January 03, 2014

使わなくなるもの必要なもの

あけましておめでとうございます。


2014年が始まりました。今年も、さまざまな角度から自転車の話題を取り上げ、自転車が趣味の方々と情報をシェアできればと思っています。必ずしも日々の自転車ライフに役立つ情報とは限りませんが、雑談のネタにでもしていただければと思います。

あけましておめでとうございます

さて、お正月ということで、おせちに雑煮、門松に鏡餅、お年玉に初詣など、この時期ならではの風物詩に囲まれて過ごされている方も多いと思います。ただ近年は、凧揚げ、獅子舞、餅つきに福笑いなど、あまり見なくなってきた風習も少なくありません。

破魔矢 Photo by Tomomarusan,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.将来、年賀状もそうなる可能性があります。お年玉年賀はがきの売り上げは減る一方です。確かにメールやラインなどのSNSというケースが増えていますし、紙の年賀状が減っている人は多いのではないでしょうか。年末の忙しい時期の年賀状作成は大変なので、好ましい傾向と考える人もあるでしょう。

メールやSNSなどによるコミュニケーションが当たり前になる中、数少ない郵便で出す書状の一つ、年賀状ですが、出すとしても印刷や、パソコンとプリンタなどを使って作成するのが一般的になってきました。手書きの年賀状を出す人は激減していると思います。

お正月に書初めをする人も、冬休みの宿題である小学生を除けば、相当少なくなっているに違いありません。そうでなくても、ふだんから手書きで文字を書く機会は減っており、何か書くにしても、せいぜい自分の氏名と住所くらいというケースがほとんどでしょう。

年賀状の販売 Photo by Tokoro ten ,under the GNU Free License.私も、たまに文字を書くと、字が下手になっていることに愕然とします。元々上手くありませんが、以前よりさらに下手になっています。また、簡単な漢字が思い出せないこともあります。ふだんパソコンやケータイ、スマホなどで漢字変換に依存しているため、漢字が読めても、書けない時があります。

やはり、ふだんから書いていないと忘れてしまうということなのでしょう。たまに書こうとすると、字を書くための手の筋肉を使わなくなっているためか、動きがぎこちなっている気がします。ただでさえ上手くない字が、子供の字のような下手さになっていたりします。

そんな人も多いのか、最近は「美文字」ブームなのだそうです。美しい文字をテーマにした書籍が出版され、TV番組になったり、スマホのアプリがあったり、もちろん教室に通う人もいます。昔から、字が上手くなりたいというのは一般的な願望ということもあります。

美文字練習帳手書きする機会は減っているものの、何かの機会に人に見られたとき、字が下手だと恥ずかしいのも確かです。逆に字が上手だと、それだけで一目おかれたりします。文字を書かなくなって、下手になっているから余計に上手くなりたいという欲求があり、美文字ブームなのかも知れません。

現代の生活では、文字を書く代わりにキーボード、あるいはケータイやスマホの文字入力ですんでしまいます。それで特に不便はないのに、やはり文字が書きたい、それも上手い字を書きたいというのは、人間の根源的な欲求に近いのかも知れません。

会議やセミナーなどでは、メモをとるのが紙ではなくノートパソコンだったり、ボイスレコーダーだったりという人も多いでしょう。後で内容まで検索出来るので、最初からデジタルで入力するほうが便利です。そのため、ホワイトボードの手書き文字をテキストに変換してくれるシステムなどもあります。

美文字の鉄則文章を書く時、デジタルならば削除したり、移動したり、コピーして貼り付けたりなど、編集がラクです。手書きにないメリットがいろいろあります。一方、手書きにも、年賀状などで、もらって嬉しい、気持ちが伝わるといったこと以外にも利点があります。

何かを覚える時に、文字で書いて覚えると忘れにくいという特性があります。子どもの頃、漢字を覚えるため、延々と紙に書いて練習したのも、効果的な方法だったわけです。文字だけでなく、何かを暗記するのにも紙に書いて覚えた人は多いはずです。

手書きのほうが、アイディアが出やすいとか、思考の整理になると指摘する人も少なくありません。手で書く動作によって、脳が活性化されることによる効果だと言います。そのような研究もあります。いわゆるマインドマップなどを書くにしても、手書きのほうが自由に展開できるのは間違いありません。

鏡餅 Photo by midorisyu,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.このあたりは個人差もあるのでしょうが、有名な作家や研究者、著名人などが、手で書くことによって脳が反応し、ただ考えるだけでは、思い浮かばないような意識が顕在化したり、ひらめきが呼びおこされたりするといった趣旨のことを書いています。やはり何かあるのでしょう。

墨と毛筆を使って文字を書く機会は、さらに少ないと思います。しかし、やってみると、なぜか心が落ち着き、集中し始めると没頭できて、癒しやストレスの解消になるということもあります。お正月に書初めをすると、何か「すがすがしさ」があります。

手書きなんて、時代に逆行するアナログの最たるものかも知れません。ほとんどキーボードなどで足りるのに、手書きで文字の練習なんて無駄と言えば無駄です。しかし、あえてそれをやろうと考える人が増えている、美文字がブームになるのは、何か理由がありそうです。

筆と硯 This image is in the public domain.デジタル化で、どんどん便利になっていくのはいいですが、どこか人間として、あるいは脳の機能において、無意識にバランスをとる必要を感じているのかも知れません。無駄な行為のように見えて、脳が活性化する、記憶力が良くなる、アイディアが出るなど、意外にメリットを感じる人が多いのかも知れません。

最近やっていないこと、やることが少なくなったことを、あえてやってみるのも一興でしょう。とかく慌しい現代生活を送っていると、忘れていること、やらないこと、考えないことがあります。そんなことをやってみる、考えてみるにも、お正月休みはいい機会なのではないでしょうか。





今年もマイペースで更新していこうと思います。本年もよろしくお願いいたします。

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