5月は自転車月間です。
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5月に入り自転車死亡事故急増 「自転車も危険探しの運転を」と埼玉県警
傘さし運転、無灯火、右側通行−。自転車の交通ルール無視が後を絶たない。生命を失いかねない“暴走行為”に歯止めをかけようと、埼玉県警は今月、自転車の安全運転への意識を高める目的で県下一斉に「サイクル・マナーアップ作戦」を展開しているが、今月に入ってからは逆に県内で自転車死亡事故が多発している状況だ。
自転車の保有台数が計約540万台で全国3位、保有率に至っては同1位という埼玉県。自転車の利用者が車両と衝突して亡くなる事故は4月末までに9件で、前年比で7件減ったが、キャンペーン期間に入った5月、状況は一転した。12日現在で5件発生し、5人が死亡した。
自転車絡みの人身事故については、4月末までに計3965件(概数)発生し、前年比で計153件増加した。県警では、自転車事故が多発するのは、車側だけでなく自転車側にも交通違反がある場合が多いからとみている。
例えば、道路交通法では、自転車をバイクと同じ軽車両として扱っているため、右側通行を禁じているが、街頭で自転車の右側通行を見ない日はない。また、雨の日に傘をさしたまま片手運転をしたり、ヘッドホンをつけて音楽を聴きながら運転することも禁止されているが、これらの違法運転も後を絶たない。
さらに、最近目立つのが、自転車に乗りながら携帯電話でメールをする人。県警では「メールを打てば片手運転になるし、前方不注意にもなる。絶対にやめてほしい」としている。
自転車の交通違反者に対して県警が指導を目的として交付した「自転車レッドカード」の枚数は昨年、前年比約4万枚増の計約53万枚。実際に違反者は増加傾向にあるとみられる。
また、今年の自転車事故の7割以上が交差点で発生。多くは車と自転車双方、もしくはどちらか一方に安全不確認の違反があったという。
県警では4月から、交差点などで止まって確認する気持ちを持ってほしいとの意味を込めた「ストップ&サーチ」のフレーズを広める取り組みを独自に展開。「交差点ではお互いに危険を探す運転をしてほしい」(交通企画課)と呼びかけている。 (2010.5.14 産経新聞)
高齢者の自転車事故が増加 「交通ルール」への意識不足? 栃木県警
高齢者向けの自転車講習会で実技試験に挑戦する参加者 今年に入って、高齢者による自転車事故が増えている。交通ルールへの意識不足が原因とみられるが、死亡事故につながるケースも少なくないだけに、栃木県警は1日から実施中の「高齢者交通安全県民総ぐるみ運動」の一環として、自転車の安全な乗車を呼びかけている。
県警交通企画課によると、今年に入って高齢者による自転車事故は4月末時点で159件と、前年同期から5件増えている。しかも交通事故で亡くなった高齢者28人のうち、5人は自転車での事故だった。
高齢者の自転車事故で目立つのは、急な進路変更や交差点での一時停止無視といった交通ルール違反。「自転車に交通ルールは関係ないと思っている高齢者も多い」と同課も警鐘を鳴らす。このため、高齢者の意識を向上させるための取り組みも行われている。
矢板署が10日、矢板自動車学校(矢板市荒井)で開催した高齢者向けの講習会には、自転車の利用が多いという約30人が参加。
市の交通指導員から、交差点内での2段階右折について説明されると、参加者からは「知らなかった」と声が上がった。実際に教習コースを使った実技試験では、一時停止の標識に気付かない人も。
同市上町、高塩マサさん(72)は「自転車の交通ルールはもっと簡単と思っていた。命にかかわることなので、参加してよかった」と話していた。
講習では、学科と実技試験を行い、合格者には「高齢者自転車運転免許証」を交付。高齢者に率先して交通ルールを守ってもらうことが目的だ。
自動車の運転免許証返納などでマイカーを手放した高齢者にとって、自転車は必要不可欠な“足”だ。一方で、高齢者の自転車事故は後を絶たない。県警は「事故に遭わないためにも交通ルールを必ず守ってほしい」と呼びかけている。(2010.5.10 産経新聞)
街では、知りながら違反している人も多いと思いますが、高齢者の場合、知らなくて違反しているケースも多いようです。実際に、知らずに違反しているのだろう高齢者を目にすることは少なくありません。しかし、知らなかったとしても危険という意味では同じです。
自転車で携帯、70歳が「ぶっ殺す」と脅す
栃木県警宇都宮南署は15日、宇都宮市大和、栗原敏夫容疑者(70)を暴力行為の疑いで現行犯逮捕した。
発表によると、栗原容疑者は15日午後5時5分頃、同市八千代の路上で、同市内の男性会社員(29)に、鉄製くぎぬき(全長約30センチ)を右手に持って「ぶっ殺してやる」などと怒鳴り、脅した疑い。栗原容疑者は自転車で走行中、携帯電話を使いながら自転車で対向してきた男性に、「携帯を使っているんじゃない」などと指摘。口論になり、前かごに入れたくぎぬきを手に取ったという。(2010年5月16日 読売新聞)
障害者にやさしい自転車マナーを 左京の全盲女性、チラシで改善訴え
全盲の画家で盲導犬ユーザーの塩田綾子さん(47)=京都市左京区岡崎北御所町=が、チラシの配布など自転車マナーの向上を訴える活動を始めた。自転車通行禁止の幅が狭い歩道で、衝突される事故が相次ぎ、安心して出歩けないためだ。障害者の介助に理解が深いフランスで暮らした経験を振り返り「わたしたちが楽に生活できる思いやりある町になってほしい」と願っている。
