February 25, 2012

自転車に乗りやすくする努力

今後の自転車環境整備へ向けた提言が示されます。


今回は例によって、記録の意味も含めて、最近の自転車関連のニュースをピックアップしておこうと思います。


自転車の安全通行確保、交差点改良を提言へ 国交省・警察庁

国土交通省と警察庁の有識者委員会は23日までに、自転車、歩行者双方に安全な道路環境をつくるため、自転車が車道を直進しやすいよう交差点の設計を見直し、自動車の交通量や速度を抑制するよう検討を求める提言案をまとめた。27日から3月2日まで一般から意見を募集した上で、3月末までに策定する地方自治体向けガイドラインに反映させる。

提言案によると、直進する自転車が左折する自動車に巻き込まれる事故を防ぐため、自動車より前方で信号待ちができる専用の停止線や自転車用信号を設置。自転車が交差点を直進できることをドライバーがはっきり認識できるよう、自転車の進行方向を路面に描くことなどを提案した。幅の狭い道路や、自動車、自転車ともに交通量が多い道路については、自動車の速度規制強化や一方通行化の検討も求めた。(2012/2/23 日本経済新聞)


自転車トラブル、コンビニへ昨年10月に警察庁が示した自転車の車道走行の原則徹底の方針については、各地でさまざまな反応があります。しかし、今のところ、自転車の車道走行が徹底できるような環境に向け整備を進めていく、国土交通省や警察庁の姿勢はブレていないようです。今後は、提言を受けた各自治体の対応が注目されます。

交差点の改善については、横断歩道に付帯した自転車横断帯の廃止が既に表明されています。新たに交差点の走行環境が整備され、自転車のみならず、クルマのドライバーへ周知されることは、自転車の車道走行に向け、また一歩前進と言えるでしょう。

現状は、だれもが自転車で車道走行しやすい状況とはなっていません。少しずつ、その改善が進められているわけですが、車道での自転車とクルマの共存に関して、クルマへの規制の検討も求められています。従来のクルマ優先一辺倒のスタンスではないことは評価できます。


自転車歩行者道:整備対象から外す 有識者会議の提言案

自転車の利用環境整備のため国土交通省と警察庁が設置した有識者会議の第3回会合が22日開かれ、国への提言案が示された。今後の自転車走行空間として自転車レーンなどを車道に整備する一方、これまで多く設けられてきた自転車歩行者道(自歩道=自転車が通行できる幅広歩道)を整備対象から外した。自歩道は自転車が「車両」であるとの意識を薄れさせ、歩行者への危険増加や事故の深刻化を招いていたとされる。提言案は3月30日の会合で決定される。

現在、自転車走行空間として整備されているのは大半が自歩道。両省庁が07年に示した「自転車利用環境整備ガイドブック」も自転車レーンなどとともに自歩道の整備を盛り込んでいた。

提言案によると、目標を設定した自転車ネットワーク計画をつくり、通学に使われる道路や事故が多い道路などを選んで走行空間の整備を進める。整備では車の制限速度と交通量に応じ(1)速度が高い場合は、車道や歩道と完全に区切った「自転車道」を整備(2)速度が低く交通量も少ない場合は車道左端を走行(3)それ以外は車道左端を線で区切ってカラー舗装するなどした自転車レーンを整備−−との基準を示した。

自歩道に関しては、自転車道が本来必要なのに整備が難しい道路で、自転車の交通量が少なく歩行者との分離が必要でない場合に限って、既に整備されているものを当面の措置として活用するとだけ記載した。

また、交差点では自転車レーンや自転車道が途切れたり、横断歩道のそばに誘導したりしないよう連続的、直線的に整備することを基本とした。(毎日新聞 2012年2月22日)


自転車で観光振興どんな歩道でも自転車が走っているのが現状ですが、正式には自転車が通行できる歩道は標識などで指定されています。それが「自転車歩行者道」、俗に言う自歩道です。これまでは、自転車を通すため、一貫して自歩道を増やす方向で整備が進められてきました。

今後は、その自歩道を整備の対象から外すというのですから、道路整備の大きな方針転換と言えるでしょう。今まで、歩道に色を塗って自転車と歩行者との分離を目指すような自治体が数多く見られたわけですが、この方針が徹底されるならば、そのような整備は行われなくなるはずです。

