August 07, 2010

自転車革命を阻む日本の呪縛

ロンドンで新しいシステムが始まりました。


パリなどで導入されて好評を博している、都市型のレンタサイクルシステムです。ロンドン市長は、これを自転車革命と位置付け、2012年のオリンピック開催までに、ロンドンをクリーンで緑豊かで安全な街にすると意気込んでいます。AFPの記事を引用します。


ロンドン自転車革命、レンタサイクル事業開始へ

市街地が拡大し、交通渋滞が深刻なロンドン(London)で30日、「ロンドン・サイクル・キャンペーン(London Cycle Campaign)」と題したレンタサイクル事業が始まる。2012年の五輪開催に向け、道路の混雑解消を目指す「自転車革命」だ。

導入される自転車は6000台。大英博物館(British Museum)やバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)など市内400か所に設けられた駐輪施設から自転車を借り、目的地付近の駐輪施設で乗り捨てることができる。利用料金は1日1ポンド(約130円)、1週間では5ポンド(約650円)、年間レンタルでは45ポンド(約6000円)。30分以内の利用は無料だ。返却されなかった場合や破損させた場合に備え、デポジットが必要。

ロンドン自転車革命、レンタサイクル事業開始へロンドン自転車革命、レンタサイクル事業開始へ

■開始前にすでに1万人が登録

事業開始前にすでに1万人以上が利用登録を終えており、市長の交通顧問はAFPに対し、「人気のシステムになるだろう」と自信を見せた。

事業は、自身も熱心なサイクリストであるロンドンのボリス・ジョンソン(Boris Johnson)市長の肝いりで始まった。五輪開催までに自転車利用率を現在の2%から5%まで増やすことが目標。ジョンソン市長は今月、記者会見で「自転車革命によって五輪開催までにクリーンで緑豊かで安全な街にすることが目的のひとつだ」と意気込みを語った。

事業責任者のトム・ボダノビッチ(Tom Bogdanovicz)氏によると、複数の世論調査で、ロンドン市民の3人に1人が自転車を利用したいと回答しており、必要なのは背中を押すことだけだったと語る。

■「カーレス」のロンドン五輪を目指す

ロンドン五輪主催側は、100%の観客に公共交通、徒歩、自転車のいずれかを会場まで利用してもらう計画で、その実現ために地下鉄・鉄道網に多額を投入して整備を進めている。

ロンドン自転車革命、レンタサイクル事業開始へロンドン自転車革命、レンタサイクル事業開始へ

2003年に導入された中心部に乗り入れる車に課金する「コンジェスチョン・チャージ(渋滞税)」で混雑はいくぶん緩和されたが、国際五輪委員会(International Olympic Committee)関係者は今月、準備に進ちょくは見られるが依然「交通が問題だ」と指摘した。

レンタサイクル事業の導入と並行して、ロンドン中心部と郊外を網目状に結ぶ自転車専用道路も導入される。五輪会場の付近を通る部分の道路は来年開通する予定だ。

レンタサイクル事業はパリ(Paris)や上海(Shanghai)など世界の多くの都市で導入されているが、問題もある。パリのレンタサイクル事業を手がける大手屋外広告会社ジェーシードゥコー(JCDecaux)によると、パリではこれまで1万6000台が破損し入れ替えねばならず、8000台が返却されなかった。中には東欧で見つかったものもあったという。(2010年07月30日 AFP)


こうした都市型の自転車シェアシステムの導入は、記事にあるパリや上海をはじめ、ワシントン、北京、バルセロナ、コペンハーゲン、ストックホルム、オスロ、フランクフルト、リヨン、モントリオールなど世界の都市に広がっています。今後導入を計画している都市もあります。

ロンドンで自転車シェア始動
パリでの様子

ニューヨークでは一部の実験に留まっていますが、マイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長は、積極的に市内に自転車レーンの整備を進めることで、ニューヨークでの自転車利用者の大幅な増加をもたらしています。ロンドンでも、レンタサイクル事業と同時に、自転車専用レーンの整備が進められています。

以前にも書きましたが(下の関連記事参照。)、“Cycle Superhighways”と呼ばれる構想で、すでに一部は完成しつつあります。ロンドンのボリス・ジョンソン市長は2025年までの間に、市内の自転車利用を4倍に増やすという目標も掲げています。