■接触怖がる盲導犬/当て逃げで打撲/ベルで追い立て
18日朝、塩田さんは夫の隆比呂さん(52)らと約30分間、自宅近くの岡崎通に立ち、通行禁止の歩道を自転車で進む人を呼び止めた。「自転車通行可」の標識がない歩道は原則走行禁止、などと記したチラシを手渡し、「マナーを守って下さいね」と声を掛けた。
塩田さんは、盲導犬と岡崎通の歩道を歩く際、何度も通学途中の学生らの自転車に接触される被害に遭ったという。肩の打撲や突き指をしたり、犬が怖がってしまうこともあった。中には謝らずに「当て逃げ」する悪質なケースもあった。
「目が見えない」ことを伝えるため杖(つえ)を使うが、後方から自転車のベルでせき立てられることも。「まったく気遣いがない。このままでは、外出の自由を奪われてしまう」と憤る。
絵の勉強のために12年間滞在したパリでは、自転車が歩道に入らないのは常識だった。ほかにもスーパーに障害者用レジがあったり、車いすの人がバスに乗る際は乗客みんなで手伝うなど、市民レベルで障害者への介助が浸透していたという。
塩田さんは「京都市はパリと姉妹都市なのに差があり過ぎる。市民の交通マナーを改善させてほしい」と話す。21日午前9時からも、岡崎通の歩道でチラシを配布する。(2010年05月20日 京都新聞)
注目集まる自転車 鉄道会社は駐輪場整備を! 全自連が法改正決議
環境に優しく健康増進にも役立つと注目を集めている自転車。行政も自転車が走りやすいインフラ整備に努めているが、頭が痛いのが放置自転車の問題だ。自転車社会を目指すため、全国149市区町でつくる「全国自転車問題自治体連絡協議会」(全自連、会長・志村豊志郎練馬区長)は絶対数が足りない駅前駐輪場の整備を各鉄道会社に切願。「エコ社会を目指すためには鉄道会社の協力が欠かせない」としている。
全自連は13日、練馬区内のホテルで大会を開き、走行レーンなど自転車利用環境を創出する仕組みを国や都道府県をあげて支援してほしいとする決議文を採択。併せて、鉄道会社に積極的に駅前駐輪場を整備してもらうための法改正を関係省庁に求めた。
駅前駐輪場の整備については、長年にわたり「放置自転車の多くが駅利用者によるもの」と主張する自治体と「自治体の責任」と反発する鉄道会社との間で議論が平行線をたどってきてきた。約20年前に全自連が設立されたのも、聞く耳を持たない鉄道会社に何とか協力してもらおうとの趣旨からだった。
平成6年には自転車法が改正され「鉄道会社は自治体に積極的に協力しなければならない」と明文化されたことにより、駅前駐輪場は増加。全国の放置自転車も4年に80万台から法改正をはさみ19年に33万台に減少した。しかし、20年度に全自連が会員自治体を対象に調査をしたところ、自治体が自ら整備した駐輪場は5299カ所あったが、鉄道会社が整備したのは411カ所にとどまった。
全自連は「法改正で鉄道事業者に設置を義務化してもらえればさらに自転車利用は増えるはず」と、スーパーや銀行などの集客施設のように、鉄道会社にも駐輪場の設置が義務づけられるよう法改正をしてもらうよう、国土交通省や警察庁など関係省庁に積極的に求めていく意向だ。(2010.5.14 産経新聞)
レトロ自転車、「昭和」演出に一役 博多で収集・販売
昭和時代、紙芝居屋などが乗っていたレトロな自転車を、福岡市博多区の自転車専門店「博多チャリンコ倶楽部(くらぶ)美野島店」が全国から集めて売っている。小道具として当時を再現する町づくりにも一役買い、映画にも貸し出されて重宝がられているという。
同店があるのは、JR博多駅から南へ1キロの美野島商店街の一角。店内へ入ると、レトロな自転車が所狭しと並んでいた。「面白いでしょう」。店主の小宮繁さん(57)がにやりと笑う。全国の古美術商から仕入れ、在庫数はざっと120台に上るという。
財団法人日本自転車普及協会によると、こうした自転車は「実用車」と呼ばれ、運搬が主目的。大正時代に生産が始まり、昭和30年代に急速に普及した。紙芝居屋や豆腐屋、八百屋などが使ったという。ところが、次第に自動車やオートバイに取って代わられ、今ではほとんど姿を消したという。見た目は黒く、俗に「カラス」とも呼ばれた。サドルは革製、フレームは鉄製で頑丈な造りになっており、タイヤの厚さは通常の自転車の1.5倍ほどもある。
小宮さんは約15年前、それまで勤めていた会社を脱サラ。時代はエコだと考えて自転車屋を開き、自分の懐かしさもあって実用車を集め出した。1台5万〜30万円で販売しており、年間約20台が売れる。愛好者やデザイナー、居酒屋店主と買い手は様々だ。昭和30年代の町並みを再現した大分県豊後高田市の「昭和の町」にも10台近く売った。
貸し出しは1台1日5千〜2万円。新喜劇でおなじみの吉本興業や、1958(昭和33)年当時の東京を舞台にした映画「ALWAYS 三丁目の夕日」にも小道具として貸し出した。CMやロケで使われることが多いという。
美野島商店街でも実用車が走る時代があった。「自転車の原形とも言えるもので、団塊の世代の人には懐かしいはず」と小宮さん。「最近は自転車の乗り捨ても多い。物を大事にしてほしいとの思いも込めているんです」と話している。(2010年5月16日 朝日新聞)





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