June 16, 2013

世界の人々の自転車への思い

世界中に自転車の愛好者がいます。


日本にも8千6百万台とも言われる自転車があり、人数だけでいったら有数の自転車大国です。自転車を利用する人は多いわけですが、自転車愛好家というのとは少し違います。単にママチャリで最寄り駅まで利用するという人が大半であり、特に好きということではないでしょう。

日本で自転車と言うと、子供や主婦の乗り物というイメージを持つ人が少なくありません。40年以上の長きにわたって、自転車を歩道走行させるという世界でも類を見ない非常識な自転車行政が行われてきたため、特異な自転車文化が育っていることも背景にあります。

日本では自転車が歩道を走行するのが当たり前なため、足付き性が良く安定しているものの、重くて遅いママチャリが市場を席巻しています。そのため、自転車本来のポテンシャルは理解されず、自転車は鈍重で疲れる乗り物で、近所までの下駄代わりくらいにしか思っていない人が大多数です。

一般的な利用者は、歩きの延長のような感覚で歩道走行するため、交通ルール無視が甚だしく、無秩序でモラルが低いと言わざるを得ません。こうした背景もあって、歩行者からもクルマからも邪魔にされ、嫌われるケースも多いのが実際のところでしょう。

放置自転車などが社会問題となっていることもあり、自転車自体が見下され、欧米と比べると非常に低い評価しか受けていません。自転車本来の素晴らしさや、なぜ世界でこんなにも自転車が愛されているかを理解している人は一部にとどまっているのが現状と言えると思います。

自転車ロードレースがサッカーと二分するくらい人気のあるスポーツであるヨーロッパの国とは、自転車のイメージが違うというのもあるでしょう。日本で自転車スポーツと言えば競輪を思い浮かべる人が多く、オリンピック種目であるにもかかわらず、公営ギャンブルの印象が強く、あまり良いイメージではありません。

スポーツとしての人気が低いだけでなく、欧米のように自転車をドアツードアで使うのではなく、電車への接続として使うため、自転車が立派な都市交通たりえると理解している人も少ないのが現状です。自転車愛好者なんて、オタクか変わり者としか思っていなかったりします。

海外ではスポーツとして、趣味として、楽しみとして、日常の移動手段として、そしてライフスタイルとして、自転車を愛している人が大勢います。日本人の多くはピンとこないと思いますが、自転車は単なる趣味の枠を超え、主張や信条、生き方になっているような人も少なくないのです。

ほかの趣味と比べても、単なる趣味以上のものと位置づける人が多く、環境に対する考え方ともあいまって、まさにライフスタイルを象徴するものとして強い愛着を感じている人も多く見かけます。一部の愛好者を除いて、なかなか日本では理解してもらいにくい面がありますが、それくらい熱烈に自転車が好きな人たちがいます。

海外の動画を見ていただくと、少しはそのあたりを感じていただけるかも知れません。日本では、まず作られないような自転車動画がたくさんあります。日本と比べ、いかに自転車という選択がクールで、いいイメージで、かっこいいと感じているか、今世界で広範に支持を集めているか、おわかりいただけるかも知れません。

海外の動画の中から、自転車への情熱や思いが感じられるようなものを集めてみました。一部、過去の記事で取り上げたものと重複しているものもありますが、あらためてピックアップしてみました。時間のある時にでも、ぜひ再生して見てください。

The Holstee Manifesto: Lifecycle Video



ニューヨークだと、どうしてこう絵になるのでしょうか。本編に流れるメッセージも力強いものがあります。

Kaiser Permanente's "Community Bike" Commercial



他人の自転車を勝手に乗っているのではなく(笑)、都市で自転車を共有するバイクシェアリングのCMです。

Be Bold Night Bikes



携帯端末のCMですが、夜の街に浮かび上がる鮮やかな光を放つホイールが印象的です。

Fietsersbond - Fietsers komen heel wat hindernissen tegen (volledige versie)



こんなことが出来たらスゴイという技も混ざっていますが、自転車通勤の楽しさが描かれています。

THE POWER OF BICYCLES



この動画の意味がよくわからないという方は、ぜひ下の記事を読んでみてください。

自転車で救急車をつくる活動
アフリカの大地に輝く自転車
自転車で復興支援と貧困撲滅
アフリカの大地に輝く自転車
買い物するだけでも役に立つ

What is Bicycle Travel?



飛行機でひとっ飛びもいいですが、自転車で行く旅にあこがれている人は少なくないのではないでしょうか。

Nfta 1



自転車が使える距離なら自転車を使おうという人は世界中で増えています。

People For Bikes: If I Ride



自転車に乗る理由はさまざまだけど、求めているものは皆同じというメッセージです。

THE MAN WHO LIVED ON HIS BIKE



これは以前にも取り上げましたが、その後いろいろな賞をとったようです。

The Flying Pigeon Bicycle



ドラマのシーンを見ているようです。世界中で、さりげない日常の中に自転車があります。

Bikes Make Life Better -- Projection Art



自転車が人生をよりベターにする、このことを実感している人が自転車を愛する人なのだろうと思います。

◇ ◇ ◇

どれも自転車が素敵に描かれています。人々の自転車に対する思いや、自転車に対するイメージが反映されていると思います。こうした動画、海外のものは、他にもたくさんあると思いますが、日本の動画の中には、なかなか見つからないのが残念です。





残念ながら、やはりブラジルとの差は大きいといわざるを得ませんね。

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