April 25, 2011

決別すれば新しい道も開ける

福島原発の今後には、国民の多くが不安を感じています。


内閣府の原子力安全委員会によれば、国際評価でレベル7という最悪の原発事故となった福島原発では、いまだに1日当たり百数十テラ・ベクレルという規模で放射性物質が放出されていると言います。震災後の世論調査でも、国民の不安のトップが福島原発の今後の推移です。

東京電力は原子炉の安全な状態である冷温停止状態まで、最短でも6ヶ月から9ヶ月かかるとしていますが、具体的な収束への見通しは立っていません。一時と比べれば小康状態を保っているように見えますが、安定冷却の道のりを憂慮する専門家もあり、依然として楽観は許されない状況にあります。

震災前までは、原発に付属する変電施設が火事になっただけで大騒ぎでした。わずかでも放射能漏れがあれば大問題だったでしょう。それが、あろうことか原発が爆発するという事態に至り、大量の放射性物質が周囲にまき散らされるという、以前だったら考えられなかったような状況になっています。

福島原発放射性物質の流出量は、史上最悪と言われるチェルノブイリの1割程度と言われていますが、これには海洋への流出が含まれていません。発生から10日でほぼ止まったと言われているチェルノブイリと違って、福島ではいまだに放出が続いていることも懸念されます。

今回の事故で、原子力発電所の安全神話は完全に崩壊したと言っていいでしょう。本震と比べ、数百分の一のエネルギーに過ぎない今月の余震でも、女川原発では設計で想定する以上の揺れを観測し、外部電源を一時喪失する事態に陥っています。今まで深刻な事故がなかったのは、単に幸運だっただけと言わざるを得ません。

福島原発の今後の推移についても、原子力が専門である人ほど深刻な見方をしているケースが少なくありません。不安を煽るつもりはありませんが、今のような状況でおさまっているのは、むしろ幸運であり、もっと酷い状況になっていても不思議ではなかったとか、今後の状況の改善は非常に困難な道と指摘する専門家もいます。

チェルノブイリとは違い、福島では原子炉自体が爆発して、大量の放射性物質が飛び散る心配はないと言われています。また、再臨界が起きて、原子炉が暴走するような恐れは無いとも言います。専門家が言っているのですから、おそらくそうなのでしょう。

しかし、再臨界が起きないなら、冷却水にホウ素を入れる必要はないはずです。万一の為なのでしょうけど、ホウ素は再臨界を防ぐために入れているわけで、裏を返せば、全く心配が無いとは言えないことになります。炉心が溶融して落ちれば、燃料が溶けて固まるなど再臨界に至らないとは言い切れないのでしょう。

また、圧力容器内に窒素を注入しているのは、原子炉が水素爆発してチェルノブイリ化するのを防ぐためです。予防的措置をとるということは、可能性がないわけではないことを示しています。そのほか、炉心が溶融して、大量の水と接触しておこる水蒸気爆発の可能性も低いかも知れませんが、全くゼロとは言えないはずです。

枝野長官こうした事態に対し、多くの国民が福島原発の今後の推移に不安を感じるのは当然です。調査によっても多少違いますが、国民の8割から9割に上っています。他の原発で事故が起きる不安についても、同じくらいの割合の国民が不安を感じていると回答しています。

ところが、原子力発電所を今後どうするかという設問になると、少し様子が違ってくるようです。読売新聞の調査によれば、「現状を維持すべきだ」と答えた人が最も多く46%、「減らすべきだ」が29%、「すべてなくすべきだ」は、12%となっています。

朝日新聞の調査では、「減らす方がよい」と「やめるべきだ」が合わせて41%でした。4年前の調査と比べて否定派の割合は増えているとは言うものの、「増やす方がよい」と、「現状程度にとどめる」が合わせて56%と、容認派が過半数となっています。

毎日新聞の調査では、「原発は減らすべきだ」が41%で「全て廃止すべきだ」の13%と合わせて54%がエネルギー政策の見直しが必要との認識を示しています。しかし、「やむを得ない」も40%に上るなど、容認するという人も多いことがわかります。

各紙でバラツキがあるものの、今回のことで、原発は廃止すべきと考える人は必ずしも多くありません。個人的な感想としては思ったよりも少ないという印象です。ネット上でも、こうした結果を意外に感じた人は多く、「すごい違和感」「容認派が過半数を超えているのに驚いた」といった意見も多いようです。