自らも熱心なサイクリストであるボリス・ジョンソン市長のおかげ、またロンドン五輪を控えているという事情もあるでしょう。しかし、自転車を公共交通の中に組み入れていく動きは、もはや世界的な趨勢であり、この流れは止まらないのではないでしょうか。



ひるがえって日本はどうでしょう。一部の都市では導入する動きがあるものの、東京や大阪など、五輪を招致しようかというような大都市には広がっていません。東京では一部、丸の内地区限定での実験がありましたが、導入に向けた市民の声や、盛り上がりは見られません。

今回のロンドンのレンタサイクルシステムのニュースにも、人々の関心は高くありません。このニュースを取り上げているブログを見てみたりしましたが、「ロンドンへ行ったら使ってみたい、使えるのかな。」とか、「もう五輪に向けて準備してるんだ。」など、およそ他人事のような関心でしかありません。

どこか観光地などにある貸し自転車と同じようにしか感じていないのでしょう。残念ながら、この自転車シェアシステムの意味を理解している人、日本での導入を望む人は少ないようです。世界の他の都市と比べて温度差があると言わざるをえません。この違い、いったいどこから来るのでしょうか。

Cycle Superhighways, www.tfl.gov.ukCycle Superhighways, www.tfl.gov.uk

日本人が、こうした世界的な傾向に無関心、あるいはピンと来ていない理由は、ある「呪い」にあります。昭和53年の道路交通法改正によって、この呪いが日本人にかけられました。悪名高き道路行政、自転車を歩道を走るものにしてしまった改正です。

呪いというのは比喩ですが、まさに呪いがかけられたとも言うべき状況を、その後の日本人にもたらしました。当時は交通戦争と呼ばれ、仕方のない部分もあったのでしょうが、それまで車道を走るのが当たり前だった自転車を、世界の常識に反して、なんと歩道を走らせるようにしてしまったのです。

その後30年以上たっても、この呪いは解けていません。おかげで、日本の自転車は歩道を走るものになってしまいました。いまだにそう信じて疑わない人が大勢います。自転車が原則を守って車道を走っていようものなら、歩道に戻れと言わんばかりのドライバーもいます。

Cycle Superhighways, www.tfl.gov.uk多くの人が車道走行の原則を知らないか、忘れています。最近ようやく、自転車は車道というフレーズも聞くようになりましたが、仮に知識として車道走行の原則を知っていたとしても、習慣は変わりません。多くの人が、相変わらず歩道を走行しています。我がもの顔で、傍若無人に歩道を暴走する人もいます。

これが、自転車と歩行者の事故を増加させ、問題になっているわけですが、それだけではありません。長年、歩道を走るようになった結果、日本の自転車は、低速走行でも安定するよう太いタイヤとなり、重くて遅い独特の自転車に進化しました。いわゆるママチャリです。多くの人は最寄駅くらいまでしか自転車を使いません。

そのため、日本人の多くは、ロンドンのシステムの便利さがピンとこないわけです。日本のように、歩行者の多い歩道をぬってママチャリで走るのでは、時間がかかって遠くまで行けません。例えば東京の都心で自転車に乗るような場合の便利さが理解出来ないのです。

歩道を通る限りスピードも出せませんし、せいぜい丸の内界隈を移動するのに便利というくらいでしょう。しかし、車道を走行するなら、丸の内から渋谷でも、池袋でも、お台場でも、充分に移動範囲です。地下鉄で移動して、駅から降りて歩くより、ずっと便利な場合も多いはずです。

Cycle Superhighways, www.tfl.gov.ukCycle Superhighways, www.tfl.gov.uk

自転車本来の細いタイヤであれば、充分なスピードも出ます。そして本来あるべき姿として車道を走れば、自転車は速く、遠くまで行け、充分に都市交通として使えます。都心部なら、場合によっては地下鉄を乗り継ぐより速く、渋滞しているクルマより速いのは当然です。都市部ではとても便利な交通手段なのです。

