April 12, 2010

家の外でも分別のある行動を

東京あたりでは、桜の見頃も過ぎつつあります。


この土日あたりは最後のチャンスとばかり、お花見に繰り出された方も多かったことでしょう。花を愛でるだけでなく、親しい人たちと桜の下で飲んだり食べたりするのも楽しいものです。ただ、マナーが年々悪化していると指摘する声も聞かれるようです。

花見の宴が終わった後に大量のゴミを発生させるグループも少なくありません。当然公園などに備え付けられたゴミ箱には入りきらず、あふれ出してしまうことになります。中には、敷物などもそのままに、散らかしたまま帰ってしまう人までいると言いますから酷いものです。

宴のあとシートも持ち帰りを

花見の場合は、限られた期間にたくさんの人出が集中する独特な時期ですから、ゴミが大量に発生してしまうのも、ある程度やむを得ないのかも知れません。しかし、普通の週末に大きな公園とか河川敷などでも、ゴミ箱から大量のゴミがあふれだしている光景は、よく見かけます。

家族連れなどが、ピクニック気分で食べたお昼の弁当の残りとかバーベキューの残りなど、大量の生ゴミがゴミ箱やその周りに放置され、あたりに悪臭を放っていることもあります。公園とか河川敷などを通ると、サイクリングコースにまでゴミが大量にあふれていたりするのを目撃することもあります。

立て看板に、ゴミは持ち帰りましょうなどと書かれていたりしますが、全くの無駄のようです。場所によってはゴミ箱も無いのに、ゴミが勝手に積まれていたりします。分別もされていませんし、食べ残しが大量に含まれているので、暑い日などには、たちまち異臭を放ち始めます。

昔はお弁当も、家でお母さんが作ったおにぎりやサンドイッチでしたし、水筒に入れたお茶でしたから、ゴミもほとんど出ませんでした。今は、コンビニで何でも調達出来ますから、早起きして作らなくてすんで便利な一方で、ゴミも大量に発生することになります。スタイルの変化に伴い、行楽地のゴミの量も増加の一途です。

ごみの山置き石も

ゴミを家まで持って帰りたくない気持ちはわかりますが、もう少し迷惑にならない捨て方は出来ないものでしょうか。よく、外国人が日本に来ると、街が清潔できれいなことに驚きます。確かにきれいだと思いますが、その同じ日本なのに、公園などでのこのゴミの捨て方はいただけません。

これが、係員が常駐していたり、きちんとゴミを分別して捨てるようになっている場所だったりすると、後から捨てる人も、比較的きちんと捨てるようです。小さなゴミ箱があるだけだったり、なるべくゴミを捨てさせないようにしている所にかぎって、ぞんざいに捨てられ、後から続く人もいい加減に捨てることになるようです。

それでも、すぐに回収されればいいですが、住宅地のように頻繁にゴミが回収されるところばかりとは限りません。悪臭がしますし、カラスや猫などに荒らされ、袋から中身が飛び出て散らばったりします。ようやく回収されても、またすぐ次の週末には元の状態です。衛生上も問題ですし、せっかくの市民の憩いの場が台無しです。

こんな状況、あちこちで見られると思いますが、工業デザイナー、Julien Bergignatさんのアィディアは、一つのヒントになるかも知れません。公園などのゴミ箱を、いわゆるコンポストにしてしまおうというものです。これならば、生ゴミが異臭を放つこともありませんし、ゴミ回収の間隔が長くても問題ありません。

Image YANKO DESIGN, www.yankodesign.com
Image YANKO DESIGN, www.yankodesign.com

ごみ箱自体がプランターになっており、植えられた植物の堆肥となります。もちろん、出来た堆肥を回収して花壇の花や公園の草木のために利用することも可能です。焼却ゴミの量も減らせて肥料にもなるのですから、一石二鳥の方法です。言われてみれば、上手い方法です。むしろ、なぜ今まで無かったのか不思議に思えてきます。

最近は、家庭でもコンポスト、自動生ごみ処理機を使う人は増えているようです。公園のような公共の場所でも、お弁当の残りなど、生ゴミが多い場所であれば、もっとコンポストのような設備を備えてもいいのかも知れません。出来ればゴミを持ち帰ってほしいものの、それが無理なら、上手く処理したほうが賢明です。