シルトフェンステレビで政府の発表だけを聞いていると、ただちに健康への心配はないと繰り返していますので、それほど深刻な事故とは感じていない人も多いのかも知れません。もっと酷い危機的な事態が起きるかも知れないとは思ってはいない人も多いのでしょう。

多くの人は、不安を感じながらも容認させるを得ないというところでしょうか。すでに電力の3割を原発に頼っている以上、簡単に廃止するのは無理という現実的な判断があるに違いありません。首都圏では、今回の計画停電で電車が止まったり、不便や不自由な生活を経験した人が多いことも背景にありそうです。

今回、計画停電が無くなってからも、首都圏などでは以前と比べて全体的に照明が暗くなっています。いかに電力を無駄に使っていたか気付いた、今までが明るすぎたという感想を持つ人も多いはずです。電力を自由に使えた事のありがたさを感じると共に、大きく依存している現代の生活も実感したのではないでしょぅか。

日本の原発始まって以来最悪の事故に、原発周辺の住民は避難を余儀なくされ、広い範囲で多くの人が苦しい生活を強いられています。しかし、空気中の放射線量の増加や水道水の摂取制限、野菜や魚への不安といったくらいの影響しか受けていない首都圏の住人、あるいは西日本の人とは、やはり温度差もあるのでしょう。

おそらく、こうした諸々の背景もあって、これだけの事故にもかかわらず、原発を容認せざるを得ないと考えている人が多いのだと思います。確かに、すぐ原発を廃止しろと言うのは現実的ではないと思います。しかし、それでも、原発は減らしていくべきなのではないでしょうか。

原発をやめるのは、人類にとって進歩の放棄だと言う人もいます。例えば飛行機も、墜落して人が死ぬリスクを乗り越えて進歩してきました。何の技術でも、リスクをとって挑戦してきたからこそ進歩があるのであって、挑戦をやめるべきではないという主張です。

原発事故しかし、原発の場合はリスクが大きすぎます。飛行機は乗った人が落ちるだけですが、原発は周辺の多くの人を危険に晒し、大きな被害を与えます。もし最悪の事態が起きれば、非常に広範囲、あるいは国境を越えて世界的に影響が及びます。進歩の必要性は否定しませんが、人類が使うべき技術なのでしょうか。

兵器への転用を考えると、人類を滅亡に導く可能性のある技術ということもあります。放射性廃棄物の最終処分場も確保できておらず、出来たとしても数万年に渡って廃棄物を管理する必要があります。子孫に負担を先送りする無責任な技術、人類が制御や管理しきれない技術であり、ほかの方法を探るべきではないかという考え方もあります。

今後、この事故は日本経済に大きな影響を及ぼすでしょう。すでに農作物や魚介類への被害が出ていますが、地元の企業だけでなく、日本の他の地域から輸出される工業製品にまで国際的な風評被害が広がりつつあります。訪日外国人観光客は激減し、これもいつまで続くかわからず、観光への打撃は甚大です。

補償も莫大です。東電が負担出来る範囲を越えれば、最終的には電気料金や税金といった形で私たちが負担せざるを得ません。また、福島県の広い範囲で土壌の除染を行うだけでも膨大な費用がかかります。原発の再保険料などは高騰し、今後の原発のコストにもはね返るでしょう。

原子力はコストが安いのが魅力と言われて来ました。しかし、政府の原発立地地域への補助金など、直接ではないコストを加えれば、決して安くないと言います。さらに、今回のような莫大な費用がかかるリスクを考えれば、むしろコストの高い発電方法ということになるでしょう。

ウランが国内で産出されない以上、エネルギーの海外依存の脱却にも寄与しません。地震が少なく、大津波のリスクのない国ならいざ知らず、日本での原発は、採算が合わないということになるはずです。それを今まで、安全神話の元に国民を欺いてきたのは、莫大な金額規模になる原子力利権と言われています。

東京電力ドイツなどでは、脱原発へ動いています。多くの国で原発に対する反対運動も起きています。これだけの被害を出した日本が、原発容認でいいのでしょうか。今後、日本経済にボディブローのように効いてくるはずです。日本の国難を引き起こした原発は考え直すべきではないでしょうか。

