May 03, 2014

常識に囚われないアイディア

ビジネスの世界には競争があります。


特許や、他社にマネのできない技術などによって市場を独占するような会社でもない限り、ライバル企業との間で熾烈な販売競争を繰り広げることになります。でも、それが価格を下げるだけの消耗戦となるのは避けたいところでしょう。なるべくなら他社と違う特徴を前面に出し、差別化を図ることを考えます。

しかし、自転車やその関連商品のような成熟した商品の場合、差別化は難題です。大手メーカーなら宣伝広告費をかけたり、ブランド戦略を勧めることも出来るでしょうが、中小新興メーカーなどの場合アイディアが勝負で、差別化と言っても、なかなか簡単ではないのが実際のところでしょう。

長年販売されてきた商品の場合、消費者には、ある種の固定観念があります。その顧客の中にある常識を打ち破るようなアイディアによって、新しい価値を生み出し、他との差別化を図ろうとするのは一つの戦略となるでしょう。ネット上には、そんなアイディアがあふれています。

必ずしも、それが効果を上げるとは限りません。10のうち1つか100に3つか、簡単にヒットしないのもまた現実だと思います。ただ、そうしたアイディアを見ていると、自分も固定観念にとらわれていたことに気づかされることが少なくありません。今回は、そんな中から、いくつかピックアップしてみたいと思います。

High heel bicycle shoesHigh heel bicycle shoes

ハイヒールのビンディングシューズです。この発想はなかった人が多いと思います。ママチャリであれば、あるいは可能かも知れませんが、女性がハイヒールで自転車に乗るというのは、普通はナンセンスでしょう。ビンディング・ハイヒールとは、なかなか面白いアイディアです。

High heel bicycle shoesHigh heel bicycle shoes

あまり高いヒールだとソールの角度の問題がありそうですが、ハイヒールであっても、ビンディングがついていればペダルに固定できます。ハイヒールをはいたことがないので想像ですが、足の土踏まずではなく、きちんと拇指丘付近でペダルをこげる人なら、ペダルをこぐのには問題なさそうです。

Boske Wooden BikeBoske Wooden Bike

こちらは、日本にも進出している北欧の家具チェーン、IKEAに触発されたという販売方法のアイディアです。組み立て式の木の家具ならぬ、組み立て式の木の自転車です。イケアのように、ダンボールに入った状態で持ち帰り、自分で組み立てるというわけです。

Boske Wooden BikeBoske Wooden Bike

普通の家具店で、出来上がった状態の家具を買うのと同じように、多くの人は、自転車も出来上がった状態で買います。自転車販売の方法にイケア式を取り入れるというアイディアです。これが受け入れられるかどうかは別として、誰でも簡単に組み立てられる自転車を、セルフ方式で販売するのは、新しい発想かも知れません。

Cycle + Air PumpCycle + Air Pump

こちらは、見たとおりですが、サドルがポンプになっています。出先でのパンクした場合でも、ポンプのある場所を探す必要はありません。空気入れを携行するのに、自転車のフレームに内臓されていれば邪魔になりません。携行し忘れも防ぐことが出来ます。

Cycle + Air PumpCycle + Air Pump

似たアイディアで、シートポストを利用するというのは過去にもありましたが、そのままの状態でサドルを押して空気を入れるというのは、なんともユーモラスな感じがあります。それほど大きな重量増加にもならないでしょうし、同じパイプ型なことを考えれば、シートポストで代用するのはリーズナブルです。

Cycle MonkeyCycle Monkey

マウンテンバイクでオフロードを走行する時、走行面のデコボコの激しいところでは、チェーンがチェーンステーなどにぶつかる、いわゆるチェーンスラップが起きることがあります。フレームが傷つきますし、うるさい音も発生します。チェーンのトラブルにもつながります。

このチェーンスラップを防ぐために、チェーンを二重にしたユニークな機構を、カリフォルニアのメーカーが開発しています。ディレーラーとスプロケットの歯数の関係などもあるわけですが、このドライブ・トレーンによって、チェーンのブレが最小になるように考えられています。

LOOPLOOP

こちらは、なんの変哲もない自転車駐輪用のラックのように見えます。実は、このラック、ゴム系の素材で出来ていて、金属製ではありません。地味な違いではありますが、自転車用のラックは、盗難防止の観点から頑丈なもの、金属製が当たり前だと思っていた常識を裏切る製品です。

ゴム系のラバー素材なので、自転車は傷つきません。中にはワイヤーが通っており、切断は困難なので、盗難防止にも配慮されています。歩いていて、うっかりぶつかっても柔軟性があって、しなります。柔らかい素材でケガをしにくい点も、使う人や歩行者に優しいデザインとなっています。

LOOPLOOP

駐輪ラックも金属製の硬くて冷たく無骨なものより、柔らかく弾力があるほうが優しいイメージになります。街もカラフルで明るくなるでしょう。地味な違いですが、言われてみれば、金属である必要はないわけで、このあたりも固定観念がある部分ではないでしょうか。

目から鱗とまではいきませんが、どれも、ありそうでなかったアイディアだと思います。それぞれを見ると、固定観念や常識にとらわれていたことに気づかされます。これらのアイディアが実際に商品化されるか、あるいは商品されて、どれだけ売れるかはわかりません。

なかなか大ヒットというわけにはいかず、販売競争に、どれだけ貢献するかも未知数です。ただ、日夜新しい発想で、これまでにないものを生み出そうという努力が続けられています。そんな競争があるからこそ、私たちの生活を便利に、快適にする製品の進歩が生まれてくると言えそうです。





ゴールデンウィーク後半、外で運動する人も多いのではないでしょうか。日焼け対策や熱中症にも注意ですね。

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