Image YANKO DESIGN, www.yankodesign.comImage YANKO DESIGN, www.yankodesign.com

ゴミ箱がプランターにもなっているのが、シャレています。人々に美しい環境を汚さないよう自覚を促す効果もありそうです。ちなみに、このJulien Bergignatさん、ほかにも折りたたむことが出来る自転車用ヘルメットなど、ユニークな作品を発表しています。

Image YANKO DESIGN, www.yankodesign.comImage YANKO DESIGN, www.yankodesign.com

Image YANKO DESIGN, www.yankodesign.com

実際には、同時に分別も促すべきでしょう。生ゴミはコンポストへ、弁当の入れ物などは軽く水で洗ってゴミ箱へ、ビン・カン・ペットボトルも中身を捨て、水でゆすいで分別すれば、イヤな臭いも防げます。きちんと分かりやすく表示し、協力を求めれば、案外応じてくれる人は多いのではないかと思います。

北欧などでは、幼稚園にコンポストが設置してあったりするそうです。自分が食べ残したものはコンポストに捨てさせるなど、小さい頃からゴミ処理やリサイクルに触れさせると聞いたことがあります。日本でも、もっとゴミの分別や減量について意識すべきではないでしょうか。

花見自治体にもよりますが、今はどこもゴミの分別回収が普通です。多くの人が、自分の家ではゴミを分別して出しているはずです。でないと、近所からクレームが来かねません。もちろん、家の中ではゴミはゴミ箱の中に入れ、ゴミ箱から溢れだしていても平気な人は少ないはずです。

公園などの公共の場所も、私たちの税金で維持している共有の財産です。自分の家の延長であり、自分たちの街、自分たちの国土と思えば、きれいに出来ないはずがありません。自分の家さえ良ければいいと、公共の場所は平気で汚して省みない態度が、いかに自分勝手で、恥ずかしいことか気づいてほしいものです。

ゴミの分別は習慣です。慣れれば当たり前になります。多くの人が酔っ払っている花見の時はともかく、前の人がきちんと捨てある場所で、わざとゴミをぶちまけていく人は少ないでしょう。きちんと捨てるのが定着すれば、それが当たり前になっていくに違いありません。公共の場所でのゴミの捨て方を工夫してみる手はありそうです。


    
    Sony Style(ソニースタイル)


ここのところ、暖かくなったかと思えば急に寒くなったり、気温の変化が激しすぎる感じです。自転車に乗るにも気温の予測を良く見て出かけたほうが良さそうですね。

関連記事

MIZUNO SHOP ミズノ公式オンラインショップ目をそむけてはいけない部分
ゴミ収集場の美観についても、もっと考えてみるべきかも知れない。

見えないところに溜まるゴミ
公園で出るゴミなどは見えているぶん、まだマシなのかも知れない。

地球の内外を汚しているのは
道路などにゴミをポイ捨てする困った人も見かけるが、迷惑な話だ。

いつでもどこでも持って行く
マイボトルを持ち歩けば、ゴミの減量化にもつながるのでいいと思う。


このエントリーをはてなブックマークに追加




Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。

にほんブログ村自転車ブログへ
 自転車・サイクリングの人気ブログが見られます。













この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/cycleroad/51633582
この記事へのコメント
こんにちは。はじめまして
うわぁ・・・上の写真見てたら地元の祭りの後を思い出します(汗

ゴミ箱いくらあってもたらない状況になり、結局町の道路がゴミが散乱して衛生上とても悪くなりますよねえ。

こういう人たちが後片付けしてくれているから町が奇麗に戻るってことを最近の観客及び若者は意識してほしいと思っています(笑)
Posted by ナオ at April 21, 2010 10:37
ナオさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
地元のお祭りも、ずいぶん盛り上がるようですね。
花見やお祭りの始まる時には、宴の後を気にかける人は少ないということなのでしょうけど、ちょっと心がけるだけで、ゴミはずいぶん減らせるはずです。
おっしゃるように、自分たちの行動が、いかに迷惑をかけているのか自覚するのは大切なことだと思いますね。
Posted by cycleroad at April 21, 2010 23:36
 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)