もちろん、すぐに原発停止せよと言うのではありません。しかし、ゆくゆくは原発を廃止していくという決定を下さない限り、原発は無くせないと思います。逆に、将来的に原発に頼れない、原発と決別すると決めれば、原発以外の発電技術の開発が大いに進むに違いありません。

風力発電や太陽光など、クリーンエネルギーと呼ばれるものでは、まだまだ力不足であり、原発の穴を埋めるには至らないのは確かでしょう。しかし、日本での発電量は微々たるものですが、クリーンエネルギーの導入へ踏み出している国では、政策的な後押しもあって、飛躍的に伸びている国もあります。

日本の太陽光発電パネルなどの技術は高いものがあり、日本でも政策が変われば、十分に原発の穴を埋めると話す専門家もいます。まだコストは高いですが、それは、送電網を握る電力会社が普及を阻んでいるからであり、送電と発電が分離され、自由化されれば、大量生産されて十分に価格競争力も出るそうです。

日本には化石燃料が乏しいですが、風力や太陽光は、日本の国産エネルギー開発にもなります。そのほか地熱とか、海も利用出来るはずです。潮力発電、海上風力発電などもあります。海水と真水の浸透圧とか、深海との温度差とか、海流の流れで発電するなど、海を利用してエネルギーを得る方法だけでも、いろいろあります。

東北電力女川原発実は、その中には意外にも大きな電力が得られる有望な方法もあって、一部の海外の企業では研究が進んでいると言う話も聞きます。原子力に頼りきっていては、こうした新しいクリーンエネルギーの開発が進まず、いつの間にか技術的に遅れてしまう危険性もあるでしょう。

家庭に燃料電池を普及させる方法もあります。燃料電池はクルマよりも家庭に入ると画期的な革新になると言われています。発電所から送電すると大きな電力のロスが出ますが、それがなくなるというメリットが大きいからです。そのほか、都市ガスなどを使って家庭で発電する方法もあります。

日本は年間の降水量も多いので、水力発電にもまだ可能性があります。もちろん、新たにダムを造るのは無理としても、マイクロ水力発電と呼ばれる小さな発電装置をつくる方法もあります。日本にたくさんある河川、小さな水路や農業用水、上下水道など、いたるところに設置出来ます。

ビルなど上の階からの、高低差による普通の排水でも利用が可能です。無数の利用可能なエネルギーが、実は手つかずになっていると言われています。出力は小さいですが、たくさん合わせれば大きな電力になります。遠くへ送電せず、その場で使うならば、送電ロスも小さくなります。

このほかにもバイオマスとか、多くの方法があるはずです。一つ一つは大きな出力が見込めなくても、いろいろな方法を採用すれば、発電方法を多様化し、リスクを分散することにもなります。国内に埋もれているエネルギーを使うことで海外依存も減らせます。送電や発電の自由化、スマートグリッド化と共に進めていくべき課題です。

こうしたエネルギーの改革を阻んできたのが、ある意味、原発であり、原子力村と呼ばれるような巨大な原子力利権です。その催眠術は絶大な効果をあげており、それは、これだけの事故にも関わらず、多くの人が現実的に考えて、原発を使わざるを得ないと思っているのを見ても明らかです。

福島第一原発一朝一夕には原発を廃止出来ないのは確かです。原発を廃止して3割電力が減っても、生活水準を落として節電すれば可能だと言う人もいますが、それでは多くの人の理解を得られません。しかし、長期的に原発を他の発電方法に転換していくのは可能なはずです。国民の意思で、徐々に原発への依存度は減らせるはずです。

例外として、日本各地の原子力発電所の中には、すぐ止めたほうがいいものもあると思います。例えば、中部電力の浜岡原発など、東海地震の震源域の上にあって危険度が高く、施設が古いこともあり、すぐにでも停めるべきだという人は少なくありません。地震が起きてからでは遅すぎるのは間違いありません。

無駄に明るいなど、生活スタイルを見直すことも必要でしょう。しかし、生活水準を落とさなくても、発電方法を見直すならば、徐々に原発依存は減らしていけるはずです。そのためには、まず仕方がないと諦めずに、原発への依存を減らしていこうと、多くの人が考えなければならないと思うのです。

普通の地震でも簡単に外部電源を喪失してしまう原発は、もはや信用出来ません。各地の原発では、あわてて電源車の配備をしていますが、そのほとんどは、冷却装置を動かす電力としては足りないと言います。実は対策として不十分なのです。こんな泥縄的で見かけだけの対策では不安は解消されません。

