July 09, 2012

実際に実現可能な組み合わせ

空を飛ぶ乗り物は、いろいろあります。


一番身近な空を飛ぶ乗り物と言うと、旅行や出張などで乗るジェット旅客機ということになるでしょうか。そのほか、観光用のヘリコプターや、セスナなどのプロペラ機に乗ったことのある人もいるでしょう。今では多くの人が、飛行機などで普通に空を飛んでいます。

しかし、鳥のように直接自分で風を受けて空を飛ぶという体験をしたことのある人は、それほど多くないかも知れません。前回は自転車を使って空を飛ぼうとする人たちを取り上げました。鳥のように風を受けて、自分の力で空を飛びたいと考える人たちです。

ただ、自分の力で空を飛ぶと言っても、鳥人間コンテストのような人力飛行機は大きな翼のある機体が必要ですし、人力ヘリコプターは、まだ数十秒しか滞空出来ず、現実的ではありません。でも、実用的な方法によって、すでに自転車による空中散歩を楽しんでいる人たちがいます。

Para-Cycle, www.para-cycle.comPara-Cycle, www.para-cycle.com

その名も“Para-Cycle”、モーターパラグライダーを使うという方法です。モーターパラグライダーにリカンベントスタイルの自転車をプラスした形です。動力を使うことは間違いないので、純粋な自転車とは言えないかも知れませんが、リカンベント型自転車で空を飛びます。

空を飛ぶだけなら、モーターパラグライダーで充分なわけで、わざわざ自転車にする必要はありません。つまり、あくまで自転車で空を飛ぶための手段としてのモーターパラグライダーというわけです。開発者も、自転車とモーターパラグライダーの融合と位置づけています。



普通のパラグライダーは飛び立てる地形、場所が限られます。一方、モーターパラグライダー (パラモーターとも言う) なら、広い場所であれば地上から直接飛び立つことが出来ます。風を受けて鳥のように飛び立ち、それまでいた地上を眼下に見て飛び回ることが出来ます。

モーターパラグライダーは、空を飛ぶ手段として、もっとも安全なもののうちの一つと言われており、最近人気が高まりつつあるスポーツです。これと世界中に愛好者のいる自転車とを融合させることで、新しい種類のスポーツを作りたかったのだそうです。

Para-Cycle, www.para-cycle.comPara-Cycle, www.para-cycle.com

そして、鳥のように空を飛びたいという人々の夢をかなえる自転車でもあります。純粋に人力だけだと、まだまだ困難で制約も多い中で、現実的で、充分に実用的な手段がモーターパラグライダーを使うという選択肢だったわけです。これによって、人々は鳥のように風を感じながら空を飛ぶことが出来ます。

もちろん、普通の自転車店では売っていませんが、“Para-Cycle”のサイトを通して実際に購入することも出来ます。9千5百ドル程度と言いますから、高級なスポーツバイクの価格帯に入る値段です。この金額で空を飛べるなら、むしろ安いと言えるかもしれません。

Para-Cycle, www.para-cycle.comPara-Cycle, www.para-cycle.com

空飛ぶ自転車を実現する方法は、ほかにもあります。それが“ParaBike”です。先ほどのと似たネーミングですが、こちらはパラグライダーではなく、気球と自転車を組み合わせています。パラグライダーのプロペラに似ていますが、こちらのプロペラはペダルをこいで回しています。

ParaBike, www.parabounce.com

気球によって浮上し、ペダルをこぐ力が推進力というわけです。こちらのほうが、より空中散歩というイメージに近いかも知れません。これなら子供からお年寄りまで誰でも乗れます。気球の浮力でふわふわ空中に浮かびながら、自転車をこいで空を進むことが出来ます。

ParaBounce, www.parabounce.comParaBike, www.parabounce.com

この“ParaBike”による自転車空中散歩を提供している One Giant Leap 社は、自転車ではなく直接気球に身体を結びつけた、“ParaBounce”と呼ばれる空中浮遊体験も提供しています。これも、手軽に誰でも空中散歩気分を味わえる手段の一つです。

ParaBike, www.parabounce.comParaBike, www.parabounce.com

“ParaBike”も“ParaBounce”も、何のライセンスも技術もいりません。従来の方法で空を楽しむためには、何らかのライセンスや許認可、技術、体力などさまざまな制約がありました。これらは8歳の子供から98歳のおばあさんまで、誰でも気軽に楽しめるという点で画期的と言えるでしょう。



この気球自転車のほうは、個人で所有しようと思うと大変ですが、機会があったら一度体験してみたいと思う人は多いのではないでしょうか。日本でも、どこか観光地などで導入を検討してもらいたいものです。普通のどこにでもあるレンタサイクルと違って、話題になることは間違いないでしょう。



ちなみに、気球は風にあおられたりすると自由に制御出来なくなる可能性があります。風が強いとフライトは難しそうです。しかし、同社ではドーム型のテントを使い、その中で飛行させることも可能にしています。これなら風の影響はありませんし、臨時のイベントなどにも使えそうです。

ParaBike, www.parabounce.com

全部人力でとなると、まだまだハードルが高いですが、ここで挙げた以外にもモーターパラグライダーや気球など現実的な手段と組み合わせることで、空を飛ぶ自転車を楽しんでいる人がいます。前回、今後は自転車が空へ進出する可能性があると書きましたが、すでに自転車も空を飛ぶ乗り物と言えるのかも知れません。





梅雨明けが待ち遠しい時期です。オリンピック開幕も楽しみですね。

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