February 14, 2010

手作りのアレンジをくわえる

手芸の人気が復活しつつあるようです。


昨年11月、東京の新宿駅前の一等地のビルから撤退した家電量販店の跡、2千3百平米に出展したのは、ユニクロでもニトリでもなく、手芸用品専門店のユザワヤだったことが関係者を驚かせました。消費不況が言われる中、これだけの広さの都心の一等地に出店するのは、どんな企業にでも出来ることではないでしょう。

ユザワヤ裁縫道具持参で楽しむ「手芸カフェ」が人気を集めたり、100円ショップなどでも手芸コーナーが拡大しているようですし、手芸関連本が売れ、ファッション誌にも手芸の特集が組まれていると言います。不況から来る節約志向もあって、手作りが見直されているのは間違いないようです。

最近の傾向として、ファストファッションと呼ばれるブランドに人気が集まり、安くてカワイイ服、「安カワ」がキーワードとなっているようです。その中で、従来のように着古した服をリメイクするのではなく、新品の服に、いきなり手作りでアレンジを加える傾向も強まっていると言います。

ケータイにビーズなどを貼り、いわゆるデコ電と呼ばれる状態にしている女性を見ますが、それと同じように、服や小物にも飾りをつけて楽しむ「プチデコ・ブーム」もあると言われています。買ってきた服や小物に、いきなりプチ・デコレーションするわけですが、安い服なら切り張りするのも抵抗感は少ないのでしょう。


ユザワヤ
アパレル業界では、ご存じ「ユニクロ」が圧倒的な強さで業績を伸ばし、一人勝ち状態と言われています。日本では、老いも若きもユニクロを着る、もはや国民服と呼べるくらいの勢いです。当然、同じ服を着た人に会う「ユニ被り」と呼ばれる状況も出現するはずです。

価格が安く、デザインや品質も良いのがユニクロの人気を集める理由です。全国にお店があり、量販品なわけですから、ユニ被りも当然であり、気にしない人も多いですが、ユニクロは着ても、そのことを知られたくない、「ユニばれ」を避けたいという人もあるようです。

やはり同じ服は避けたい、また安いユニクロを着ていることを隠したいという心理も働くのでしょう。いわゆる「ユニ隠し」と呼ばれる行動も増えているのだそうです。ユニ隠し、つまりユニクロであることを分からなくするため、新品のユニクロの服に手芸で加工を施し、自分だけの一枚にしたりするわけです。

裏返せば、ユニクロがいかに売れているかを表す現象です。柳井さんにしてみれば、ユニクロを隠すのではなくアレンジする、「ユニアレンジ」くらいに呼んでほしいのではないかと勝手に想像しますが、そんな言葉はないようです。いずれにせよ、こうした背景が手芸ブームや、手芸用品店の追い風になっているのは間違いありません。

SF Bike Expo Fashion Show. Photo by richardmasoner,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.SF Bike Expo Fashion Show. Photo by richardmasoner,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.SF Bike Expo Fashion Show. Photo by richardmasoner,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.

ところで、最近は街でスポーツバイクに乗る女性も見るようになってきました。もちろん、比率的には圧倒的に男性のほうが多いですが、この自転車ブームで女性サイクリストも増えていると言います。サイクルモードなどの展示会へ行けば、女性客の数や女性向け商品の展示も増えています。

ただ、全体からすれば限られた割合であり、注目されつつあるとはいえ、まだまだ女性用の自転車向けファッションを扱う店は限られているのではないでしょうか。サイクルジャージやパンツなどスポーツ用のものは、大きな自転車店に行けば手に入りますが、そうしたウェアを敬遠する人も多いようです。

休日にスポーツとして乗るなら、サイクルジャージやレーパンもいいですが、街乗りや通勤通学などで乗る場合、スポーツウェアというわけには行かないこともあるでしょう。自転車用のウェアで、身体の線が出ることを嫌う人もいます。わざわざレーパンの上にスカート状のものを巻いたりする人もいます。

SF Bike Expo Fashion Show. Photo by richardmasoner,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.SF Bike Expo Fashion Show. Photo by richardmasoner,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.

ふだんは、もっとカジュアルな服で乗りたい人も多いに違いありません。自転車に乗るには、動きやすい機能的な服のほうがいいですが、一方で自転車用には見えないデザインや、かわいらしさを求めるという、相矛盾する要求に応える服が見つからずに困っている人もあるのではないでしょうか。

そんな場合にも、機能的な服をかわいらしく見せたりするような、手芸のアプローチが有効かも知れません。スポーツウェアに切ったり貼ったり、アレンジを加えることも考えられます。私には、女性のファッションに言及するような知識もセンスもありませんが、ネット上には、参考やヒントになるような例もあります。

単に、センス良くアレンジしたり、自分好みのデザインにするためのヒントであれば、それこそ無数にあるに違いありません。しかし、忘れられがちなのが、自転車に乗る際の安全性、つまりクルマからの視認性です。ちょっとした視認性への配慮が命を救うこともあります。その点も忘れずにアレンジすべきでしょう。

Lost Values

光るリフレクター素材や刺繍を、ヘルメットカバー、サドル、ハンドルバー、チェーンロック、ボトル、リュック、靴ひもなどに配するのも手です。スカートの裾や襟、ソックスを光らせる手法など、女性らしさをアピールしながら、高い視認性も確保するアイディアも参考になりそうです。