国民が原発はいらないと考えるならば、脱原発は達成できるはずです。原発だけが技術ではありません。私は元々、反対でも推進でもありませんでしたが、今回の事故で、原発に疑問を感じるようになりました。いろいろな考え方があると思いますが、ぜひ、多くの人に考えてほしい問題だと思います。





自転車とは直接関係のない話題ですが、世論調査の結果が気になったので取り上げてみました。

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この記事へのコメント
今回のことがきっかけで発電方法の転換期になるかもしれませんね

自販機は電気の無駄だから無くすべきだと政治家さんが言ってましたが、自転車で田舎道を走る人間からするとコンビニすらない所では自販機は大切な水分補給の場所なので飲み物をぬるくしてでも残してほしいなと思いました
Posted by 職人気取 at April 26, 2011 18:13
職人気取さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
少なくとも、立ち止まって考える機会にはなると思います。転換期になるかどうかは、今後の世論の動向にもよるでしょうけど..。
販売機も商売には変わりありませんし、販売機に依存している飲料メーカーもあると言います。無駄だからなくせという単純な話ではないでしょうね。
おっしゃるように、なくなると困る場所もあると思います。
ただ、店でも買えるのに店頭に販売機も並んでいるとか、節電できる部分も多いような気がしますね。
Posted by cycleroad at April 26, 2011 23:51
まったくcycleroadさんの意見に賛成です。
僕も今まで関心が無さ過ぎました。
原発が順調に動いていても、使い終わった燃料棒の処理ができないなんて事も初めて知りました。
「原発はトイレの無いマンション」

容認派がいまだに多いのは、意見を聞いた地域の人が原発から離れていて、放射能問題を自分の問題ととらえていないからでしょう。
また知識が無いことも要因にあります。
使い終わった燃料棒の処理を、何万年も後の人類に追わせていいものか・・・良識ある人間ならこんなバカなことはしないはず。
それでも容認派が多いと言うのは、知識が無いからです。
僕も今回のことで勉強しました。
もう原発なんか頼れません。早く無くすべきです。
それにしても廃炉にしてもまた何万年・・・
Posted by トンサン at April 27, 2011 06:30
毎週、楽しく読ませていただいています。初めてのお便りです。
僕は原発消極的肯定派でした。数年前、新潟の地震で、最新の柏崎原発が止まったのに、東京で停電が起こらなかったのが不思議に思い、少し調べてみました。
原発停止の電力不足分は、火力発電所の稼働率を上げてしのぎました。通常で火力の稼働率は設備能力に対して50%(総電力に占める割合50%)・水力稼働率25%(同20%)・原子力稼働率80%(同30%)で、現在もほぼ同じです。
過去に作った水力発電所を遊ばせて、原子力主体政策のもと、原子力フル稼働させてるのが総電力に原子力の占める割合30%という数字でした。
今回の計画停電も、原発のマイナス分を補うべき火力発電所が被災してしまったのが大きな原因だということです。火力設備が復旧すると、計画停電もなくなりました。
即刻原子力ゼロにせよとは言いませんが、ゼロになっても遊んでる他の設備を再稼動させれば30%も減らないようです。

原発は、事故無く停止しても廃棄物や施設のお守りを百年単位でしていかねばなりません。現在も、捨て場のない使用済燃料や各汚染廃棄物が溜まり続けています。
今回の事故で、原発周辺で数十年単位で数ヶ所の市町村を含んだ広い土地が使えなくなるでしょう。原発周辺の方は気の毒ですが、宮城や岩手県のように、再びそこで暮らし仕事をするのは不可能になりました。
浜岡原発が東海沖地震で同様な事故を起こすと、東名高速・新幹線・東海道線という大動脈が止まります。
僕は、積極的削減派に、宗旨替えしました。
Posted by のりまき at April 27, 2011 13:05
福島からの避難民の方々が、東電の社長らに、「あんたらは東京に住んでるが、一度福島に住んでみるといい。わしらの気持ちがわかるはずだ。」、と・・・。

自分のこととして、自分の子供たち・孫たちのこととして、考えれば、原発が是か非か、おのずと答えが出るのだと思います。

当事者しかわからないこと。
電気を使う以上は、全国民が当事者であるはず・・・。

原発容認派の人たちは、家から歩いて5分のところに原発が出来たらどうでしょうか?
やはり、容認でしょうか?

