展されています。BD−1やブロンプトンなど、メジャーなブランドから新興メーカーまで、スタンダードなタイプからユニークなものまで多くの種類が出ています。超小径車、特殊車、リカンベントなどには、別に独立した試乗コーナーも用意されていました。

斬新なカラー特徴のあるフレーム

金箔入りの塗装電動アシストタイプ

前後輪がピッタリ重なる多少重いが転がして運べる

そもそも自転車はエコですが、今年はさらにエコを追求するようなコンセプトを掲げた展示も多かった気がします。生産段階からの省エネ、省資源とか、自転車を使うことによる温暖化ガス削減を競うSNSサイトなど、各メーカーがその取り組みをアピールしています。

キャットアイのSNSエコをアピール

ステージでは、恒例のサイクルウェアのファッションショーも行われ、ウェアの展示も華やかなものが増えている感じです。従来のスポーツ系のものばかりでなく、カジュアルなものや街乗り系、シックなものからスーツやジャケットまで、自転車ファッションも多様化しているのが感じられます。

街乗りファッションカジュアルテイスト

新しいアイディアを搭載した用具やパーツも目白押しです。エアクッション内臓のサドルとか、ジェル状のパッド内臓のサイクルパンツなど、どちらかと言うと初心者の悩みを解消するものから、加圧トレーニング用ウェアとか、筋肉への酸素供給をサポートする高機能ウェアなど、比較的上級者向けのものまで実にさまざまです。

ポンプ付き高機能ウェアなども

レース用機材、部品から、日常で使うライト類まで、たくさんの種類のパーツも展示されています。少し前に取り上げた“Fibre Flare”も出ていました。モノだけではなくサービス、例えば自転車通勤者用の都心の貸しロッカーなども紹介されています。こうしたサービスは次々に登場しているようです。

超強力リアライトFibre Flare

もちろんMTBもいろいろあります。屋内の試乗コースにはMTB用に凹凸を付けたコースが用意されていました。時間が無くて行かれませんでしたが、メッセからバスで5分の幕張海浜公園には屋外の特設コースが設置され、エキシビションレースや本格的な試乗会、デモ演技の披露などが行われていたようです。

ダウンヒル用プロテクターニューモデルも

MTBの創始者で、神様とも称されるゲイリー・フィッシャーも来場したそうです。ここのところ増えている29インチの試乗車も用意されていました。ちなみに、最近は29インチ専門のメーカーも登場しているそうです。MTB乗りにとっても、いろいろと楽しめる内容だったと思います。

人気ブランドも29インチとの比較

そのほか、ランドナーやシクロクロス、リカンベントや変わり種自転車、以前とりあげた車椅子自転車なども展示されていました。ピストからシティサイクル、竹製自転車からトレイラーまで、実に様々なジャンル、さまざまなタイプの自転車があるものです。

ランドナーシクロクロス

ちょっとレトロな自転車も展示されていました。古い型のライトやシフトレバーなどが懐かしい方もあるでしょう。

古い型のライトシフトレバー

以前、trioBikeというデンマークの子供乗せ自転車を取り上げたことがありますが、それとそっくりのコンセプトの自転車もありました。ただの自転車にも、バギー(ベビーカー)にもなる3ウェイです。別売のキットで、ジョギング用バギーや、キッズトレイラーにもなると言います。ちなみに基本セットは18万円前後です。

ZIGO3通りに使える

この子供乗せ自転車、値段や日本の道路環境、歩道走行の現状を考えると、普及するかは微妙ですが、日本で普及するタイプより、はるかに安定しているのは間違いないでしょう。このほか、海外で人気を博しているような自転車が続々と日本に上陸し、実際に見ることが出来たりするのも楽しいところです。

リカンベント変わり種自転車

車いす自転車竹製チューブのフレーム

ひと口に自転車と言っても、タイプや用途、使うシーンによって様々です。スポーツや趣味だったり、移動手段だったり、仕事の道具だったりもします。子供も大人も、初心者も上級者もいます。自転車に求めるもの、期待するものは人によっても大きく違うでしょう。自転車は、そういう意味で非常に間口の広いところがあります。

SURLYトレイラー

ピストバイクシティサイクル

こうしたイベントも、自然とバラエティに富むことになります。全体を見ると、悪く言えば総花的になってしまうのは、ある程度仕方がないところでしょう。特定の部分だけを期待すると外れるかも知れませんが、全体としては実に盛り沢山なのが、自転車の特徴を反映しています。そのあたりがまた、面白いところのような気がします。


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松井選手はエンゼルスですか。新天地でも頑張ってほしいですね。

関連記事

アメリカン・エキスプレス自転車市場の変化を感じる場
CYCLEMODE international 2009について取り上げた前回の記事。

自転車選びを混乱させる要素
MTBに最近増えている29インチには、多くのメリットがあると言う。

3人乗り自転車が生む副産物
今回も出展されていたXtracycleなどはもう少し注目されてもいい。

おもわず欲しくなるデザイン
少し前に取り上げたばかりのFibre Flareだがもう出展されていた。


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この記事へのコメント
4枚目の写真のタイムトライアル用?の自転車はすごいフレームの形ですね〜!風の抵抗とか受けないで済むんでしょうか?

29インチのMTBには憧れますね
ディスクブレーキだから駐輪所に出し入れするときに他の自転車に当たってディスクが壊れたりするのでVブレーキが取り付け可能になれば買うんですけどね〜
Posted by 職人気取り at December 19, 2009 13:01
職人気取りさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
横風はともかく、一応空気の流れを意識したデザインのように見えました。ただ、見た目のインパクトに、より重点を置いた感は否めませんね。
ゲイリーフィッシャーは、最初からMTBのタイヤは29インチくらいにしたかったらしいですね。専門メーカーも立ちあがるくらいですから、やはりいいのでしょう。MTBはいずれ29インチに移行していくのかも知れません。
ディスクブレーキの自転車は所有したことがありませんが、なるほど駐輪場では気を使うかも知れませんね。
Posted by cycleroad at December 20, 2009 19:29
 
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