歩道に色を塗っても、せいぜい最初だけで、実際に上手く自転車と歩行者が分離されている歩道など見たことがありません。また、歩道走行がクルマのドライバーから死角になることで起こる、交差点での事故の解決にはなりません。今後は、歩道上の自転車レーンというナンセンスで無駄な整備もなくなることが期待されます。


「京都に合わない」自転車レーン塗り替え批判

塗り替え前「自転車専用レーン」の整備が全国で進む中、京都市上京区にある長さ260メートルのレーンの青い塗装を、市が「京都の雰囲気に合わない」と今月、赤茶色に塗り替えた。

警察庁などは「視認性が高い」などと青色を推奨し、京都府警が昨年1月に塗装していた。市の対応は「安全より景観優先」とも受け取られかねず、批判の声も出ている。

レーンは府警本部東側。整備時は道路管理者である市の予算措置が間に合わず、府警が青色に塗装した。警察庁などが2009年7月、全国の道路管理者と警察本部に「青色を推奨する」と通知していたためで、全国のほとんどのレーンが青系色という。

塗り替え後一方、市は伝統的な町並みに調和させるため、屋外広告物の色を条例で規制しており、ハンバーガーや牛丼のチェーン店、コンビニエンスストアの多くは看板などを茶系色や明るさを抑えた色にしている。

今回の塗り直しも景観保護の考えに沿ったもので、650万円をかけた。府警は「赤茶色は夜間見えにくい」などと反対していたというが、今年度中に新設される中京、下京、伏見区の3か所のレーンについても、市は赤茶色にする考え。

京都府内では、レーンは宇治、木津川両市の計2か所あり、今年度中に八幡市でも整備する。いずれも青色という。京都市の道路環境整備課は「赤茶色は市特有の事情を考慮して決めた。安全を軽視したわけではなく、市民に周知し、理解を求めたい」としている。(2012年2月19日13時08分 読売新聞)


景観ということで言えば、ほかにも景観を破壊するような建造物なり構築物はたくさんあると思います。信号機だって横断歩道だって、標識だってガードレールだって、みな景観上は古都とマッチしないでしょう。自転車レーンの色だけ槍玉にあげるのは、少し不思議な気がしないでもありません。

京都市民が決めることで、部外者がとやかく言うことではありませんが、同じ市民から、安全より景観だと反発が出るのもわかる気がします。夜間や雨天時など、視認性で言えば、青のほうが優れていると思いますが、地域の合意も大切ですから、妥協したのは賢明と言えるでしょう。

個人的には、赤茶色なら景観を壊さないというのも主観的な見方のように思います。看板でも何でも赤茶色というのに違和感を感じる人や、暗くて、センスの無い色使いと感じる人もあるでしょう。例えば、深い緑色だとか、濃紺など、視認性と景観に配慮した色が、ほかにもあるような気がします。


自転車の車道通行徹底

車道通行徹底京都市が青色から赤茶色に塗り替えた上京区の自転車専用レーン(長さ260メートル)に「自転車専用」との文字が入って工事が完了したのに伴い、府警は22日、同レーン沿いの歩道の自転車走行を禁じる新たな交通規制の運用を開始した。今後、自転車が歩道を通行すれば、道交法の通行区分違反になり、再三の警告に従わない悪質な場合は、交通切符(赤切符)を切られる可能性がある。

府警によると、昨年1月に同レーンが車道左側に設置された後、これまではレーンとともに歩道も自転車の通行が認められていたが、21日に塗り替え作業が終わったのを機に、「自転車は車道通行」の原則を徹底させるため、規制を変更することにした。歩道のほか、車道の右側のレーンを“逆走”しても道交法の通行区分違反にあたるという。

府警は13歳未満や70歳以上の高齢者らが運転する場合や、安全のためやむを得ない場合などは歩道通行を認めるとしており、規制変更についてのチラシを配り、周知を図る。(2012年2月23日 読売新聞)


現状で、一気に車道走行に転換するわけにいかない以上、レーンが設置された部分から歩道走行を禁止し、車道走行に移行していくしかないでしょう。自転車レーンがあるのに気づかず、漫然と歩道走行する人もいますから、少しずつでも車道走行を促していく努力は必要だろうと思います。