地震にしても津波にしても他人事ではありません。

地球温暖化で、原発はこの救世主だったような・・・。
クリーンなはずが、スーツを着込んだ詐欺師だったとは?

原発がどうして海辺にあるのか不思議でしたが、今回の件で納得しました。

危険なものは即海へ流せばいいということだったとは・・・。
Posted by 二浪独河 at April 27, 2011 20:29
日本の現状を持ってしても原発を廃止の方向へ持って行くのは困難ではないだろうか。
何故なら”人間とは被害者当人にならない限り他人事”であり”原発に絡む利権を貪る人間が存在する”から。原発関連の天下り先の人間は首を縦には振らない。恐らく数も減らないのではないか。と言うよりも、減らそうと言う考えすら持っていないのではないだろうか?日本政府は。冷静に考えてみれば、そもそも原発と言う時限爆弾のような物に対して安全神話など有り得ない。国民に都合の良い事だけを話して欺いてきた結果が現状だ。裁判で被告人が不利になる事は黙秘しても構わないが、日本政府は国民に対して黙秘は出来ない、許されない。何故なら政府は国民を守らなければならないと言う義務を背負っているから。出来ないと言うのであれば日本を辞めればいい。各自治体で各々の国を創ればいい。一体何をしているのか日本政府は?結局最後は増税するのか?それよりも、無駄な独法を潰した方が手っ取り早く資金を確保出来ると思うが。
それと管理人さんも述べているが、この国に足りないのは方法の多様化、自由化。これらは即ち、リスクの分散化にも自ずと繋がってくる。もっともっと多様化自由化を進めるべきだ。
Posted by passerby Ω at April 27, 2011 23:29
 こんにちわです。
私はどちらかと言うと、消極的肯定派です。
現状、第1世代の原発が稼動している場所が多い日本、この原発を全て安全休止して、炉から燃料棒を抜き取って冷却、その後の処理、そして廃炉、解体をするにもエネルギーが必要です。
 これのエネルギーを何とかする為にも、そしてこれから夏場のピーク電力を何とかする為にも第2・第3世代の新しくそして少なくとも第1世代より安全な原発が必要だと思います。
恐らく完全廃炉までかなり長い期間掛かると思いますので、そこからグリーンエネルギーなり、他のエネルギーにシフトして行けば良いのではないでしょうか?
 原発反対の意見になるのは今回の事象で決定的になるのは私もわかりますが、では代替エネルギーが今すぐ出てくるんかと言うとそれも難しいと思いますので、、