日本人の多くは、例えば東京都心を自転車で移動したことがありませんが、特にスポーツバイクなどで都心を移動してみると、その速さや、駅と駅の近さ、便利さを知って驚きます。イギリスでは、多くの人がそのことを知っているので、今回のシステム導入を開始前から支持しているわけです。

自転車が便利と言っても、近郊に住む人など、全ての人が自転車で来られるわけではありません。でもこのシステムならば、都心まで電車で来ても自転車が使えます。ずっと自転車ではなく、必要な区間だけ自転車で移動して乗り捨てられるならば、自分の自転車を使うより便利な場合も多いに違いありません。

Cycle Superhighways, www.tfl.gov.ukCycle Superhighways, www.tfl.gov.uk

多くの日本人と違って、車道走行自体が怖いということもありません。もちろん危険はあるとしても、最初から車道走行しかしてないのですから当たり前です。それでも、都心ではクルマも多いですし、駐車車両が邪魔で走りにくかったり、危険な場合もあるでしょう。そこで自転車レーンの整備も同時に進めているわけです。

大勢のロンドンっ子が開始前に利用登録するくらいですから、実際、地下鉄を乗り継ぐより便利な場合も多いのでしょう。都心で自転車が借りられるとなれば、渋滞のひどいロンドンへクルマで行かなくてすむ人も増えるはずです。ロンド市内のクルマの交通量を減らせる可能性があります。

ロンドンでは、今も渋滞税でクルマの流入を制限していますが、交通量の減少は頭打ちのようです。しかし、この自転車システムによってクルマが減れば、車線も減らせます。そのぶん街に緑を増やして、安全で人間に優しい都市にしよう、排気ガスを減らしてクリーンな街にしようというのが、市長の考え方なのです。

Cycle Superhighways, www.tfl.gov.ukCycle Superhighways, www.tfl.gov.uk

ふだん歩道しか通らない人は、レンタサイクルがあっても車道走行が怖いかも知れません。でも、安全快適に通れる自転車レーンが整備され、ストレスなく走れたら、歩道なんてバカバカしくて走れなくなるでしょう。車道上に自転車レーンを整備し、左側通行を厳守するなら、事故やトラブルも減るはずです。

そうするのが当たり前ですし、世界ではそうしています。でも日本では、自転車に歩道を通らせるため歩道を広げ、自転車で車道を走行しにくくしています。この道路行政は間違っています。そのことに多くの人が気づかないのも、この呪いのせいなのです。まず、人々の認識を世界の常識に戻さなければなりません。

海外からの旅行客にとっても、日本の歩道の危なさは、彼らの言うクレージーそのものです。日本に生まれた私でさえ、しばらく海外に滞在すると、無意識のうちに歩道を安心して歩ける環境に慣れてしまうので、日本に帰って来た時、歩道を行きかう自転車が恐ろしく見えるほどです。

ロンドンでレンタサイクル事業開始ロンドンのボリス・ジョンソン市長

日本人が、自転車が歩道を走るというナンセンスな道路行政の中で生活していなかったら、都市部では自転車を活用しようというロンドンの自転車革命を容易に理解出来たに違いありません。渋滞や公害、路上の危険を減らす上でも、温暖化ガス削減のためにも、この問題は避けて通れないと思います。

世界が自転車を活用し始めているのに、多くの人がピンと来ていない状態では、日本での「自転車革命」は見込めません。自転車を活用しようという世界の潮流に呼応して、世論が盛り上がることも期待出来ないでしょう。まず、この呪いを解く必要があるのではないでしょうか。


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お盆の帰省ラッシュが始まったようです。甲子園も開幕、まさに日本の夏といった感じですね。

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スローです。 2010年7月30日の産経新聞の記事を紹介します。日経の記事と同じ内容です。 ロンドンでレンタサイクル事業開始 交通渋滞解消の切り札 ************* ...
ロンドンでレンタサイクル事業開始 交通渋滞解消の切り札_産経新聞【Slowなブログ】at December 10, 2010 14:12
この記事へのコメント
自転車に関することでも他のことでも
日本人っていつも他人事のように感じられて仕方がありません。
かく言う私も人のことは言えませんが・・・
日本の道路行政が自転車の普及を妨げているのは明らかですが、
車のドライバーの意識の低さはどこから来るのでしょうか。
海外に旅行に行った時、道路を渡ろうとしていると必ず止まってくれます。
どうぞ、先にと手で示しても、渡りなさいとでもいうように合図を返してくれます。
さて、日本はどうでしょう。
歩道を青信号で渡ろうとしても、我先にと言わんばかりに歩行者の目の前を横切って行きます。
私の住む浜松は、歩道さえ車道にしてしまう不届き千万、ドライバーの風上にも置けない輩がウジャウジャです(怒)

