April 07, 2012

自転車で趣味を外に持ち出す

だんだんと屋外での活動にも向く季節になってきました。


休みの日に自転車に乗る人も増えてきますし、自転車に乗っていても、野外で過ごす人をよく見かけるようになります。散歩をする人、公園でお弁当を広げる人、さまざまなスポーツを楽しむ人もいます。陽気につられて、外へ出かけたくなる頃です。

Photo by Moja,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.たまに、楽器を持って屋外で練習している人も見ます。大きな川の河川敷とか、海岸や埠頭の先のほうとか、埋立地の公園、高速道路の高架下といった、人があまり来ないような場所です。自転車で近くを通ると、風に乗って音が聞こえてくることがあります。

新学期から音楽関係の部活に入った新入生でしょうか。趣味の楽器を再び練習し始めた人もいるでしょう。家で練習するのは近所迷惑だったりしますし、毎回スタジオを借りるのも出費がかさみます。野外での練習も、これからの時期なら気持ちがいいのはないでしょうか。

トランペットあたりになると音も大きく、たしかに家では練習が難しそうです。でも、人があまり来ない場所というのは、だいたい不便な場所です。電車の駅などからも遠い場合が多いので、自転車に乗って来ている人も多いに違いありません。

では、自転車で運べないような楽器の人はどうしているのでしょうか。例えばドラムセットなど、そうそう運べるものではありません。でも、屋外でドラムを叩いて練習している人を見たことはありません。やはり、ドラムセットごと貸スタジオなどを借りるしかないのでしょう。

と思っていたら、海外には上手く工夫している人たちがいるようです。ドラムと自転車という、ちょっと意外な組み合わせを使えば、他の楽器と同じように、野外で練習することも可能になります。あまり人が来ない場所へ行って、思う存分ドラムを叩くことも出来ます。

Drum-bike, thehum.bostonbiker.org

誰でも考えつくのが、トレイラーやカーゴバイクでドラムセットを運ぶ方法でしょう。普通の自転車では難しいですが、トレイラーなどがあれば、意外に運べるものです。セッティングは必要になりますが、場所さえ見つければ、青空スタジオでの練習が可能です。

Drum bike, www.silversprocket.netDrum bike, www.silversprocket.net

ドラムセットの形のまま、自転車に載せてしまう人もいます。自転車を改造して、ドラムの配置もそのままに移動してしまう、4輪のドラムバイクです。こちらは自転車のこぎ手とドラムの演奏者が別ですので、走行しながら音を鳴らすことも出来ます。パレードなどにも使えそうです。

The Drum Bicycle, www.copenhagenize.com

コペンハーゲンに住む Soren Juel さんは、自転車そのものをドラムセットにしてしまいました。タイヤをドラムにしているところがユニークです。音は違ってくると思いますが、大きなドラムセットを運ばずにすみます。実は、この方、楽器店のオーナーなのです。

The Drum Bicycle, www.copenhagenize.comThe Drum Bicycle, www.copenhagenize.comThe Drum Bicycle, www.copenhagenize.com

チェーンホイールの部分は、シンバルのようです。どんな音がするのでしょうか。さすがドラムショップを経営するだけあって、改造に使ったドラムのパーツも本格的なもののように見えます。サドルもトラム用のものに換えるこだわりようです。

The Drum Bicycle, www.copenhagenize.comThe Drum Bicycle, www.copenhagenize.comThe Drum Bicycle, www.copenhagenize.com

店によく来る自転車ショップの友人の言葉をきっかけに、このドラムバイクを思いつきました。自らドラムを叩きますし、コペンハーゲン在住ですから、ふだん自転車で移動しています。移動の途中でも、気が向けば自転車を止めて叩くことが出来ます。まさに趣味と実益、そして店の宣伝広告まで兼ねるという一石三鳥です。

Puncture Kit, www.puncturekit.co.uk

イギリスには、自転車のフレームを利用したドラムセットを使い、路上パフォーマンスをするアーティストがいます。イギリス国内だけではなく、世界各地へ出かけて演奏しています。自転車一台で、どこでも出かけて行ってパフォーマンスが出来る、自転車ストリートドラマーです。



サドルにまたがった状態で、そのまま演奏できるドラム自転車を作ってしまった人もいます。これならば、自転車で出かけて、音が出せる場所がみつかれば、即練習できます。やろうと思えば、信号待ちの間にもドラムを叩けてしまうかも知れません(笑)。