 天候に左右されず、災害に強く、尚且つ一定出力をずっと維持し続けて、利用面積が小さいエネルギー、ホントどこかに無いのでしょうか?
Posted by Tomohiro at April 28, 2011 00:22
トンサンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
今まで絶対安全だと言われ、多くの人が、あまり関心が向かなくても仕方がない状態だったのは間違いないでしょう。
その絶対安全がこのざまですから、専門家は本当にわかって発言していたのでしょうか。
廃棄物は何万年も貯蔵するしか方法がなく、そのための最終処分場もない、その意味では不完全なシステムのままという事実に愕然とします。
原発から離れていても、深刻な事態がおきれば決して他人事では済まなくなるほど、原発は各地にあります。
今後、経済的な影響も広がっていくでしょうし、日本の危機、あるいは大きなリスクとして考えていかざるを得ないでしょうね。
Posted by cycleroad at April 28, 2011 00:30
のりまきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
温暖化ガスの排出削減などもあって、なるべく原発を推進しようとする政策がとられてきた結果、その割合は上がってきました。
ただ、おっしゃるように火力などで補完できる割合は小さくないようですね。現実的には原発に頼らざるを得ないと思っている人が多いようですが、必ずしもそうではないことが数字に表れています。
ただ、そうは言っても、全ての原発をすぐに止めるわけにはいかないのも事実です。
すぐに止めるのではなく、将来的に廃止する方向にもっていくと決めれば、有望な方法もあると思います。ドイツに出来て、日本に出来ないはずがありません。
今は国の原子力中心の政策もあって、クリーンエネルギーでは力不足ということになっていますが、イザとなれば、技術も進むはずです。
石油危機のときもそうでしたし、レアメタルの代替なんかでもそうだと思います。
浜岡原発は問題が多いですね。原発が、実は大きなリスクを抱え、実際に大きな隠れたコストがある以上、今後のことは考え直す必要があると思います。
Posted by cycleroad at April 28, 2011 00:35
二浪独河さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
おっしゃる通りだと思いますね。原発を推進すべき、あるいは容認する人でも自分の家の近くでは絶対反対という人が多いはずです。
これは、なにも日本に限ったことではないわけですが、そうしたリスクを多くの人が感じているならば、容認してはいけないのだと思います。
確かに原子力の効率はいいのかも知れませんが、私たちは、騙されてきたことに気づいてしまいました。
原子力は、実はリスクが大きく、さまざまなコストまで考えれば、実は割高なエネルギーだったわけです。
その事実を冷静に見極めれば、いま割高と言われている自然エネルギーを普及させることは出来ると思います。
Posted by cycleroad at April 28, 2011 00:43
passerby Ωさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに困難かも知れません。しかし、スリーマイル島の事故の後、アメリカですら世論の反発が強く、新しい原発が建設出来ない状態が長く続きました。
今回の世論調査を見ると、日本人は現実的なのか、容認派が多いことに驚きます。
絶対安全、低コストと騙されてきた結果かも知れません。
ずっとすりこまれてきたため、冷静に考える、疑うことすらやめている人も多いのかも知れません。
あるいは、資源小国で、原油の輸入もどうなるかわからないから、原発に依存せざるを得ないと長年思いこまされてきたのもあるのでしょう。
むしろ、資源小国であるからこそ、太陽光や太陽熱、水力、風力、地熱、潮力、そのほか諸々の純国産でまかなえるエネルギーの開発を進めるべきなのではないでしょうか。
Posted by cycleroad at April 28, 2011 00:54
Tomohiroさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
もちろん、夏場の電力不足の克服は喫緊の課題ですし、今すぐ原発を止めろというつもりはありません。
また、すぐに脱原発が達成できるとも考えていません。
しかし、少なくとも原発が本当に今後も採用していくべき方法なのか検証し、考えてみる必要があると思います。
これまで、誤ったコンセンサスのもと、原発が推進されてきたのは間違いありません。
原発の型の問題よりも、簡単に外部電源が失われるような状態だったこと、その備えが貧弱だったこと、津波への備えが甘かったことが問題だと思います。
本震のM9はともかく、M7くらいの余震で、設計の想定を超える揺れに見舞われ、簡単に外部電源を失うようでは話にならないでしょう。
完全廃炉まで待つのではなく、クリーンエネルギーの開発はすぐにでも考えていくべきだと思います。海外では、新しい手法の発電所が次々と生まれています。
日本でも、そうした方向に踏み出せば、原発を止める余裕が出来てくると思います。
Posted by cycleroad at April 28, 2011 01:09
 10年以上前に東京電力の原子力発電所見学ツアーに参加しました。水に沈んだ長い棒を見ました。今から思えば建屋の中まで見学したみたいです。同時は見学しても、発電の仕組みは分かっていませんでした。
 燃料棒から電子を取り出すのかと勘違いしてました。原子力も火力も水力も清掃工事の発電もタービンを回しているだけなのですね。
 思いきって、我が家は太陽光発電システムを買いました。自家用車1台分の費用でした。
 原発反対を唱えて、電気使い捲る人は如何なものかと思います。原発反対するのなら、節電や自然エネルギーに出資すべきです。
 将来、我が子を原発現場で働かせたかいです。出来たら、違う分野で活躍して欲しいです。今、福島原発で働いている方に感謝です。ただ、廃炉に向けて命がけなのも、虚しいです。
Posted by ジャムおばさん at April 29, 2011 05:37
ジャムおばさんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
使用済みの核燃料棒の貯蔵プールでしょうか。私は見学したことはありませんが、そこまで見られるものなのでしょうか。
燃料棒から出るのは中性子ですね。おっしゃる通り、燃料は違っても、結局タービンを回すだけとは原始的な仕組みです。大量の熱を海水に逃がしますし、効率もいいとは思えません。
電気の使い方だけでなく、作り方も考えていく必要がありますね。
廃炉に向けてでは虚しいとおっしゃいますが、無事に廃炉までもっていけたら万々歳なのではないでしょうか。
Posted by cycleroad at April 30, 2011 21:20
 
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