December 31, 2009

ブームからムーブメントまで

2009年も暮れようとしています。


今年もいろいろありました。この時期は一年を振り返る特集が新聞やテレビなどを賑わせます。自転車ブログですので、特に時事や世相を取り上げてきたわけではありませんが、今年の記事からサイクルロード的に、今年一年を振り返ってみようと思います。(青い文字は、関連記事へのリンク)

今年も、自転車ブームと言われる状況が続き、新聞やテレビなどで自転車が取り上げられる機会も、より増えた気がします。今年だけの傾向というわけではありませんが、自転車ブームと伝えられることも増え、世間一般の認知度も、より高まったと言えるのではないでしょうか。

自転車通勤の増加など、自転車ブームの現象を伝えるものから、趣味やスポーツとしての自転車の世界を紹介するものまで、記事や番組でも幅広く取り上げられていたと思います。おそらく製作者や編集者も意識してのことと思いますが、例えば自転車で巡る紀行番組など、自転車を使った演出も多かったのではないでしょうか。

自転車通勤の盛り上がり具合

自転車の活用を加速する好機

ランナーだけではなく自転車通勤者もターゲット。駐輪場完備のランナーズステーションのイメージ画像。


海岸線整備

複数の自転車好き芸人が発言していますが、芸能人の間でも自転車はブームなのだそうです。芸能人が自転車に乗って登場するような番組も今年は多く見られました。このブームの影響で、マスコミに自転車が登場する機会も増えましたが、またそれを見て興味を持った人も多かったに違いありません。

自転車ブームを伝搬させる人

ブームでなくシフトの部分も

ぼくとママの黄色い自転車

自転車好きの芸能人と言えば、その筆頭にも挙げられる忌野清志郎さんが亡くなったのは今年の5月でした。彼の音楽やメッセージはもちろんですが、彼の自転車への情熱に共感する人も多かったのではないでしょうか。あらためて心からご冥福をお祈りしたいと思います。





世界最高峰の自転車レース、ツールドフランスには今年13年ぶりに日本人選手が出場しました。しかも史上初めて2人同時に出場したことで話題になりました。市民参加のレースやライドイベントなどへの参加者も増え、スポーツとしての自転車も、認知度が高まりつつあると言えるでしょう。

ツールドフランスの影響力は

新城が史上最高位の5位別府が第3ステージ8位

今年は新型インフルエンザが猛威をふるい、大きな話題にもなりました。満員電車で通勤するよりは、と自転車通勤を本気で検討する事業所もあったようです。環境面やメタボ対策などから注目されていた自転車通勤ですが、思わぬ注目を集めた時期もありました。

何が背中を押すかわからない

自転車通勤を認めるなどの柔軟な工夫を自転車「3人乗り」解禁

ほかにも今年は、7月に子供を乗せるための3人乗り自転車が解禁となりました。専用設計のものは、まだ価格が高いこともあって普及は進んでいませんが、自治体による購入補助や貸し出し制度の整備なども始まっています。従来型からの移行は、今後その価格差が、どれほど縮まるかによるでしょう。

3人乗り専用自転車の育て方

官邸で、電動自転車に乗る鳩山首相社会一般に目を向けると、今年はなんと言っても8月の総選挙で政権交代が実現しました。有権者は自民党政権との決別を選択したわけですが、リーマンショック以降の世界的な不況が続く中、円高やデフレが進行し、雇用も非常に厳しい情勢です。民主党の言う政治主導で、どのように変革が進んでいくのか注目されます。

その鳩山政権は、温暖化ガスの25%削減を打ち出して年末のCOP15に臨みました。残念ながら新しい枠組み合意には至りませんでしたが、今後、環境分野への投資が経済成長の鍵となっていくのは間違いないところでしょう。医療や福祉などと合わせ、新しい産業や雇用を創出する成長戦略の構築が求められています。

白や青から緑へと変えていく

旅行に出かける手段が選べる


Get a Bike Job
レンタサイクルの貸し出し拠点


国土交通省は今年、昨年の自転車通行環境整備のモデル地区指定に続き、自転車の貸し出しシステムや専用道路、駐輪場といったネットワーク構築に向けて先進的に取り組む自治体を「自転車重点都市」として認定する制度を創設しました。全国数十カ所を選定し、技術的な指導や財政的な支援を行う方針にしています。

自転車都市と呼ばれるために

自転車の使い方が変わる都市

自転車重点都市計画

自治体レベルでは、環境への配慮も背景にあって、自転車の活用や、その走行環境の整備のあり方を模索する動きが目立ち始めています。企業も、温暖化ガス排出削減や、経費の節減、社員の健康など、様々な観点から自転車の活用に目を向ける動きが出てきています。

不況の今こそ投資すべきもの

自転車活用のためのポイント

ソーラー駐輪場燃料電池を使った電動アシスト自転車

ただ一方で、自転車の交通違反やマナーの低下が問題視され、事故の多発などもクローズアップされています。もちろん、今年始まったことではありませんが、道路行政のあり方も含め、今後も議論が高まって行くことになるのは間違いないでしょう。

自転車ブームのマイナス部分

自転車について考えるべき時

暴走自転車
自転車、苦情急増

振り返ると、今年もいろいろな話題がありました。もちろん背景に自転車ブームもあるでしょうが、それだけではないと思います。世界各国のさまざまな話題も取り上げましたが、海外の事例を見ていると、環境への負荷を減らすためにも、自転車をもっと活用しようというムーブメントが拡大していることを感じます。

日本でも、そうした傾向と無縁ではありえないはずです。単なるブームという部分以外にも、環境への意識から、もっと自転車を活用しようという考え方が広がりを見せつつあります。そのあたり、来年以降どんな動きが出てくるのか楽しみにしたいと思います。


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今年も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。2010年、いい年になるといいですね。皆さま、よいお年を。

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この記事へのコメント
自転車だけでこんなにネタがあるとは驚きです!

本屋で交通事故の本を見てきたんですが「子供やお年寄りのために車社会を見直そう」という本が何冊かありました
そろそろ日本も道路交通を見直す時期が来てるかもしれませんね
Posted by 職人気取り at January 02, 2010 18:09
職人気取りさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですね。クルマも以前のようには売れなくなってきていますし、クルマ社会、クルマ優先の街づくりに疑問を感じ始めている人も増えているのでしょう。
そうしたムーブメントも確実に大きくなりつつあるような気がします。
Posted by cycleroad at January 03, 2010 23:09
 
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