東西両側に自転車道、国交省案を再検証へ 山形市中心部の国道112号社会実験

両側に自転車道山形市中心部の国道112号で行われている自転車道の社会実験をめぐり、実施主体による検討委員会は24日、暫定的な対応として、自転車道を道路の東西両側に設けた上で、歩道の一部を狭めて停車スペースを設置、安全性や商店街への影響などをあらためて検証する国土交通省の方針を了承した。各商店街などの意見を聞いた上で3月中に暫定形の詳細をまとめて2012年度中の着工を目指す。

同市の山形七日町ワシントンホテルで第9回検討委を開き、了承した。暫定形のベースとなる案は、国交省が前回検討委で示した2案を基に、各実施主体の意見を踏まえ新たに作成した第3案。自転車道のない西側で自転車が歩道を走るケースがある▽自転車道がある方の商店街に影響が出ている−などの意見が考慮された。

両側に自転車道現在東側に集約されている自転車道(幅2.5メートル)を東西に分離、それぞれ片側一方通行で幅1.5メートルの自転車道にする。山形花笠まつりなどのイベントで一体的に利用できるよう車道と自転車道は現状通り段差のない状態で、取り外し可能なポールで区切る。

国交省はこの日、第3案を最終案と想定し提案。しかし、七日町、本町、十日町の各商店街の意見が分かれた上、交通状況などに関する懸念の声もあり、最終案としての同意は得られなかった。自転車道の位置について「両側か片側かの議論が尽くされていない」との意見を踏まえ、国交省が暫定的な対応として、第3案を基に検証を続ける方向性を提案した。

今後は国交省が暫定期間や停車帯の位置などを盛り込んだ素案を作成。各商店街などの意見を取り込み、3月19日開催予定の次回検討委で暫定形の最終案として提示する。国交省山形河川国道事務所の手塚寛之所長は「議論を踏まえ3月中に暫定形の方針を決定し、データを検証した上で将来の形につなげていきたい」と話した。(2012年02月25日 山形新聞)


車道両側に設置片側に対面走行のレーンを作ってしまったため、混乱していた場所だと思います。商店街は特に、自転車レーンに反対する傾向があるようですが、お客は必ずしもクルマで来るとは限らないのではないでしょうか。実際に、クルマの客は郊外の大型施設にとられて戻って来ず、むしろレーン設置で自転車客が増えた例もあります。

地域の事情もあるでしょうし、これも他の地域の人間が口を挟む問題ではないと思います。ただ、一般論として、搬入車の荷降ろしや、違法であっても駐停車の便宜を図るような、従来のクルマ優先の考え方から転換し、歩行者の安全を優先する視点にたってみる手もあるのではないでしょうか。


カラー舗装兵庫県が自転車分離大作戦 専用道整備など推進

近年増加する自転車の対歩行者事故を防ごうと、兵庫県は2012年度、自転車用の通行レーンを確保し、歩行者との衝突・接触を避ける“分離大作戦”に乗り出す。自転車の絡む事故が多い尼崎、姫路など4市で2年間かけて整備。県内全域を対象に進める通学路などのカラー舗装化と併せ、12年度予算案に6億5千万円を計上した。(後略)(2012/02/21 神戸新聞)




歩道に通行区分標示自転車通行はこちら マナー向上へ区分標示 県庁前

自転車の通行環境整備や利用者のマナー向上などを目的に、県県土整備部は22日までに、宇都宮市の県道宇都宮向田線(通称・県庁前通り)の歩道に歩行者と自転車件の通行区分標示を設けた。3月2日には昨年に引き続き、「自転車安全利用キャンペーン」を県庁前交差点などで実施し、通行区分を守った安全な自転車利用を促す。(後略)(2月23日 下野新聞)


車道へ自転車レーンを設置し、車道走行の原則に向けた整備を進める自治体ばかりではありません。旧態依然とした歩道への色塗りを続けている自治体もあります。冒頭のニュースにあるように、国土交通省や警察庁が、今後自歩道の整備をやめ、車道走行に向けた整備を進めるのとは逆行する動きです。

地域の事情もあるでしょう。しかし、今後多くの地域で、実際問題として国のガイドラインに従っていかざるを得ないとするならぱ、いつまでも歩道上のレーン整備をしていては、周囲から取り残されかねません。やはり本来の車道走行の原則の実現に向け、なるべく早く整備方針を見直したほうが賢明なのではないでしょうか。