Lost ValuesLost Values

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反射材ユザワヤ



私は手芸が得意なわけではなく、詳しくもないのですが、最近はアイロンでプレスするだけで簡単に取り付けられるシートなど、誰でも手軽に出来るキットやパーツなども売られているようです。男性も、自分のウェアの安全性を高めるアレンジなど、簡単な手芸に挑戦してみるのもいいかも知れません。


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バレンタインデーで、チョコレートと一緒にもらった手編みのマフラーは、切り貼りしないよう注意しましょう(笑)。

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デコブームは、いろいろな分野へと影響が広がっているわけだが。

未来の私たちは何を着て乗る
手芸の世界でもハイテク傾向は進んでいるようで意外な使い方も。

速さをアピールするアイテム
光らせることで、視認性と共に何か別の情報を伝えることも出来る。

もっと自転車を輝かせるべき
もちろん自転車の本体を光らせるのも視認性の点では有効だろう。


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この記事へのコメント
こんにちは。
初めてコメントさせていただきます。

自転車には昨秋より乗り始めているのですが、そのころからこちらの記事を参考に、ヘルメット選びや交通マナー等勉強させて頂いておりました。

常日頃、女性向けの自転車ファッションやグッズが少ないなぁ…と感じていたので、今回の生地は特に興味深い内容でした。

私もユニクロが大好きで、デコクロを楽しんだりしています。自転車グッズの手作りもしており、ブログでも少しですが紹介していますので、よろしかったら見に来てください。

ではでは。

Posted by copa at February 15, 2010 14:55
自転車用の普段着はユニクロが開発を進めてそうな気がします

僕は脚が動きやすいという理由でジャージを着て自転車に乗ってますがダボダボしていて風でバタつくのが難点ですし、
かといってレーパン通学するのは無理だし、自転車屋で専用の普段着を買うと高すぎる。
同じように悩んでる人は多いはずなので自転車に乗る人が増えれば売れそうです
Posted by 職人気取り at February 16, 2010 09:24
copaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですか、やはり女性向けのファッションやグッズは少ないようですね。スポーツバイクに乗る人の実際の男女比を考えれば、ショップもなかなか扱いにくいのは仕方がないのでしょうけど。
デコクロされてますか。買ってきた服がユニクロかどうかを問わず、自分なりにアレンジを加えるのは、着こなしの一つと考えれば、オシャレな人にとっては当然のワザということなのでしょうね。
勝手なことを書いてますが、勉強とは恐縮です。よろしければ、またお気軽にコメントしてください。
Posted by cycleroad at February 16, 2010 23:08
職人気取りさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
たまにジーパンでスポーツバイクに乗っている人も見ますが、ペダリング的には向いているとは言えないでしょうね。まあ、好き好きだとは思いますが。
おっしゃるように男性向けでも、乗りやすさとカジュアルさを両立するウェアに、なかなかいいものが見つからないのはあると思います。
ユニクロから、より自転車向きで、カジュアルな感じのウェアが出てくるといいですね。
Posted by cycleroad at February 16, 2010 23:25
みなさんこんにちは。
僕はクロスバイクでポタリングしている60歳のおじさんですが、やはりサイクリングファッションに困っています。
ローディ用のものは合わないし、普通のズボンでは足を動かしにくい。
で、サイクリングファッションの研究をしています。
(*^ω^*)ポリポリ
http://tonsan.boo.jp/tonsan/cycle/cycle2/dress/dress.html
安いので最近ユニクロで揃えていますが、結構同じものを着ている人もあり、copaさんがやっているデコクロを真似してみようかな。
そうそう、ユニクロにはサイクリングファッションを一杯出してほしいとメールを出しています。ユニクロと自転車が好きな人はメールしましょう。
(@^ω^@)
Posted by トンサン at February 18, 2010 09:23
トンサンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに男性でも、TPOに合わせた服を選ぶのは、なかなか難しいところがありますね。
サイクルジャージやレーパンなども、選択肢が狭いので、自分に合ったものや、自分の好みで選べない部分があります。見た目も、いかにもスポーツ系というものが多いので、もっとカジュアルなものが増えれば、広い年代の人が着られると思います。
ブームとは言っても、まだまだ一部の人の商品なので、あまりバラエティに富んだ品ぞろえは、メーカーもしにくいのかも知れません。
ユニクロからも、自転車用とは言わないまでも、使えそうなアイテムが発売されるといいですね。
Posted by cycleroad at February 19, 2010 23:35
トンサン こんにちは はじめまして。

早速HP拝見しました。自分流のサイクルウェアを地道に探求しておられる
姿に感服しております。レーシーなウェアやフリフリなレディスウェアは
探せばそれなりにありますが・・・私も含めオジサン族が食指を動かされる
ようなウェアは殆ど皆無と思われがちですが・・・探せばあります^^;

Raphaという名のブランド御存知でしょうか?

ノスタルジーでありながら最新モードを追求しており
デザイン研究されておられるトンサンの参考になるのではと思います。

正規取扱店・promenader (福岡)

http://blogs.yahoo.co.jp/promenader50/folder/771124.html?m=lc&p=3

日本代理店・rapha japan(長野)※在庫販売はしておりません。

http://www.esb-japan.com/rapha/
Posted by ホリゾン樽 at February 20, 2010 14:28
ホリゾン樽さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
普通の自転車店や百貨店など、一般的な流通経路では見つからないかも知れませんが、確かに探せば、中には魅力的なウェアもありそうですね。
情報をありがとうございます。
Posted by cycleroad at February 21, 2010 23:25
 
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