国立市は、東京の多摩地区にある市です。
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駐輪場 商店街に賛否
国立市困惑
JR国立駅南口の駅前ロータリーを東西に走る歩道上に、買い物客用に一時利用の駐輪場を設置する計画の関連議案が、国立市の3月議会に提案されている。ところが、設置が利益につながるはずの周辺商店街では賛否が分かれる事態になっている。
市によると、駐輪場の設置が計画されているのは駅ロータリーの南側で、大学通りと接する歩道。長さは約50メートルで、幅は約5・5メートル。市は、約1・5メートル分を業者に使用させ、前輪を台に載せて施錠する方式の駐輪場を設置させる考え。収容台数は約50台。買い物客用のため、最初の1時間は無料だが、その後は時間ごとに加算していく仕組みだ。
この計画に対し、「国立一番街商店会」など周辺3商店会と国立市商工会は、関口博・国立市長あてに再検討を求める要望書を提出した。国立駅前のゆったりとした歩道が失われ、景観が損なわれるというのが理由。富士見通りにある一番街商店会の下山昌利会長は「人通りが多いので、通学する学生がケガでもしたら大変。美観としても良くない」と計画に懸念を示す。
一方、「国立旭通り商店会」は賛成している。同商店会の中栄修理事長は「きちっと置けば、景観はよくなる。放置自転車はいけないというモラルを教えるモデルケースにもなる」と述べる。「国立駅前大学通り商店会」は、「商店街や市民の理解が得られるなら」という条件付き賛成と、意見が分かれている。
この方式の駐輪場は、国が放置自転車対策として2005年、市町村が歩道上でも駐輪場を設置できるよう法改正してから、全国に広がっている。市町村が、駐輪場の設置業者から歩道の占有料を徴収することもできる。市建設課は「駐輪場は必要という意見が多いが、景観で反対されるとは思わなかった。作るとしても、景観上問題のないタイプのものを設置したい」と話している。(2010年3月16日 読売新聞)
駅前の放置自転車の減少へも寄与するでしょうし、商店街内の迷惑駐輪に対しても、駅前の駐輪場を利用するよう誘導することが出来ます。しかも、最初の1時間は無料ですから、お客にも勧めやすいはずです。公共の駐輪場は、自前の駐輪場を用意できない商店街の個々の商店にとっても悪い話ではないと思います。
純粋に景観だけを考えるならば、そりゃ駐輪場なんて無い方がスッキリするでしょう。結局、何が美観を損なうと考えるかは人によるわけですし、それぞれの考え方を批難するつもりはありません。しかし、電話線とか道路標識とか、バス停といった公共物は、景観を損なうからというだけで排除できないはずです。
安いママチャリが圧倒的台数を占め、悪貨が良貨を駆逐するような状況もつくり出しました。その結果、自転車本来のポテンシャルが理解されず、都市交通としての自転車は、欧米と違って日本では広く認知されていません。使い捨てのように扱われ、多少便利だが、街にあふれる必要悪くらいに感じている人も多いに違いありません。
今後、温暖化ガスの削減を迫られる中で、その削減幅を考えれば、自転車の活用は交通面の政策として避けて通れないのは明らかでしょう。自転車を活用するためにも駐輪場の整備が必要になります。重要な公共インフラとして浸透し、どこでも当たり前のように見かけるようになれば、誰も美観を損なうとは感じなくなるはずです。

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