全学生に自転車保険加入を義務化 死亡事故受け4月から立命大

立命館大は22日までに、4月から自転車通学の学生のほぼ全員に任意保険の加入を義務付けることを決めた。昨年6月に草津市内で学生が自転車で死亡事故を起こしたことを受けての措置。義務化は全国の大学でもほとんど例がないという。

立命大は全学生の約半数の1万6千人が自転車で通学している。大学は任意保険への加入を呼び掛けていたが、死亡事故を受けて、びわこ・くさつキャンパス(草津市)で昨年7月に義務化、今年4月からは衣笠キャンパス(京都市北区)も対象にする。大学院が中心の朱雀キャンパス(中京区)は対象外とした。

賠償額1億円以上の保険加入を義務付け、保険料の年間数百円から1500円は学生が自己負担する。キャンパスでの駐輪を登録制とし、保険の加入証明書の提出を求める。

立命大は「保険の加入は万一への備えとなるとともに、安全運転への意識向上にもつながる」としている。(2012年02月22日 京都新聞)


事故の加害者になって、多額の損害賠償が払えず、加害者も被害者も不幸になる事例が増えていると言います。立命館大学は、学生の事故を受けての措置とは言え、全学生への義務付けに踏み切るとは、なかなかの決断だと思います。他の教育機関も、事故が起きる前に、これを見習ってもいいのではないでしょうか。


「走行中のイヤホン」目立つ 自転車一斉ストップ作戦結果

警視庁が東京都内の「自転車対策重点地区・路線」110カ所で10日に実施した「一斉自転車ストップ作戦」の結果をまとめたところ、指導や警告を受けた1571人のうち、855人(約54%)がイヤホンで音楽などを聴きながら走行していたことが18日、分かった。

自転車走行中のイヤホン装着や携帯電話での通話は都の道路交通規則などに違反する。同庁は「認識していない人が多いので周知を強化していきたい」としている。

同庁は10日朝と夕、対策重点地区・路線で、ルール・マナー違反の自転車利用者を呼び止めて注意した。イヤホンを付けながらの走行が特に目立っていたほか、信号無視で指導・警告したのが159人(約10%)、携帯電話で話しながらの走行が156人(同)だった。(2012/2/18 日本経済新聞)


走行中のイヤホンが禁止されていることを知らなかったり、またなぜ禁止されているかを理解していない人も多いのが現状でしょう。違反を取り締まっても、その場だけで、またすぐ違反する人も多いはずです。なぜ走行中のイヤホンが危険なのか、地道に周知していく必要があると思います。


おもしろ自転車体験自転車出荷3年ぶり1000万台超(2月20日 NHK)

「自転車都市」広島へ計画('12/2/15 広島新聞)

千葉県内自治体、自転車で観光振興 起伏少ない地形生かす (2012/2/22 日本経済新聞)

おもしろ自転車体験場、前橋に来年開設 乗る楽しさ、仕組み学習(2012.2.25 産経新聞)

自転車トラブル!コンビニへ 高松市(2012年02月23日 朝日新聞)


そのほかのニュースも見出しだけ載せておこうと思います。昨年は震災を受けて、自転車が売れたのが数字として現われています。また、各地で自転車ブームを利用して、観光の目玉にしようという動きが、相変わらず盛んになっていることがわかります。

ただ、目先の観光客誘致のために自転車都市と名乗るのではなく、自転車と向かい合い、走行環境や安全性の向上を考える、真の自転車にフレンドリーな都市でなければ、サイクリストには支持されないでしょう。現実には小手先の振興策だけで、自転車のために何が必要か理解していない都市も少なくないように思います。


フランスの100歳が自転車走で記録、「誕生日の記念に」

100歳が自転車走で記録スイスのエーグルで17日、100歳のフランス人男性ロベール・マルシャン氏が自転車1時間走に出場し、100歳以上の部門で新記録を樹立した。

24.251キロをマークしたマルシャン氏は「もっと早く走れた」と話す一方で、「チャンピオンになるために走ったのではなく、100歳の誕生日の記念に何かしたかっただけ」と述べた。

国際自転車競技連合(UCI)によると、同氏は今後ドーピング検査を受ける見通し。1時間走には、母国フランスの心臓専門医から許可を受けて出場したという。(2012年 02月 20日 ロイター)