Drum Bike, www.break.com

練習用ではなく、パレードで使うために制作されたドラムバイクもあります。トロントで行われるカリビアン・カーニバルで使われたものです。ラテン系のカーニバルであれば、ドラムは欠かすわけにいかないでしょう。見た目も華やかな感じです。

Drum Bike, dandyhorsemagazine.com

わざわざ自転車にバイクを取り付け、ドラムバイクにするならば、やはり走行しながら演奏したくなる人が出てくるのは、当然予想されます。もちろん、安全面で懸念がありますので決しておススメは出来ませんが、リズムは刻めそうです。

Drum-Biking, thehum.bostonbiker.org



なんと、自動演奏するドラムバイクを作ってしまった人までいます(笑)。

Drum Bike, thehum.bostonbiker.org



こうして見て来ると、自転車とドラムという組み合わせを考えつく人は、意外に少なくないようです。ドラムの練習に困っているなら、自転車という手はいかがでしょう。この時期、陽気も良くなっていきますし、ドラムに限らず、他の趣味であっても、自転車で外へ持ち出してみるのもいいかも知れません。





関東でも桜が満開です。今日はちょっと寒かったですが、私も花見をしてきました。今週末、花見を楽しまれる人は多いでしょうね。

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この記事へのコメント
自転車で「家族」を外に持ち出す、、、安心して走れる道路環境を目指して、御堂筋サイクルピクニックに参加しました。
http://blog.goo.ne.jp/cycletown-osaka/e/cc5f4cc48b415ce88ded28c3f03c55ab

http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120408/20120408073.html
Posted by sharetheroad at April 09, 2012 10:49
sharetheroadさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
サイクリストが大勢集まったようですね。家族で参加できるのもいいと思います。
イベントに限らず、家族で自転車に乗って出かければ、それだけで楽しいですね。
Posted by cycleroad at April 09, 2012 23:17
サイクルロード様もお花見にいってこられたのですね。
私も先週の土日は花の様子を見に、サイクリングでリフレッシュしてきました。
やはりいいものですね、自転車は。乗るたびに再認識いたします。
また、お花見場所と駐車場の距離が遠いようで、自動車の方は大変そうでした。
自転車はその点、小回りや自由が利いて、ありがたいことです。お花見エリアのあちらこちらにスイスイと移動できますし。思うままに写真もたくさん撮ってきました。
あちこちの桜や池、綺麗な場所、おいしいお店、楽しいお店、思い出の場所を見に愛用の自転車でブラリブラリとしていたら、気づいたら1日に6時間近く自転車で移動していました。ひとつの場所を見たら、そういえば近くにあそこがあるなあと寄ってみたり、ここまで来たんだからあそこも寄ってみよう、となって、時間が経っていたわけですね。
楽しいことは時間を忘れる、と言います。まさにそれを体感した一日でした。自転車で運動し、お腹を減らしたあとの飲食も格別です。
Posted by 佐藤 at April 10, 2012 20:31
お花見の話は一旦置いておくとして、記事で紹介された、自転車楽器生演奏という文化には驚きました。
自転車にスピーカーを積んで音楽なりを流すというのは、商いとしてのアイデアのひとつとしてありましたが、生演奏までは。
音楽において、人に聴いてもらう、という点で、生演奏の右に出るものはありません。
動画を拝見しました。私が住んでいる近くの道や市街地で演奏してほしいぐらいです。
一風変わった手法の生演奏で人を楽しませる、地域が明るくなる。

日本でも、これぐらいが許容される社会になってほしいとは思います。
他の人と毛色が違っていても、多くの人が優しく接して、理解の目で見てもらえる社会に。
Posted by 佐藤 at April 10, 2012 20:34
佐藤さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
自転車で花見に出かけられましたか。陽気もよくなってきましたし、花見の名所のはしごも出来て便利ですよね。
文化とまで呼んでいいものかわかりませんが、世界には大胆な発想や行動力を持つ人がいるものです。
過去に取り上げた中には、ピアノやバイオリンなどを走行しながら演奏する人もいました。
自転車のパーツを楽器にしてしまう人も取り上げました。案外、自転車と楽器は相性がいいのかも知れません。
日本でも、もっと自転車を使ったストリートパフォーマーが出てきてもおかしくないと思います。
P.S
出来たら、「様」はやめていただけないでしょうか。様なんて呼ばれる柄ではないものですから..(笑)。
Posted by cycleroad at April 10, 2012 23:56
 
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