いつも他人事の日本人は、こういった行為が事故を引き起こすことすら他人事のように思っているとしか思えません。

道路行政も何とかして欲しいけど、このドライバーのマナー向上も何とかして欲しいと思う今日この頃です。
Posted by maechan at August 09, 2010 04:01
今の日本を取り巻く自転車環境の根本的原因は、自転車を歩道にあげてしまったことに全てありますね。「呪い」という表現は的確だなぁと感じました。

自転車=歩道を走るものだと思っているから、
「歩行者の延長」だと思うせいで逆走、歩道暴走、無灯火など車両としての自覚のないマナーの悪い人たちが多くいます。
「自転車は遅い乗り物」だと思うせいで、本来の自転車のポテンシャルを知る人はあまり多くありません。道路を作る人間も当然ながら「自転車専用道路=歩道内に作るもの」と思ってまします。


しかし、「呪い」はいつか解かれなければなりません。果たしてこの「呪い」が解かれる日はいつやってくるのでしょうか・・・
Posted by さすらいのクラ吹き at August 09, 2010 21:32
maechanさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
最近は、信号のない横断歩道で止まってくれるクルマが一段と減った気がしますね。止まってくれると言うより、道交法では、止まることを義務付けていたはずです。そのへんの意識が全く失われてしまっています。
確かに、海外へ行くと、ドライバーが親切に感じることが少なくないですね。もちろん、国によってはクルマ優先が当たり前で、日本より危ない国もありますが..。
どうなんでしょうか。文明国としての成熟度の違い、あるいはキリスト教的な文化の違いなどもあるのかも知れません。ドイツなんかは、ルールを厳格に守るような国民性の違いもあるのでしょう。ヨーロッパなどは古い街が多く、地域社会のコミュニティが堅固だったり、道を譲るような余裕のない人間と見られることを嫌うとか、モラルの高さへのプライドとか、いろいろな要素が絡み合っているのかも知れませんね。
悲惨な事故を減らすためにも、ドライバーも含め日本人全体のモラルが向上するといいのにと思いますが、なかなかそうはいかないのが現実ですね。
Posted by cycleroad at August 10, 2010 22:41
さすらいのクラ吹きさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
日本の状況にドップリと浸かってしまっているので、多くの人が変だと思っていないのが困ったものです。
世界的な常識から言えば、誰が見てもおかしいし、合理的でないし、危ないし、すぐにでも是正すべきと考えると思うのですが、やはり「呪い」としか言いようがありませんね(笑)。共感していただけたようで、うれしいです。
地球環境問題もあって、各自治体などでも自転車の活用を考え始めています。道路交通法の改正論議や、自転車ブーム、歩行者との事故の急増などもあって、呪いが解かれる条件は徐々に整いつつあるような気もします。
願わくば、その日が近いことを期待したいですね。
Posted by cycleroad at August 10, 2010 22:57
まだ役所の人の中にはクルマを普及させて日本が経済大国になったという成功体験を引きずってしまっているせいか、なかなか自転車は車道という考えは広まりませんね