最後にもう一つ。この方、自転車には10代から乗っていたものの、スポーツとして始めたのは、なんと78歳になってからだと言います。すごい100歳です。日本でも、自転車環境の整備が進み、安全で便利になるだけでなく、こんな元気な人を増やすくらいになってほしいものです。





前原氏は言うだけ番長ですか。ペンの暴力と言うより、当たっているからムキになっていると誰もが見ます。言うだけな政治家は彼だけでないと思いますが、こういうところが、前原氏の青臭くて情けないところでしょうね。

このエントリーをはてなブックマークに追加




Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。

にほんブログ村自転車ブログへ
 自転車・サイクリングの人気ブログが見られます。













この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/cycleroad/51865603
この記事へのコメント
自転車レーンの青色、視認性は大事やと思います。安全よりも景観が大事にされるのは残念です。そんなに景観が大事なら、信号機も全部赤茶系にしたらと言いたいです。トイレマークも視認性よりも固定観念植え付けが心配だと同色になっています。自転車レーンの色は早急に全国同一色にしてくれないと皆が混乱します。
Posted by 世田谷花子 at February 28, 2012 16:01
サイクルロード様、いつもありがとうございます。励みになっております。
春も近づき、雪も溶け、雪用のディスクブレーキ&スパイクタイヤ仕様のMTBから、細いスリックタイヤのスポーツ自転車に乗換えです。

>自動車の交通量や速度を抑制するよう検討を求める提言案をまとめた。
>幅の狭い道路や、自動車、自転車ともに交通量が多い道路については、自動車の速度規制強化や一方通行化の検討も求めた。

とうとう、日本も動きだした、ついに、進みだした! という喜びを感じますね。
そして、まだまだ気を抜かず、もっともっと、自転車が安全快適に活用できる環境づくりを、徹底して進めてもらいたい、とも。

いままでが自動車だけを考えすぎていたのです。そして、自動車のために、自転車や歩行者、弱者は犠牲になってきた。
自動車優遇による、交通弱者迫害・・・『歩道橋』が最たる例ですね。歩道橋は老人や障害者など、足腰の弱い人の歩行権を奪うものであり、自転車利用者にも大きな負担を強いるものです。
歩道橋を作るぐらいなら、押しボタン式歩行者信号を導入するべきです。もしどうしても立体にしたいのなら、自動車のほうを地下に潜らせる。
交通弱者保護優先のことを考えれば、当たり前のことです。ですが、その当たり前が、できていない。信号のない横断歩道での自動車の振る舞いも、もはや末期的です。早急に改善されなければなりません。
Posted by 佐藤 at February 28, 2012 20:30
京都の自転車専用レーンについては、どうせなら蛍光色にでもしてもらいたいですね。とにかく目立つ色に。
そして、きちんとグリップすることも条件のひとつです。ツルツルでは、それこそ事故を誘発してしまします。
色に話を戻しますが、青は、やや中途半端感が、私にはあります。でも、赤茶よりはマシでしょう。夜の判別性も不安ですしね。
ドライバーに強い印象『ここは自転車専用なのだぞ!』という、強い強い印象を与える路面が理想的です。
自転車の絵と、自転車という文字も効果的でよいと思います。ですが、もっともっと、他の要素でも強い印象を与えることはできるはずです。皆でアイデアを出し合い、反映させていきましょう。

