December 27, 2011

常識に囚われない豊かな発想

世の中には、いろいろなことを考える人がいるものです。


そう感嘆せずにいられないような発想、変わったものに出会うことが、時々あります。特に海外の事例の場合は、日本と文化や環境が違うこともあってか、驚いたり笑ってしまうようなものも少なくありません。今回は、そんな例をいくつか取り上げてみたいと思います。




こちらは、“Russian Transformer Bike ”というタイトルで、YouTubeに投稿された動画です。“Tall bike”と呼ばれるような背の高い自転車に好んで乗る人は時々見ますが、ただの背高自転車ではありません。なんと、高さが乗ったまま変えられる自転車です。

よく見ると、油圧ダンパーのようなものが後部に取り付けられています。普通の“Tall bike”だと乗り降りが大変だったりしますが、これなら自由にフレームの高さを変えられるので、乗り降りのしやすさは抜群です。見てしまえば、なるほどと思いますが、なかなか思いつかない発想でしょう。

ユニークな自転車ですが、トールバイク全般を見て思い浮かぶのは、果たしてなんの役に立つのかという疑問です。見晴らしがいいのは認めますが、それ以外に意味があるのかと思ってしまう人は、私だけではないでしょう。ところが、その利点を発揮できる機会も無いわけではありません。

Fight Flood Bicycle

日本でも大きく報じられた、タイの洪水です。国土の広い範囲が冠水し、建物が水没したり、工場などにも多大な被害が出たのは記憶に新しいところです。首都バンコクにまで洪水は広がり、長期間にわたって水が引かず、タイ経済にも大きな打撃を与えました。

ただ、タイの人たちは、洪水に慣れていることもあるのでしょう。ニュース映像などを見ると、市民がたくましく適応して生活しているシーンが映し出されていました。手製のボートで移動したり、腰まで水に浸かったまま露店で食事をしている人なども見られました。

Flood bicycle

ボートもいいですが、洪水の中でも移動できる手段として、自転車を改造することを思いついた人も少なくなかったようです。トールバイクなら身体が水に浸かった状態よりは、ペダルもこぎやすいでしょう。水深にもよりますが、水上を濡れずに移動できる場合もあります。

Camel bike

トールバイクと言えば、こちらもその一種です。サドルの位置が、ずいぶん高くなっています。しかし、ラクダに似せる意味は不明です(笑)。たしかに砂漠で乗るぶんには、雰囲気が出ます。ふだん、本物のラクダに乗っていると、普通の自転車では低くて乗りづらいのかも知れません。

ラクダは珍しいですが、自転車を、馬など何かの動物に見立てて改造したり、飾りつける人は時々います。しかし、こちらのポニーに牽かせる自転車というのは、今まで見たことがありません。馬車の代わりに自転車を使ったのでしょうか、ありそうで無い発想です。

Bike and Pony

なんで自転車に乗ってポニーに牽かせる必要があるのか、ペダルをこぐほうがよっぽど速いのでないか、ポニーに直接またがったほうがいいのではないか、などツッコミどころ満載です。パッと見には、のどかな光景ですが、よく考えると笑えます。

Peluche bike, Photo by m.aquila,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.

動物に似せるのではなく、自転車そのものを「ぬいぐるみ」にしてしまった人もいます。自転車を部屋で保管するにしても、さすがに自転車を抱いて寝たり、頬ずりして可愛がる人は多くないでしょう。これも、なぜ自転車のぬいぐるみなのか、その理由については不明です。

knitted bike

自転車にニットを着せる人もいます。よく、ペットの犬に、自前の毛皮があるにも関わらず、毛糸のセーターを着せたりする人がいます。冬場、外が寒いのはわかります。しかし、さすがに自転車にセーターは過保護すぎる気がしないでもありません(笑)。

Tree bike, Photo by InfiniteWorld,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.

こちらは盆栽に似せたのでしょうか。雑木林の中なら、景色に溶け込みそうです。ハンティングなどで、獲物に気づかれないように近づくためでしょうか。街でも公園の緑や街路樹には溶け込むかも知れません。いずれにせよ盗んで乗るには目立ちすぎですから、盗難防止の観点では優れています。

盆栽のような自転車はともかく、木製の自転車を作る人は時々います。しかし、木製と言っても普通の木材ではなく、なんとアイスの棒を使って自転車を作ってしまった人がいます。こちらの中国の男性、アイスキャンデーの棒、1万本を使って自転車を完成させました。

アイスの棒自転車アイスの棒自転車

模型ではなく、実際に乗れる自転車です。最初はアイスの棒をとっておいて、何かに使えないかと考えたのでしょう。でも作り始めると、途中からは、とても足りなくなって棒だけ購入したと言います。ちなみに、アイスの棒だけなんて買えるのかと思えば、日本でも売られているようです。

それにしても、世界は広いと言うべきか、いろいろなことを考える人がいるものです。どれも実用性には疑問があったりもしますが、少なくとも、普通の人なら考えないようなものばかりです。常識にとらわれない豊かで奇抜な発想力という点は、評価してもいいのかも知れません。





年の瀬で、なにかと忙しい時期ですね。自戒をこめて、飲みすぎと事故には気をつけたものです。

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この記事へのコメント
本当に、いろいろなことを考えつく人たちがいらっしゃいますね。すごい人たちのことや普段は気づきにくいことなどを、今年もたくさん教えていただきありがとうございました。楽しさの追求もしながら、安全についてもしっかりと考えて実践していけるよう、来年もcycleroadさんの情報発信と想像力への刺激に期待させていただきます。
Posted by 七九爺 at December 30, 2011 14:32
七九爺さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ほんと、ユニークと言うか、個性的、独創的と言うか、いろんな人がいるものです。
こちらこそ、お読みいただき、またコメントをいただき、ありがとうございました。
そうですね、来年も楽しく安全にいきたいものです。ブログのほうも、読んでいただく方の知的好奇心を刺激できる記事が書けたらと思っています。来年もよろしくお願いします。
Posted by cycleroad at December 30, 2011 23:18
 
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