でも僕は自転車の未来を明るく考えてます
若い人がクルマ離れして道路が空いていくので、
わざわざ歩行者だらけの歩道を走る人は少なくなっていくのではないでしょうか
Posted by 職人気取 at August 11, 2010 10:43
「自転車は歩道を走れ」
今の子どもたちはこのように教わっているんでしょうか。自分の子どもがそろそろ自転車に乗れる年齢になってきた親としてはどう教えるべきなんでしょう。
原則として車道を走るべきなんだけど…なんて言うのは分かり難すぎるし、車道を走らせたら危なすぎる、かと言って歩道を走るのが当たり前と思わせてしまうのも間違いだし、難しいです。
Posted by 静岡在住 at August 11, 2010 12:48
職人気取さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
自転車に歩道を走らせることが、直接経済成長に寄与したかと言えば、いろいろ見方があると思います。
多くの人は、ママチャリしか乗ったことがありませんし、自転車に対する固定観念が出来てしまっていることが大きいでしょうね。
クルマ人口は減るでしょうが、それでもまだ道路は混んでいる状態が続くと思います。ただ、私もさまざまな面から変化が期待できるのではないかと思っています。
Posted by cycleroad at August 12, 2010 23:05
静岡在住さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
法律上、走行が許可された歩道は自転車で通行していいわけですから、なるべく安全な歩道を走るよう指導しているのでしょうね。
最初から車道走行の原則を教えても混乱するだけでしょうし、現状では、歩道を広くとるなど、車道が自転車で通りにくくされていることも多いわけですから、それは仕方がないでしょう。大きな交差点などでも、自転車を歩道に上げることを前提にしているところは少なくありません。
結局、子供たちにも歩道走行を教えざるを得ず、『呪い』が再生産され続けていく構造になっていると言えそうです。やはり、どこかでこの連鎖を打ち切るためにも、道路の構造を考えていく必要があると思いますね。
Posted by cycleroad at August 12, 2010 23:16
初めまして、沖縄のNPO法人しまづくりネットという事務所の者です。
私達も沖縄県那覇市でレンタサイクルをしています。
美栄橋駅近くの事務所での観光向け貸自転車と、那覇市新都心地区限定のレンタサイクルの2つのシステムを運営しています。
どちらも有料のシステムですが、美栄橋の方では、観光で沖縄に訪れたお客様に範囲や時間の制限無く、普通自転車と電動自転車とマウンテンバイクの3種類からお選び頂いてお貸ししています。
新都心地区では、沖縄在住者向けに、普通自転車を利用時間も限定し、貸出しています。現在のポートは8箇所で自転車は100台程度です。
以前は無料で3年程運営していたのですが、今後も自転車の貸出を続けるためにも今年の6月から有料で運営しています。
ブログ内に日本は自転車の利用しにくい場とありましたが、沖縄では、さらに利用しにくいのではないかと思います。
坂道が多いという点、暑いという点、道が狭く限られた少ない区間にしか自転車道のような道がない点、車社会であるという点・・・、このような理由から普及率が低いのではないのかと思います。
新都心地区では車の渋滞が激しく、道も広いため、自転車の利用は便利と思いますが、自転車利用の習慣が根付いていないためか、なかなか普及しません。
ロンドンのような記事をみると、沖縄にも自転車が普及し、いずれはロンドンやパリのように自転車での移動が便利な都市が理想です。
市民全体でこのシステムを維持し、利用して頂ける日がくるようになるには長い年月がかかりそうです。
Posted by しまづくり at August 26, 2010 19:00
しまづくりさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
沖縄でレンタサイクルを営業されてるんですか。私も観光客として、何度も沖縄には行ったことがありますので、場所はわかります。
竹富島あたりでは自転車を借りたことがありますが、過ごし方にもよるのでしょうけど、那覇ではまだ自転車は借りたことがありません。
よく、観光振興などを目的に、無料で運営されるところもありますが、無料だと、どうしても雑に扱われたり、盗まれたり、放置されたり、メンテナンスが行き届かなかったりなどが原因で、うまくいかないという話をよく聞きます。
有料の方が、かえってマナーが良くなったりすると聞きます。個人的には有料化されて良かったのではないかと思います。
確かに、沖縄の方は近くでもクルマを使いますね。地域によって、自転車が根付いていない場所は他にもありますが、やはり背景には、いろいろ理由があるのでしょう。
沖縄での時間の流れ方的には、クルマより自転車のほうがピッタリくる気もします。沖縄でも、もっと自転車が定着したら面白いかも知れませんね。
Posted by cycleroad at August 27, 2010 00:12
引用させて頂きました。
Posted by スロー at December 10, 2010 13:43
スローさん、こんにちは。わざわざお知らせいただき恐縮です。
リンクしていただきありがとうございます。
Posted by cycleroad at December 10, 2010 23:42
 
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