それでも、日本のドライバーは意識が低いので、自転車専用レーンへのハミ出しや幅寄せ、横スレスレを飛ばしたり、駐車による往来妨害も十分予想できます。
実際に、全国の自転車レーンが、自動車の我が物顔な行為によって、機能不全に追い込まれているのですから。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120224-OYT8T01064.htm のように、撤去可能なポールを車道との間に設置するなどしなければ、駐車車両により自転車専用レーンが機能しなくなります。
日本のドライバーは交通弱者優先という考えが欠落していますので、往来妨害となる違法駐車も平気でやりますし、
違法駐車車両で往来妨害の目に遭った自転車が、その右を抜こうとしても、後続のドライバーは、誰も譲りません。
なので、いつまでも通れず、事故の恐れもあり、結局、自転車は歩道を走ることになってしまうのです。自動車によるレーンへの駐車ひとつで、すべてが台無しです。
Posted by 佐藤 at February 28, 2012 20:30
さすがにサイクルロード様もチェックなさってますね、山形市中心部の国道112号社会実験。
ほんとうに羨ましい。このような計画がある事自体、私の地域では、夢のまた夢と言ってよいでしょうから・・・。
私の住む地域は自動車に蹂躙されており、歩行者や自転車の人権は無いに等しい。
除雪も車道のみで、車道の雪は歩道にどかされ、歩行者や自転車は車道を往来することになります。
自動車は速度超過、異常接近、スレスレ追い抜きも当たり前で、人や自転車をどかそうと、クラクションをならすことも珍しくない。
彼らドライバーは、住宅街の狭い道を、信号を嫌って抜け道として利用し、我が物顔で走行して通行人や自転車の方々を危険に晒しています。自己中心思想の極みと言えましょう。
近くに大学や高校、中学、小学校等があり、歩行者・自転車等、交通弱者の往来が多いにも関わらず、です。
歩行者と自転車の人権はどこへ?安全、安心はどこへ?排ガスで悩まされることのない、すこやかな環境は、いつになったら取り戻せるのか。


また、弱い存在である、年配者、小学生や中学生に対して、ドライバーらは積極的にクラクションを鳴らしていく。
一昨日、信号のない横断歩道で小学生が渡ろうとしているところを、クラクションを鳴らし威嚇して、猛加速するドライバーを見かけました。
信号のある横断歩道、歩行者側が青の時も、強引な右左折の自動車が連続して往来し、中学生は結局、横断歩道を渡れませんでした。赤になってしまったのです。
歩行者側が青信号、中学生のすぐ眼の前を、自動車が次々と右左折で通り抜けるのです。彼は何度も渡ろうとしましたが、かなわなかった。
そんな光景、ドライバーの暴虐行為を、毎日のように見かけるのです!
私には、彼らドライバーから、人の心を一切感じることができません。
Posted by 佐藤 at February 28, 2012 20:30
肝心の行政も、歩行者や自転車の通行料が多い、狭い道での自動車の一方通行化や進入禁止、歩車分離式信号機設置にも消極的。歩道除雪もしなければ、自転車通行帯も作らない。
歩行者や自転車の往来がそこそこある道路にもかかわらず、歩道すらろくにない。整備しようともしない。
車線を潰してでも本来は整備するべきなのにです。それができない、できるまでは、自動車往来に一方通行など制限を設けることすらしない。
決して容認できるものではありません。

自動車から、歩行者や自転車を守る環境整備を、一刻も早くやってほしい・・・私は、毎日、自動車によって危険に晒される、命の危険に晒される弱者を見ています。
自動車によって怖い思い、危険な思いをし、自動車の排ガスを吸い、咳をする子供らの姿・・・子供は排気管の位置と自分の口の位置が近いため、そして、発育過程でもあるために、強く影響をうけるのです。
自動車は減らしていくべきです。限りなく、0に近いまでに。
Posted by 佐藤 at February 28, 2012 20:31
立命館大学の自転車保険加入義務化は、万が一の保障、意識を高めるという点もあるので、良い決断をなされたと思います。
ただ、自動車やオートバイより、自転車の違反のほうが罰則が重いという、日本の自転車迫害な制度も早急に見直されるべきでしょう。
日本のほとんどのドライバーは、速度超過や車間距離不保持、違法駐車等を『軽微な違反』と捉えているという、異様な実態の改善も行うべきです。罰則強化も視野に入れてほしい。

自転車イヤホンについては、もちろん、外界の音を聞き取るのに支障があるという点で問題視されて当然だと思います。
ですが、自転車イヤホンを問題視するなら、それと同等以上に外界の音が聞こえない『窓を閉めきってのカーオーディオ利用』も批判されなければならないと思います。
自転車より遥かに他者に対して危険な乗り物である『自動車』
ただでさえ自動車は外界の音が聞こえずらいのに、カーオーディオ等は規制されて然るべきです。
地域を行き交う、子供らのためにも。自動車から自転車への乗り換えが進めば、状況は今より大きく改善されます。それは確かなことなのですから。
Posted by 佐藤 at February 28, 2012 20:32
フランス、100歳の方の24.251キロ完走、驚きました。私も、100歳まで、むしろ、100歳を超えても、自転車に乗り続けたい、そう思います。

日本は医療の進歩で終身年齢が上がった、と目にしたことがあります。そこに、自転車という健康的な要素が加われば、私は敵なしだと思います。
病気は、自転車による日頃からの運動で、防げるものが多い。運動不足は万病のもとと申します。自転車で、病気になりにくい強い身体、
美しい身体(自転車は脚やせ、お腹やせにとても効果的)を、作ることができます。当然、寿命も伸びるでしょう。
そう考えると 『自転車』 は 『日本の特効薬』 とも言えるかもしれませんね。

この度も長くなってしまいました。お許し下さい。サイクルロード様の執筆された記事、その都度大切に読まさせてもらっています。
昨今は、自転車関連ニュースが多く、情報量も大きい。無理をなさらず、ご自分のペースを、大切になさってください。
Posted by 佐藤 at February 28, 2012 20:43
世田谷花子さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
古都の景観を大切にしたい地元の人の気持ちもわかりますし、かと言って視認性も安全に直結する問題ですから、意見が割れるのも仕方がないところかも知れませんね。
自転車レーンは新しく出てきたものだけに、抵抗感も大きいのでしょう。
交通標識が全国共通なのと同じように、自転車レーンの色や形状、マークなどの体裁を全国で統一すべきというのは、私もそう思います。
Posted by cycleroad at February 28, 2012 23:14
佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
いえいえ、こちらこそ皆さんに応援していただき、励みになっています。
方針や提言として、クルマ優先の見直しが出てきました。これを地方自治体が実際に取り入れていくかは、まだまだ予断を許さないところですが、少しずつ流れがかわりつつあるのかも知れません。
ただ現状では、いろいろと問題点が多いのもご指摘の通りだと思います。自転車レーンが設置されていったとしても、その走行が実質的に確保されるためには、規制や物理的な構造など、何らかの方策が施されなければ、無意味になってしまうという危惧もその通りだと思います。

交差点を渡れない中学生の話、ずいぶん酷いですね。東京やその周辺の地区では、それほどひどくないないような気がします。
もちろん乱暴なドライバーも見ますが、地域差は意外に大きいのかも知れませんね。
(続く)
Posted by cycleroad at February 28, 2012 23:28
(続き)
視認性の面で自転車レーンの色も大切ですが、おっしゃるように、塗装によってスリップしやすくなっては、本末転倒です。
光を反射する塗装など、道路になされる塗装には、滑りやすくなるものがあります。そうした塗装をレーン全面にほどこされては危なくて仕方ありません。
まさか、そんな塗装はしないと思いますが、これまでの事例をみれば、自転車に乗らない人が設計、施工したとしか思えない、実際に通行する人のことをまるで考えていないような自転車道などもみます。
今後、各地でレーンが増えていけば、そうした問題も出てくるかも知れませんね。

クルマを限りなくゼロに近づけるというのは現実的ではないと思います。しかし、場所によってクルマの通行に対する規制を強化するなどメリハリをつけ、クルマがあまり通らない場所をつくることは求められると思います。
大きな区域わけによって、クルマが通行する場所と通行が制限される場所を分離することで、居住、生活環境を向上させていくべきだとは思いますね。
Posted by cycleroad at February 28, 2012 23:33
「旧態依然とした歩道への色塗りを続けている自治体もあります。」
このような、歩道の自転車通行のための環境整備は、真っ先にやめてもらうべきことと思います。
私の住んでる群馬県でも、やってます。群馬県のサイクリングロードネットワーク計画のうち、歩道上のペイント。
自転車歩行車道(自転車通行可の歩道)上に自転車通行空間として、車道側に赤くペイントするのですが(狭い歩道の場合は中央にライン)、実は、このペイントが有ろうと、歩行者がいなくても、徐行しなければなりません。普通に走れるのは、車道のみです。多くの利用者がここを普通に走って良いと勘違いすることは明白です。
県の担当者に「法律を知らずに企画した物ではないのか。すぐに歩道上のペイントを剥がして、法律で普通走行できる車道の左端にペイントするべき。」と指摘したら、「歩道を徐行する人のために走行空間を示す意味がある。」という、とってつけたような言い訳をしていました。税金をかけて設置した物を、違法でした。と簡単に訂正できないのでしょう。
先月は、この計画に基づき、国道17号線の歩道に、ペイントを追加されてしまいました。1mにも満たない幅の歩道が、自歩道指定になっていて、歩行者がすれ違うのもやっとの幅なのに、追い打ちをかけるように自転車通行を誘導するペイント。歩行者を愚弄する野蛮な行政です。
Posted by man at March 06, 2012 19:39
manさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私も、かねてから歩道上へペイントすることは間違っていると、このブログで書いてきました。
おっしゃるように、徐行や歩行者を優先せずに歩道走行を正当化させかねない点でも愚策だと思いますが、それだけではありません。
当局にしてみれば、歩行者と物理的に分離して、事故を防ごうという意図なのでしょうが、そもそもペイントされていても、その通り分かれて通行されておらず、全く無意味なものとなっているケースが少なくありません。
中にはペイントが駐輪スペースを意味するかのように勝手に解釈されてしまい、自転車走行部分が駐輪スペースと化し、歩道が狭くなってしまって、結果として歩行者部分に自転車と歩行者が混在するような形になっている場所もあります。
自転車と歩行者の事故を防ぐどころか、かえって悪化させる助けになっているという皮肉な結果です。
税金の無駄であるばかりか、全く効果がない、むしろ事態を悪化させ、利用者の勘違いを助長する、愚策中の愚策でしょうね。
Posted by cycleroad at March 07, 2012 23:19
cycleroadさんのおっしゃるとおり、いろいろな勘違いを生むペイントですね。駐輪スペースと勘違いされるというのは、駐輪問題がある地域など、その対応策かと思われるかもしれませんね。確かに、駐輪スペースとして、色分けされているところもありますから。
そもそも、このように道路交通法の根本的な趣旨に合わないことをやっているから、矛盾や弊害が生じるのです。特に行政が勝手に出している看板は、ちゃんとした規制看板で出来ないことをやろうとしているので、矛盾だらけの表記だったりします。
【以下に続く】
Posted by man at March 08, 2012 15:02
【続き】
例として、やはり地元の国道17号の鉄道をまたぐ陸橋の手前に、こんな看板があります。
「お知らせ。この先歩道がないので、副道を通行してください。建設省。」
これは、道路(歩道がないので、車道でも歩道でもない)を歩く歩行者を守るために、車両に対しての指示かと思ったら、国交省に問い合わせたら、歩行者に対して言っていることでした。
道路同士の立体交差で、副道が遠回りにならない場合、陸橋やアンダーパスを自動車専用にする法的な規制がかかっている例が多いですが、この場所は、副道を行くと遠回りになるので、正確には副道ではなく、法的な規制もなく、だれでも、陸橋を通行できます。そういう法律的な整合性を理解せずに、規制がかけられないから、勝手に看板を出したのでしょう。結果、自動車優先で行政していることがばれてしまいました。

こういうことも、道路交通法の趣旨を理解していない人が見ると、役所は歩行者の安全を考えているのだと思うのでしょうね。役人も、法律の趣旨を知らないので、本当にそう思っている人が多いです。
道路上で、いろいろな通行者が同居するのが危険であるなら、100歩譲って、同等の制限が課せられるべきで、それ以前に基本は交通弱者優先です。片側2車線もあるのに、狭いから歩道が造れないと言い、歩車道の区別がなければ、普通の道路として、誰でも利用できる道になるのに、弱者を排除するとは、けしからんです。
Posted by man at March 08, 2012 15:03
manさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
どういう場所かはわかりませんが、ある程度想像はつきます。おっしゃるようなクルマ優先の規制にしているところは、日本中にたくさんあるでしょうね。
歩道橋なども、クルマのために歩行者をわざわざ迂回させるためのものであり、クルマを立体交差させるより大幅に割安なのは確かとしても、クルマ優先の道路行政を象徴しています。
もっとも最近は、老朽化で予算がなくて更新できずに減る傾向にあるようですが..。
行政がクルマ優先思考なのは明らかですが、それが当たり前のようになってしまい、市民もそれをけしからんとは思わなくなっているのも確かでしょう。
ただ、あまり声高に歩行者の権利を主張するのは、経済性を無視しているととられ、世間の共感は得られないと考える部分もあるのだろうと思います。
そのあたりは日本的と言えるのかも知れませんが..。
Posted by cycleroad at March 09, 2012 23:51
 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)